最近の健康志向で、健康的な食生活を意識した方が増えてきました。
せっかく健康的な食生活を目指すなら、しっかり食の勉強をして資格を取得しようと考えている方もいるのではないでしょうか?
食に関する資格を取得すれば、ご自身や家族の健康のために、栄養バランスのよい美味しい食事を作ることができます。
数多く存在する食に関する資格。
中でも有名なのは「栄養士」ですが、似た名称の資格に「食生活指導士」があります。
資格によって学習内容やかかる費用など、それぞれ違いがあるため、どちらの資格を取得しようか悩みますよね。
この記事では、食生活指導士と栄養士の違いや、安く独学できる食育資格についてお伝えしていきます。
資格名 | 食生活指導士 | 栄養士 |
---|---|---|
認定機関 | 女子栄養大学 | 各都道府県知事 |
取得方法 | 通信教育「栄養と料理講座」内の | 栄養士養成施設として |
『一般講座』を修了した者 | 指定認可された学校 | |
(昼間部のみ)を卒業した者 | ||
受講期間 | 6か月 | 2〜4年 |
学習内容 | 四群点数法 | 社会生活と健康 |
料理の基本 | 人体の構造と機能 | |
日常食の基本 | 食品と衛生 | |
よい食事の計画 | 実験・実習 | |
栄養と健康 | ||
栄養の指導 | ||
給食の運営 | ||
取得費用 | 45,500円(受講料+教材) | 200~450万円 |
おすすめの人 | 自分の都合のよい時間に学びたい | 独学が苦手 |
短期間で、費用を安くすませたい | 国家資格が欲しい | |
健康的な食生活について | 学校や病院などで働ける | |
知識と技術を身につけたい | 専門知識と技術を習得したい |
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認定機関が違う
食生活指導士と栄養士は、それぞれ認定機関が違います。
食生活指導士
食生活指導士は、女子栄養大学が認定する民間資格。
健康的な食生活に必要な、栄養学の知識と調理技術を身に付けることができます。
文部科学省認定講座を受講したうえで受験するので、食の知識が身についていることを証明可能。
栄養士
栄養士は、各都道府県知事が認定する資格。
栄養指導や給食献立の作成や調理、食育、食に関する正しい知識と技術を習得します。
主に健康な方を対象に、学校や医療施設、企業など、さまざまな施設で食と健康の専門家として栄養管理を行います。
栄養士は国家資格。
国家資格とは、国の法律に基づいて、個人の能力や知識を証明できる資格です。
取得方法が違う
食生活指導士と栄養士は、それぞれ取得方法が異なり、独学では取得できません。
食生活指導士
食生活指導士は、文部科学省が認定する社会通信教育「栄養と料理」内の1つ、一般講座(基礎コース)を受講、修了して取得できます。
課題を提出し、優秀な成績を納めると資格取得試験が受けられます。
栄養士
栄養士は、栄養士養成課程のある大学や短大、専門学校に入学。
所定の科目を履修して、卒業する必要があります。
養成施設として認可された学校は昼間のみのため、夜間学校や通信教育での取得はできません。
受講期間が違う
受講期間を見比べると、食生活指導士のほうが短期間で取得できます。
食生活指導士
食生活指導士になるための受講期間は、わずか6か月です。
仕事や家庭の事情などで、どうしても学習時間が確保できない場合は、無料で2か月延長することができます。
栄養士
栄養士になるには、上記でも触れましたが、養育施設として認可された大学や短大、専門学校に通学します。
最短でも2年、長くて4年間の学校生活になるため、すでに社会人として忙しい毎日を送っている方にはハードルが高いでしょう。
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学習内容が違う
食生活指導士はおもに家庭向けなのに対して、栄養士は企業や福祉の現場で活かすための知識や技術を学びます。
食生活指導士
女子栄養大学の創立者・香川綾氏が考案した「四群点数法」。
「四群点数法」とは、食品を栄養素別に4つのグループに分け、食材の組み合わせによってバランス良く栄養をとる考え方です。
