ITパスポートは情報処理技術者試験の中の一つですが、国家試験のわりに難易度が低いので、誰でも1発合格できる可能性がある試験。
‟ITパスポート”って「Web系の仕事に就きたい人のための資格かな」と思っていませんか?
しかし、ITパスポートは「ITを利用・活用する全ての社会人と学生」のための資格試験。
マーケティングや法務などの経営全般の知識、ネットワークの知識など社会人として身につけておかないと恥ずかしい基礎知識が問われる試験なのです。
難易度/合格率 | / 52.8% |
受験資格 | 誰でも受験可能 |
試験形式 / 時間 | 四肢択一問題 (CBT式試験で随時受験可能)/ 2時間 |
勉強方法 | フォーサイト スタディングなど |
勉強時間 | 3~4カ月 |
受験料 | 5,700円 |
合格率50%:ITパスポートは国家試験の中でも難易度低め
さきほどもお伝えしましたが、ITパスポートは全部で12個ある情報処理技術者試験の中で最も難易度が低い入門試験です。
合格率
2019年2月度 | 過去の累計平均 | |
受験者全体 | 52.8% | 52.2% |
社会人のみ | 62.7% | 62.0% |
表を見てわかる通り、合格率は毎年 50%前後で安定しています。
「2人に1人は不合格なの?」と思ったかもしれませんが、国家試験の中ではかなり合格率は高い試験といえるでしょう。
どんな問題が出る?ITパスポートの試験について
試験形式 | 全100問の四肢択一 (ストラテジ分野35問・マネジメント分野20問・テクノロジ分野45問) |
試験時間 | 120分 |
試験日程 | CBT式で随時受験可能 |
合格基準 | 総合評価および分野別評価すべてにおいて合格点を上回っていること ※詳しくは別記事へ |
受験料金 | 5,700円 |
ITパスポートの試験範囲は次の3つの分野に分かれていて、試験では全100問の四肢択一問題が出題されます。
- ストラテジ・・・企業と法務、経営戦略などの経営分野
- マネジメント・・・開発技術やサービスマネジメントなどのIT管理分野
- テクノロジ・・・コンピュータシステムや基礎理論などのIT技術分野
こんな問題が出されます!
Q.内部統制を機能させるための方策として、適切なものはどれか。
(ア) 業務範囲は役割分担を示す職務記述書を作成しない。
(イ) 後任者への引継ぎ書を作成しない。
(ウ) 購買と支払の業務を同一人に担当させない。
(エ) システム開発と運用の担当を分離しない。
ITパスポートは会場でパソコンを使用して行う CBT 試験で行われ、試験は全国の会場で随時開催されています。
会場によって異なりますが、土日を中心に週に1~3回のペースで行われているので、自分の好きなときに受験することができます◎
勉強時間×お金で選ぶ!ITパスポート合格のための勉強方法
ITパスポート試験のための勉強方法は主に2つです。
- 独学
- 通信講座
実際に受験した人の話を聞くと、ITパスポート試験にかかった勉強時間は平均で3カ月前後。
しかし、通信講座を利用した人の中には1ヵ月や2カ月という人も多く、通信講座の方が効率よく学べて短期間で試験にのぞめることがわかります。
お金をかけたくないなら独学で勉強する
難易度がそこまで高くないこと、さらに書籍・ネット上で試験対策の情報が得られることから、独学で勉強する人は多くいます。
公式テキストは発売されていませんが、以下の書籍が人気なので検討してみてください。
お金をあまりかけたくない人や時間をかけて勉強できる人におすすめの方法です。
通信講座で短時間&効率的に勉強する
ITパスポートは難易度が高くないとはいえ2人に1人は不合格になる国家試験です。また試験範囲も3分野にわたることから、独学では難しいと感じる人も多くいます。
そんな人は通信講座を利用することを考えましょう。
通信講座を使えば、出題傾向や重要ポイントを見極めたテキストや添削レポートで、効率的に合格を目指すことができるでしょう。
おすすめ通信講座BEST3!
ITパスポートを役立てる仕事・転職とは
ITパスポートはIT系資格の中でも基本の入門資格となります。
また、対象としているのが「ITを利用する全ての社会人や学生」としていることから、Web関係の会社に転職したい人やプログラマーになりたい人にはあまり武器となる資格ではありません。
しかし、一社会人としてITの基礎知識や経営知識を身につけている証とはなります。
現代の企業では顧客管理や販売システム、経理など至るところでITが活用されているため、どんな業種・部署であれ、ITパスポートで得た知識は役立てることができるのです。
「最低限の知識を身につけている」「社会人として経営の仕組みを理解している」ことはあなたの大きな武器となるでしょう。
ITパスポートのまとめ
- ITパスポートは情報処理技術者試験の中で最もレベルが低い入門試験(国家試験)
- 合格率は50%ほどで難易度は低め
- ストラテジ・マネジメント・テクノロジの3分野
- CBT式試験で全国の会場で随時受験可能。
- 短時間&効率的に学びたい人はフォーサイトなどの通信講座を利用する
難易度/合格率 | / 52.8% |
受験資格 | 誰でも受験可能 |
試験形式 / 時間 | 四肢択一問題 (CBT式試験で随時受験可能)/ 2時間 |
勉強方法 | ・フォーサイト ・スタディングなど |
勉強時間 | 3~4カ月 |
受験料 | 5,700円 |
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