「奥深いパンの世界を迷うことなく案内できる幅広い知識を持った人」を目指すパンシェルジュ検定。
パンの製法や歴史、最新トレンド、衛生管理、発酵学まで学べるため、大好きなパンを “食べる・作る・語る” 楽しみが格段に深まります。
3級〈ベーシック〉・2級〈プロフェッショナル〉・1級〈マスター〉と段階的に挑戦できるのも魅力ですが、「実際どんな問題が出るの?」「どう解けば点が取れる?」と気になる人も多いはず。
この記事では 公式テキストと過去問 を軸に、級別の出題傾向と解き方のコツを解説します。例題に挑戦して合格ラインをイメージしましょう。

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パンシェルジュ検定の試験概要
級 | 問題数 | 試験時間 | 合格ライン | 受験料 |
---|---|---|---|---|
3級 | 100問 | 70分 | 70点以上 | 4,600円 |
2級 | 100問 | 70分 | 70点以上 | 5,800円 |
1級 | 80問+レポート | 70分+40分 | 80点以上 | 7,500円 |
検定は毎年3月・9月(日曜)に実施。会場(札幌・東京・名古屋・大阪)かオンラインを選択できます。
オンラインはカメラ付きPC必須&開始時間厳守です。
パンシェルジュ検定3級の過去問
3級はパン作り・パン屋巡りが趣味の人や販売スタッフに人気。100問・70分の4択マークシートで、70点以上が合格ライン です。
出題は次の7分野から均等に出ます。
- パンの歴史
- パンの種類と分類
- パンの材料と道具
- パンの製法
- パンを作る工程
- パンをおいしく食べるには
- 食品衛生について
パン酵母の働きを解明した人物を、次のうちから選びなさい。
- ニコラス・ルブラン
- マイケル・ファラデー
- ルイ・パスツール
- ロベルト・コッホ
カレーパンの考案された年を次のうちから選びなさい。
- 1907(明治40)年
- 1921(大正10)年
- 1927(昭和2)年
- 1950(昭和25)年
卵黄に含まれる脂質の一種であるレシチンの働きはどれか。次のうちから選びなさい。
- 発酵をよくする
- 香りをよくする
- 酸味を出す
- 老化を遅らせる
スポンジ法の長所のうち、正しくないものはどれか。次のうちから選びなさい。
- ボリュームのあるソフトなパンに仕上がる
- 工程が少ないため、作業時間が短くすむ
- 機械耐性があり、材料の影響をほとんど受けない
- 老化が遅い
メイラード反応で生成される、生地の色を褐色にする色素を、次のうちから選びなさい。
- メラニン色素
- ブラウン色素
- メラノイジン色素
- メイラード色素
フランスパンの食べどきはいつか。次のうちから選びなさい。
- オーブンから出したばかり
- 焼きたて1時間以内
- 焼きたて3時間以内
- 次の日の朝
加熱による殺菌法はいくつかあるが、次の組み合わせのうち正しくないものはどれか選びなさい。
- 熱湯による加熱 80℃以上 5分以上
- 蒸気による加熱 100℃ 15分以上
- 煮沸による加熱 100℃ 1分以上
- 熱風による加熱 80℃前後 30分以上
攻略ポイント
- 公式テキストの太字用語と数値に必ずマーカー
- 章末問題→解説→再読のサイクルを2回転
- 語句は「音読→書き取り→ミニテスト」で定着
パンシェルジュ検定2級の過去問
2級は製パン専門学生やパン教室講師、食品メーカー営業など “実務寄り” の受験者が中心。マーケットやフードペアリングの最新動向にもアンテナが必要です。
- パンのマーケット
- パンのトレンド
- 小麦について
- パンの世界が広がる材料
- パンづくりの工程
- パンとのコンビネーション
- 天然酵母について
パンの品質表示に関する法律はいくつかあるが、次に上げた中で、二つとも法的な拘束力をもたないものはどれか。
- JAS法と健康増進法
- 景品表示法と健康増進法
- 食品衛生法とJAS法
- 景品表示法と食品衛生法
フランスの有名ブーランジェのノウハウを取りいれ、パリの新聞「フィガロ」誌でパリNo.1に輝いたクロワッサンをはじめとする本場パリの味を楽しむ事ができるブーランジェリーはどこか。
- ドミニク・サブロン
- ポール
- ブランジュリタケウチ
- メゾンカイザー
小麦粉がもつエネルギーは100gあたり何キロカロリーか。
- 約170kcal
- 約270kcal
- 約370kcal
- 約470kcal
クルミに多く含まれている、動脈硬化をふせぎ、コレステロールを正常に近づける働きのある不飽和脂肪酸は何か。
- オレイン酸
- リノール酸
- アクリル酸
- リノレン酸
生地を作ってすぐ加熱、完成できるものをクイックブレッドというが、その仲間でないものは次のうちどれか。
