お菓子を作る仕事をしたい!と思ったときに思い浮かべるのは「パティシエ」ですよね。
パティシエになるにはどうしたらいいんだろう?と思っている人も多いはず。
パティシエになるべく、知識や技術をアピールしたいなら持っておきたい資格。
それが、「菓子製造技能士」と「製菓衛生師」です。
パティシエを目指したいなら、この2つの資格は知っておいたほうが良いでしょう。
しかし名前が似ているお菓子の資格。
どんな特徴があるのかよくわからない方もいるのでは?
- 業務経験なしで取得できるの?
- 実技はあるの?
- 難しいの?
などなど。
ここでは、菓子製造技能士と菓子衛生師の違いを解説。
また、気軽にスイーツの資格を取得したい方におすすめの資格について紹介します。
\気軽にスイーツ資格を取得したいならスイーツコンシェルジュ♪/
菓子製造技能士と菓子衛生師の違いは?
菓子製造技能士と菓子衛生師の違いについて見ていきましょう。
菓子製造技能士
菓子製造技能士は、都道府県知事が認定する「国家資格」です。
資格保持していない人が菓子製造技能士を名乗ることは禁止されています。
菓子製造技能士については以下を参照。
資格名 | 菓子製造技能士 |
受験資格 | 【1級】 ・7年以上の実務経験 ・2級取得者は2年の実務経験 【2級】 ・厚生労働大臣が指定した専門学校を卒業 |
区分 | ・洋菓子製造作業 ・和菓子製造作業 |
級別 | ・1級 ・2級 |
試験内容 | ・学科試験 ・実技試験 |
合格率 | 全国平均40%〜50% |
製菓衛生師の資格を取得していると、「製菓理論」と「実技」が免除されます。
製菓衛生師
製菓衛生師も菓子製造技能士と同じく「国家資格」。
資格保持者以外が製菓衛生師と名乗ることはできません。
製菓衛生師については以下を参照。
資格名 | 製菓衛生師 |
受験資格 | ・都道府県知事が指定する養成施設で1年以上学んだ ・義務教育を修了後、実務経験2年以上 |
試験内容 | ・マークシート方式で60問(衛生法規、公衆衛生学、食品学、食品衛生学、栄養学、製菓理論、製菓実技) |
合格率 | 80% |
製菓実技 | 和菓子・洋菓子・製パンの中から選択 |
菓子製造技能士のように和菓子や洋菓子の区分もなく、1級、2級などもありません。
また、試験もマークシートの筆記試験だけで実技試験はありません。
菓子製造技能士の1級もしくは2級を取得している場合には「製菓理論」「製菓実技」の科目が免除。
一流のパティシエを目指している方で、「菓子製造技能士」も「製菓衛生師」も取得したいと考えている人は、まず「製菓衛生師」を取得しましょう。
製菓衛生師のほうが製菓衛生師に比べて難易度が低く実技試験もないので取得しやすいからです。
菓子製造技能士のメリット
菓子製造技能士のメリットについて紹介します。
一流のパティシエとして認められる
菓子製造技能士は、菓子製造に関する幅広い知識や技術が必要です。
受験するには長い実務経験が必要なので、取得するのにも時間がかかります。
合格率も低く、そう簡単に取得できる資格ではないので、菓子製造技能士を持っていると一流のパティシエとして認められるということです。
転職や就職に有利
菓子製造技能士は難易度が高いということで有名です。
菓子製造技能士の資格を取得していると、「あの難しい試験に合格したんだ」ということで一目置かれるなんてことも。
就職や転職にも活かせる資格です。
資格を持っていると待遇が良くなるところもあります。
職業訓練指導員免許取得に活かせる
職業訓練指導員というのは、求職者や学卒者にお菓子作りを教える仕事です。
都道府県の職業能力開発施設は地方公務員として働くこともできます。
菓子製造技能士の1級を持っていると、職業訓練指導員と実技試験の学科試験の一部が免除されるのも嬉しいポイント。
\気軽にスイーツ資格を取得したいならスイーツコンシェルジュ♪/
製菓衛生師のメリット
製菓衛生師のメリットについて紹介します。
信頼性が増す
製菓衛生師は、製菓に関する知識だけでなく衛生に関する知識があるということを証明することができます。
衛生知識があるということは、安全な環境でお菓子作りができるということ。
