パーソナルカラーなどで注目される色の知識。
仕事だけではなく生活の中でも活用できるため、色彩系の検定試験が人気です。
中でも有名なのが次の2つ
- 色彩検定協会認定の色彩検定
- 東京商工会議所実施のカラーコーディネーター検定
しかし・・・
- 2つの検定の違いは?
- どちらを取得したらいいの?
と迷っている方もいるのでは?
この記事では色彩検定とカラーコーディネーター検定の違いを解説します。
色彩検定とカラーコーディネーター検定はどんな検定?
色彩検定 | カラーコーディネーター検定 | |
---|---|---|
実施団体 | 公益社団法人色彩検定協会 | 東京商工会議所 |
実施レベル | 3級・2級・1級・UC(ユニバーサルカラー)級 | スタンダード・アドバンス |
試験形式 | 3級:マークシート方式 2級・UC級:マークシート形式(一部記述) 1級:1次…マークシート方式 2次…記述方式(一部実技) | 多肢選択式 |
受験料 | 3級:7,000円 2級:10,000円 1級:15,000円 UC級:6,000円 | スタンダード:5,500円 アドバンス:7,700円 |
受験場所 | 全国各地の受験会場 | IBT方式:自宅などのパソコンでインターネットを使用して受験 CBT方式:全国各地のテストセンターでパソコンを使用して受験 |
試験日程 | 夏期(6月下旬) 冬期(11月中旬) ※1級は冬期のみ | 7月/10~11月 指定された期間内に受験する |
実施レベルの違いや、試験形式の違いなどがありますが、内容にも違いがあります。
色彩検定とは
色彩検定は文部科学省も後援しており、色彩に関する検定の中でも受験者が多い検定です。。
現在、色彩検定では3級、2級、1級に加え、2018年12月よりUC(ユニバーサルカラー)級が加わりました。
どの級からでも受けることが可能。
3級は基礎的な内容なので、就職・転職に役立てるなら2級以上の取得を目指したいところ。
3・2級は約8割の人が合格と、比較的取得しやすい検定と言えそうです。
公式テキストや通信講座などでしっかり勉強して臨めば合格は難しくありません。
また通信講座を利用した勉強方法もあります。
カラーコーディネーター検定とは
様々な検定を実施し、日本経済の発展を目指す東京商工会議所が実施しているカラーコーディネーター検定。
カラーコーディネーター検定ではスタンダードとアドバンスの2つのクラスがあります。
特に2021年はスタンダードクラスの合格率が高いですが、他の年を見ても7~8割ほどの合格率。
アドバンスクラスは5~6割ほどの合格率です。
カラーコーディネーター検定も公式テキストや通信講座で勉強して合格を目指します。
こちらもキャリカレを利用しての勉強可能。
パーソナルカラリストとカラーコーディネーターの違いも解説しています。
なお、 ユーキャンのカラーコーディネート講座 は、色彩検定には対応していません。
代わりに パーソナルカラリスト検定 に対応しています。
色彩検定やカラーコーディネーター検定を取得するメリットは?
色彩の知識を証明する色彩検定とカラーコーディネーター検定。
取得するメリットで共通することを考えてみましょう。
- 就職・転職に活かせる
- 今の仕事に色彩の知識を取り入れられる
- ファッションやインテリアなど、センスアップにつながる
就職・転職に活かせる
どちらも履歴書に書ける検定。
色彩の知識はファッション、メイク、インテリア、デザイン関連の仕事はもちろん、販売や企画、商品開発などを行う仕事でも活かせる場面はたくさんあります。
色は心理学にも関係が深いので、医療や福祉業界、教育業界でも。
就職や転職の際に色彩の知識を持っている証明としてあなたの武器になりますよ。
より仕事に役立つ知識として、色彩検定の2級以上、カラーコーディネーター検定のアドバンスクラスを取得しておくとよいでしょう。
今の仕事に色彩の知識を取り入れられる
受験者は就職のために取得する学生が目立ちますが、現在の仕事に活かすために受験する社会人も増えています。
プレゼンテーション資料の作成、売り場の商品を引き立たせる工夫、多くの人に注目してもらえる広告など、色彩の知識を活かす場面はあふれています。
なんとなく選んでいた色を、色彩の知識を得ることで説得力のある提案ができるように。
ファッションやインテリアなど、センスアップにつながる
色彩の知識は日々の暮らしも豊かにしてくれます。
ファッションやインテリアなどの選択にも色の知識があればセンスアップ。
よりショッピングが楽しくなりそうですね。
色彩検定が向いている人とは?
色彩検定は文部科学省後援ということもあり、認知度が高い検定。
就職や転職、キャリアアップなどで、アピールできる資格がほしい人には色彩検定はおすすめです。
また、色彩検定は会場受験なので、試験日に都合を合わせられることが必要です。
向いている人
- 色彩検定は認知度が高い
- 会場受験の日程に合わせられる人
カラーコーディネーター検定が向いている人とは?
カラーコーディネーター検定は、ホームページを見てもらうと分かるように、「仕事に役立つ実践的な色彩の知識」を重視している検定と言えます。
ファッションやデザインなどの色彩知識だけでなく、プレゼンテーションや商品開発、販売などの仕事にも活かせる知識も学べます。
そして、カラーコーディネーター検定の大きな特徴は受験スタイル。
IBT方式で、ネット環境が整ったパソコンがあれば自宅などで受験することができ、日程も期間内に受験すればいいので、自分の都合のいい日に受けられます。
パソコンがなくても、CBT方式で自分の都合のつく日を選択することが可能。
試験日に仕事の休みが取りにくい人、家事や育児などで受験会場に行くのが不安な人など、日程の決まった会場受験はハードルが高い人には嬉しい検定ですよね。
向いている人
- 仕事に役立つ色彩知識を学びたい人
- 自分の都合で受験をしたい人
まとめ
ポイント
- より認知度の高い資格がほしい人は色彩検定
- 試験日程を自由に選びたい人はカラーコーディネーター検定
色彩の持つ効果は年々注目が高まっており、色彩検定やカラーコーディネーター検定を取得している人材も注目されるようになってきています。
なにより、色彩に関する勉強をすることで、身近にある色により魅力を感じることができて面白いですよ。
あなたに合う形で、ぜひ色の知識を勉強してみてくださいね。