ペットと一緒に住んでいる人に便利なサービス「ペットタクシー」
ペットを飼う人が増加している今、大切なペットの移動手段として今注目されています。
「ペットタクシーってそもそも普通のタクシーと何が違うの?」
「開業するためには何が必要?」
分かりやすくまとめていきます。
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ペットタクシーはペットを運ぶお仕事
ペットタクシーとは、ペットを輸送するサービスのこと。
「ペットと一緒に乗れるタクシー」とは異なります。
基本的にはペットの移動が目的で、飼い主と一緒に移動する目的ではないことが特徴です。
ペットだけを任せて移動させることができるのです。
ペットは法律上「物」として扱われます。
普通のタクシーが「旅客自動車運送事業」であることに対し、ペットタクシーは「貨物自動車運送事業」になります。
原則としてペットの輸送が目的ですが、飼い主も「付き添い」として同乗することもできるところが多いです。
どんな時に使う?
ペットの移動手段として考えられることとして、
- 動物病院やサロン、ペットホテルへの移動
- 引っ越し先や旅先への移動
などが考えられます。
ペットの移動をさせたい時に、
- 飼い主が運転免許を持っていない
- ペットの公共交通機関の利用が困難である
- 飼い主の急用や急病などで、ペットを移動させることができない
など、ペットだけを移動させたい、ペットと一緒に移動したいというニーズに応えることができます。
場合によっては、飼い主に代わって動物病院への通院の手伝いや、サロンやペットホテルの往復なども可能。
利用するエリアによって、料金や利用可能エリアも異なります。
ペットタクシーを開業するための条件はある?
ペットタクシーを開業するためには、
- 運転免許
- 貨物自動車運送事業の申請
- 第一種動物取扱業「保管」の申請
が必要です。
運転免許は普通免許があればOK。
貨物自動車運送事業の申請と第一種動物取扱業「保管」の申請について見てきましょう。
貨物軽自動車運送業の申請
貨物自動車運送事業には、一般貨物自動車運送事業と貨物軽自動車運送事業があります。
- 一般貨物自動車運送事業:事業用車両が5台以上必要、運行管理者試験の合格者、整備士か整備経験者が必要など
- 貨物軽自動車運送事業:事業用の軽自動車1台から可能
それぞれこのような内容であることから、貨物軽自動車運送事業が適しているのです。
申請する前に準備しておかなければいけないものがあります。
貨物軽自動車運送事業の申請に必要なもの
- 軽ワゴン車:車検証の用途が「貨物」であるもの
- 営業所(休憩・睡眠施設)
- 車庫
- 運送約款(運賃の設定や、事業者の責任に関することなどを明記したもの)
- 自賠責保険・自動車任意保険の加入
営業所や車庫は賃貸物件でも自己所有でも大丈夫ですが、使用権限が適切であるか確認しましょう。
準備ができたら、管轄の運輸支局に申請をします。
- 貨物軽自動車運送事業経営届出書
- 運賃料金設定届出書
- 運賃料金表
- 事業用自動車等連絡書
- 車検証のコピー
書類は国土交通省のホームページからダウンロード。
運輸支局に提出し、受理されると事業用自動車等連絡書が交付されるので、軽自動車検査協会で車両を営業用ナンバーに変更します。
第一種動物取扱業「保管」の申請
動物を預かるので、動物取扱業の申請もしましょう。
第一種動物取扱業を登録するためには動物取扱責任者の資格を持つ人を記載しなければなりません。
動物取扱責任者の申請には必要な条件があります。
- 獣医師または愛玩動物看護師の免許を取得している
- 半年の実務経験+所定の教育機関を卒業している
- 半年の実務経験+所定の資格を取得している
「所定の資格」の一部はこちら。
- 愛玩動物飼養管理士
- 認定ペットシッター
- ペットシッター士
- 家庭動物管理士
- ペットシッタープロフェッショナル など
必要な資格は自治体によって多少異なるようなので、動物取扱責任者を申請する都道府県または政令指令都市に確認してください。
ペットタクシーは動物取扱業の「保管」の業種に当たります。
動物取扱責任者が保有する資格の種類によって、申請できる業務が異なりますが、紹介した資格は全て「保管」の業種ができる資格です。
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ペットタクシー開業をするための役に立つ資格はある?