- スコーン
- ソーダブレッド
- ナン
- 甘食
一般にライ麦パンや、オレンジやレモンなど柑橘系のパンに合うとされているワインの種類は何か。
- 赤ワイン
- 白ワイン
- ロゼワイン
- スパークリングワイン
イーストと天然酵母には製パン上、様々な特徴の違いがあるが、次のうち天然酵母の特徴として当てはまらないものはどれか。
- 長時間発酵
- 老化が早い
- 手間がかかる
- 発酵力がやや不安定
攻略ポイント
- 「正しくないもの」を選ばせる引っかけが多い
- パン業界ニュースや人気ベーカリー情報を随時チェック
- 小麦の栄養価や脂肪酸など数字問題は暗記カード化
パンシェルジュ検定1級の過去問
1級は2級合格者が対象。80問マークシート+レポート で、ベーカリー経営やメニュー開発、栄養学まで問われます。
- パンと料理
- パンと健康
- パンづくりの工程
- パンの未来学
- パンの経営学
- パンのサービス学
次のうち、「鴨のオレンジソース」と相性のよいフランスパン「パン・オ・セーグル」の特徴として正しいものはどれか。
- ライ麦粉配合
- 全粒粉配合
- セモリナ配合
- 薄力粉配合
次のうち、すべて脂溶性ビタミンである組み合わせはどれか。
- ビタミンA、ビタミンD、ビタミンC
- ビタミンA、ビタミンD、ビタミンK
- ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンK
- ビタミンD、ビタミンB群、ビタミンC
次のうち、クロワッサンの一次発酵の条件として正しいものはどれか。
- 20℃、70%、25分
- 25℃、75%、20分
- 30℃、80%、15分
- 35℃、85%、10分
アメリカの農学者ノーマン・ボーローグがもたらした「緑の革命」。小麦の生産性が飛躍的に向上した一方で、指摘されている問題点として正しいものはどれか。
- 小麦の従来品種の絶滅を招いた
- 食糧の多くを小麦に依存するようになり、米の生産量が激減した
- 大規模農家に収入が集中し、農業人口の低下を招いた
- 生産量増加により小麦の価格破壊を引き起こした
この損益計算書による労働分配率は何%か。【売上300万円、原価110万円、人件費95万円、経費80万円、営業利益15万円】
- 40%
- 45%
- 50%
- 55%
「黄金の鍵」という意味がある、1929年にフランスで設立されたホテルコンシェルジュの国際組織を何というか。
- ル・コフレドール
- ル・シャンドール
- レ・クレドール
- ル・ボルドール
攻略ポイント
- レポートは事前テーマ発表/当日60分記述。400–500字で構成力を示す
- 普段からパンを“数字と五感”で語る訓練を
- 経営学・未来学は統計資料やSDGs事例をインプット
パンシェルジュ検定の解き方や傾向は?
パンシェルジュ検定はどんな勉強をしたらいいのか迷われている方。
実はパンシェルジュ検定は公式テキストがあります。
こちらを使用して勉強します。
解き方のポイントは以下。
攻略ポイント
- 出題の約90%は公式テキスト範囲。まずはテキストを完璧に
- 1項目12〜15問なので、弱点を作らないのが合格の近道。
- 「正しくないものを選べ」は毎回20〜30問。設問最後まで読むクセを。
パンシェルジュでしっかり勉強したあとは、ラーキャリのパンプロフェッショナルの資格をめざすのはいかがでしょうか?
通信講座 | ラーキャリ |
講座名 | パンプロフェッショナル資格取得講座 |
価格 | 通信講座+受験:49,500円 試験のみ:16,500円 |
受講期間 | 最長3年 |
受験方法 | 在宅受験 |
取得できる資格 | パンプロフェッショナル資格 |
メールサポート | あり |
講座だけでなく試験のみの申込みが可能。
そのため、低コストで資格取得をめざせます。
ラーキャリのパンプロフェッショナルについてはこちらをご覧ください。
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まとめ
パンシェルジュ検定の過去問や解き方、傾向についてまとめてきました。
ポイント
- パンシェルジュ検定対策に公式テキストは必須!
- 各級パンの専門的な知識を問われる
- 1級にはレポート試験もある
パンシェルジュ検定は公式テキストをしっかり読んで対策することで合格することが可能。
今回の過去問、解き方を参考にパンシェルジュ検定に挑戦してみるのはいかがでしょうか?
またラーキャリを利用することで幅広くパンの知識を取得することが可能。
パンシェルジュ取得後、ラーキャリのパンプロフェッショナルも合わせてチャレンジしてみてくださいね。
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