家庭で作るバランスのとれた食生活について学びます。
テキストの問題集や調理実習の課題を提出。
ベテランの講師陣が添削してくれます。
栄養士
養成課程のカリキュラムの1つが、給食管理。
校内に給食経営管理センターを模倣した施設があります。
そこで、食材の検収から調理、配膳、洗浄までを実践的に学びます。
また、実習で行なう缶詰や味噌作りから、食品加工と長期保存する技術を研究します。
実際、養成施設で作った加工食品を販売することもあるそうですよ。
栄養士の基礎となる栄養学は、化学式の計算をする場面も多く、どちらかと言えば理系の分野。
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取得費用が違う
どちらの資格も受験料など合格後にかかる費用はありません。
しかし、栄養士と比べると、圧倒的に費用が安いのは食生活指導士です。
食生活指導士
通信教育の講座費用が、そのまま所得費用になります。
6か月の受講料が38,500円、テキストを含めた、必須補助教材4点をセット料金で7,000円。
合算して45,500円になります。
また、参考教材として、四群点数法の基礎やバランスのよい食事法を解説した書籍やCD-ROMもあります。
実習の課題や、献立作りになにかと役立ちますので、必要に応じて購入しましょう。
基本の取得費用と、参考教材を購入した際の所得費用をまとめておきます。
費用
- 取得費用(受講料+テキスト・必須補助教材):45,500円
- 取得費用(受講料+テキスト・必須補助教材)+参考教材:53,200円
※すべて税込み
栄養士
栄養士養成課程のある大学、短期大学、専門学校の平均学費をまとめました。
費用
- 学費短期大学:200~300万円
- 専門学校250~350万円
- 大学350~450万円
平均200万~450万と大変高額です。
学生はもちろん、社会人の方にとっても負担が多く、生半可な気持ちでどうにかなる金額ではありませんね。
学費のサポートや給付などを支援してくれる学校もあるそうなので、まずは説明会や資料請求をしてみるといいでしょう。
金額のハードルはありますが、栄養学を学ぶための充実した施設やカリキュラムがあります。
同じ目標をもつ友人との出会いもあるでしょうし、独学が苦手な人には良いですね。
こんな方におすすめ
それぞれどんな方におすすめかを紹介します。
食生活指導士
- 通信教育で、自分の都合のよいタイミングで学びたい
- 短期間で、費用を安くすませたい
- 自分や家族の健康管理のために、栄養バランスの良い食生活を作る知識と技術を身につけたい
通信のため通学がなく、仕事や家事育児などで忙しい方にも受講しやすいのが特徴。
また家族の健康管理に役に立てたい方にもおすすめです。
栄養士
- 独学が苦手
- 費用がかかっても、学校や病院、介護施設などで働けるほどの専門知識と技術を習得したい
- 国家資格が欲しい
栄養士は国家資格のため知名度が高いのが魅力。
また費用はかかりますが学校という環境で勉強するため、独学が苦手な方にはおすすめです。
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まとめ
ポイント
- 食生活指導士は女子栄養大学、栄養士は各都道府県知事が認定
- 食生活指導士は、女子栄養大学の通信教育が必須だけど、短期間で取得可
- 栄養士は国家資格で、数年間昼間の学校に通って取得
- 食生活指導士はおもに家庭向け、栄養士は病院や学校などで活かせる内容を学ぶ
- 費用は栄養士より、食生活指導士が圧倒的に安い
- 食生活アドバイザーは、安く気軽に取得できる
今回は、食生活指導士と栄養士の違いや、安く独学できる食育資格について解説してきました。
どちらも食に関する資格ですが、学ぶ内容や費用、取得するまでかかる期間に差がありますね。
また、認定機関や、通信教育か通学かといった取得方法の違いもあります。
どちらも一長一短。
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気軽に食に関する資格を取りたい方は、是非この記事を参考にしてくださいね。