ペットタクシーをやってみたいけど資格がないという人に、これから取得できる資格をご紹介します。
今回紹介するのは次の資格。
- 愛玩動物飼養管理士
- 家庭動物管理士
- ペットシッター士
- 認定ペットシッター
- ペットシッタープロフェッショナル
解説していきます。
愛玩動物飼養管理士
愛玩動物飼養管理士は、公益社団法人日本愛玩動物協会認定の資格。
愛玩動物飼養管理士は、ペットの習性や飼い方などの基礎知識や、動物関係法令(動物愛護管理法、ペットフード安全法等)、動物愛護の精神なども習得したペットのスペシャリストと言える資格。
愛玩動物飼養管理士は2級と1級があります。
認定試験に不合格だった場合、5年以内であれば再受験が可能。
愛玩動物飼養管理士の資格取得までにかかる費用はこちら。
犬や猫を始め、ウサギ、ハムスター、フェレット、モルモット、チンチラ、鳥類、爬虫類などの知識も学べる内容です。
※無料で資料請求!
家庭動物管理士
家庭動物管理士は一般社団法人全国ペット協会認定の資格。
動物管理士は3級・2級があります。
2級は、3級を取得し、動物取扱業で2年以上の実務経験があることで受験可能。
内容は動物の愛護の法律から接客マナー、血統証明書についてやペットフードなど、動物に関しての幅広い知識が問われます。
試験はテキストの内容から出題されるので、確実に取得したい場合は受講をしましょう。
ペットシッター士
ペットシッター士はNPO法人日本ペットシッター協会認定の資格。
3種類のコースから選べるペットシッター士養成講座を受講し、認定試験を受けます。
ペットシッター士養成講座
- 通信講座コース…テキストを使い、自分で学習するコース。添削課題を提出し、認定試験(全国11か所で実施)に申し込み、受験。受講期間は6か月。
- 通学コース…東京都練馬区の本部スクールに連続6日間通学、最終日に認定試験を受験。
- カルチャースクール講習…全国のカルチャースクール(現在は13か所)で2日間の講習と自宅学習のコース。認定試験はカルチャースクール講習2日目に実施される。
自分の学びやすい方法で勉強できるのが魅力です。
認定ペットシッター
認定ペットシッターは、ビジネス教育連盟ペットシッタースクールで取得できる資格。
4つのコースから選択できる認定ペットシッター養成講座を受講することで取得します。
- 通学コース…新宿にあるペットシッタースクールで受講するコース。5日程度の座学と、4回の実習を受講。認定ペットシッター資格とパピーティーチャー資格を取得できる。
- オンライン通学コース…座学はオンラインで受講し、実習は通学する。オンライン受講はzoomを利用するので、講師に質問しながら受講できる。認定ペットシッター資格とパピーティーチャー資格を取得できる。
- 通信コース…テキストやDVD、定期的に送られてくる課題を使って学習する。受講終了後に、ペットシッタースクールで検定試験を受験。
- オンライン通信コース…自宅学習を行う通信コースに、オンライン講習も受講できるコース。(実習はなし)
通学コースとオンライン通学コースでは、犬のハンドリングやパピーのしつけ、犬や猫のペットシッター実務実習の実習が受けられます。
4コースとも、オリジナルの教材で、ベテランのペットシッターをはじめとした講師陣による知識や技術が学べる内容です。
ペットシッタープロフェッショナル
ペットシッタープロフェッショナルは日本技能開発協会が認定している資格。
ペットタクシーをする上で基本的な動物のお世話ができる知識を認定。
試験のみも可能ですが、講座を受講することで更に理解を深めることができます。
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まとめ
ポイント
- ペットタクシーはペットを目的地に運ぶサービス
- 通院やサロンの利用、引っ越しや旅行など、利用する目的は様々
- ペットタクシーを開業するためには「運転免許」「貨物自動車運送事業の申請」「動物取扱業の申請」が必要
- 動物取扱業の申請のためには資格が必要
自家用車がない飼い主や、高齢の飼い主、急用ができてしまった飼い主などなど、ペットの移動の手助けが必要な場面はたくさん。
そんなときに安心してペットを任せられるペットタクシーの存在は、今後需要が増えてきそうですね。
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