きちんと資格を持っている人が作ったお菓子なら安心して食べられます。
就職や転職に有利
資格を取得していることで「基礎知識」をきちんと学んでいるということが証明できます。
待遇がよくなったり、独立したりする際にもアピール可能。
経験者優遇というところでも採用されやすくなります。
食品衛生責任者の資格もとれる
自分でお店を開業したい場合には「食品衛生責任者」の資格が必要です。
製菓衛生師の資格を取得している場合、食品衛生責任者を取得するための講座を受けなくてもよくなります。
ビザを取得しやすい
海外でパティシエとして働きたい場合、製菓衛生師の資格を持っていると ビザを取得するのが便利になります。
海外で働く場合には「就労ビザ」の発行が必要です。
就労ビザを発行してもらう際に製菓衛生師の資格を持っていると、専門的な国家資格なので認められやすく、就労ビザの取得が容易です。
まずは実技試験がない製菓衛生師から目指してみるのをおすすめします。
\気軽にスイーツ資格を取得したいならスイーツコンシェルジュ♪/
パティシエにおすすめ資格をご紹介
パティシエには、菓子製造技能士や製菓衛生師を持っていると高い知識や技術を持っていることの証明になることが分かりました。
これらの国家資格よりももっと簡単に取得できるパティシエにおすすめの資格を紹介します。
スイーツコンシェルジュ
スイーツコンシェルジュは、日本スイーツ協会主催の民間資格。
世界のスイーツや、製菓材料などについて学習します。
お菓子作りの世界が広がり、お菓子教室の講師活動などにも活かすことができる資格。
スイーツコンシェルジュは合格率が95%と難易度も低く取得しやすいのもポイント。
スイーツコンシェルジュの資格を取得するためには、公式の試験を受けるか、ユーキャンの講座を受ける必要があります。
ユーキャンで講座を受講すれば最終添削課題を提出することが試験にあたるので、受験しなくても資格取得が目指せるんです。
スイーツコンシェルジュの資格を取得した場合にはスイーツ協会に入会をしなければいけません。
スイーツ協会の入会には、年会費がかかるので覚えておきましょう。
製菓アドバイザー
製菓アドバイザーは、日本安全食料料理協会が認定する民間資格です。
主に洋菓子についての知識を学び、材料や種類、選び方。
洋菓子の作り方に関する知識を持っていることの証明になります。
製菓アドバイザーの資格を取得すれば、自宅やスクールでの講師活動も可能。
合格率は70%と比較的高いので取得しやすい資格だと言えるでしょう。
市販のテキストはなく、過去問も公開されていません。
製菓アドバイザーの資格取得を目指すなら通信講座の受講がおすすめです。
今すぐ在宅で資格取得!
お菓子作りパティシエ
お菓子作りパティシエは日本インストラクター技術協会主催の民間資格です。
洋菓子に関する多くの知識を持っていることを証明できます。
お菓子作りの道具の選び方や使い方、洋菓子の種類。
また、レシピや材料など、お菓子作りに関する様々な知識を習得可能。
お菓子作りパティシエの資格を取得すれば自宅やスクールなどでの講師活動に活かせます。
お菓子作りパティシエと製菓アドバイザーのダブル取得が目指せる通信講座もあるので、お菓子作りに関する資格を効率よく取得できておすすめです。
今すぐ在宅で資格取得!
まとめ
ポイント
- 菓子製造技能士は難易度が高い
- 製菓衛生師には実技試験がない
- 先に取得するなら製菓衛生師がおすすめ
- 国家資格以外のパティシエにおすすめの資格はスイーツコンシェルジュ
- 製菓アドバイザーとお菓子作りパティシエはW取得が可能
菓子製造技能士と製菓衛生師の違いについて紹介しました。
いずれの資格も、菓子についての高い知識を持っていることの証明となるものです。
国家資格なので他者から見ても説得力のある資格。
国家資格以外にも、パティシエにおすすめの資格はたくさんあります。
資格取得におすすめなのは通信講座の受講!
お菓子に関する知識や技術を身につけてスキルアップしたい!という方は、資格取得を目指しましょう!
\気軽にスイーツ資格を取得したいならスイーツコンシェルジュ♪/