子どもの身体や脳の発達に食事はとても重要です。
特に、大人と同じ食事が食べられるようになる5~6歳くらいまでの食事である幼児食。
栄養バランスや子どもの噛む力に合わせた料理方法などに気を付けながら、美味しく楽しく食べられるように…と考えることがたくさんあります。
さらに幼児食は、脳や身体の成長・発達に必要な栄養素を取り入れたり、料理や様々なシーンでの食事の経験から心の成長につながったり、「食べる」ことから多くの意味を持つことが近年特に注目されるようになりました。
上級幼児食インストラクターでは、幼児食についてワンランク上の知識を身に付けて子どもの成長をサポートできる知識が身に付きます。
どのような資格なのか見ていきましょう。
上級幼児食インストラクターとは?
上級幼児食インストラクターは一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)が認定する資格。
子育てをしているお母さんや、保育士や教員などの子どもと関わる仕事の人、飲食関係の仕事、料理教室の先生など、子どもの食事に関わる人におすすめの上級幼児食インストラクター資格です。
取得方法や難易度、どのへんが「上級」なのか見ていきましょう。
独学できる?難易度は?
上級幼児食インストラクターは、認定教育機関でのカリキュラムを修了することで受験資格を得ることができます。
なので、独学での取得はできません。
認定教育機関はキャリカレの「上級幼児食インストラクター資格取得講座」や「幼児食総合講座」。
カリキュラムが修了したら、自身で協会に申し込みを行い受験します。
資格試験は在宅でいつでも受験でき、テキストを見ながら受けてOK。
合格基準も得点率70%以上なので、難易度は易しいと言えます。
受験料5,600円(税込)は、講座の受講料に含まれていないので注意してくださいね。
食のモンテッソーリ教育を学べる!?
上級幼児食インストラクターでは、モンテッソーリ教育を食事に応用する方法を習得します。
モンテッソーリ教育とは、イタリアの女性医学博士マリア・モンテッソーリが考案した教育法。
「子どもには自分で自分を成長させる力がある」と考え、大人は子どもが成長できるように環境を整えて導くことを基本とするものです。
モンテッソーリ教育の基礎を学び、準備や片付けなどの毎日の場面や、子どもが自分で料理をする機会を設けて、どのように声をかけるのか、キッチンをどのように整えておくと実践しやすいのかなど、子どもが「食」を通じて心の成長ができる知識を身に付けることができます。
育脳栄養学で最後までやり切る力を育む
上級幼児食インストラクターの大きな特徴のもう一つは、育脳栄養学。
例えば、落ち着きがないのが悩みという場合、セロトニンというホルモンが増加するよう、トリプトファンという物質を摂取できるようにすると効果的なんだそう。
トリプトファンは、納豆や豆腐などの大豆製品や牛乳やチーズなどの乳製品、卵やかつお節などに含まれているので、意識的に取り入れることで子どもの行動に食からもアプローチができます。
栄養学から、集中力を育んだり、骨や歯・筋肉などの身体作りに活かしたりできるので、どんな食材を食事に取り入れるか楽しみながら献立作りができそう。
様々な食材を取り入れた料理を子どもと一緒にすることで、子どもも食材に興味を持てれば一石二鳥です。
「幼児食インストラクター」との違いは?
日本能力開発推進協会が認定する資格で、「幼児食インストラクター」資格もあります。
それぞれの履修内容の違いを見てみましょう。
幼児食インストラクター | 上級幼児食インストラクター |
・幼児食の基礎知識 ・幼児期の食事 ・栄養と代謝 ・病気のときの食事 ・食物アレルギー | ・幼児の体の知識と栄養学 ・幼児が食を通じて主体性を手に入れる教育法 ・食と教育法の実践指導法 |
幼児食インストラクターは、幼児食の基礎知識として、子どもの心身の発達段階や、食物アレルギーなどの知識が中心。
上級幼児食インストラクターはそのワンランク上の知識として、食を通じて子どもの教育に役立てる知識が習得できます。
子どもの発達段階や、幼児食の調理方法など、基本的なところも学びたい人は、幼児食インストラクター資格も合わせて取得することをおすすめします。
キャリカレ「上級幼児食インストラクター資格取得講座」はどんな講座?
上級幼児食インストラクター資格が取得できるキャリカレ「上級幼児食インストラクター資格取得講座」。
通信講座 | キャリカレ |
講座名 | 上級幼児食インストラクター資格取得講座 |
受講期間 | 2ヶ月 |
教材 | ・テキスト2冊 ・親子で楽しむ実践!レシピ集1冊 ・親子料理教室実践指導BOOK1冊 ・添削問題1冊 ・キャリカレノート1冊 |
取得できる資格 | 上級幼児食インストラクター(JADP認定) |
受講費用 | ハガキ申込価格(税込):68,800円 WEB申込価格(税込):58,800円 |
受験料 | 5,600円(税込) |
詳しく見ていきましょう。
教材やカリキュラムは?
- 概論ページとSTEPページで理解しやすいテキスト(2冊)
- 重要ポイントを書き込みながら学習を進められるキャリカレノート(1冊)
- 幼児食教室のノウハウを学べる映像講義(受講生専用Web)
- 季節に応じた子どもとの調理に役立つ親子で楽しむ実践!レシピ集(1冊)
- 運営や告知・宣伝も分かる親子料理教室実践指導BOOK(1冊)
- 知識の定着を確認できる確認問題(受講生専用Web)
子育ての実践にも、資格を活かした仕事にもつながりそうな教材セット。
テキストの内容はこちら。
【テキスト1】子どもの発達を促す幼児食
概論
1:食べることの意味と、かむことのメリットとは
2:それぞれの子どもたちに合わせた食事を考えよう
3:子どもとの1日の過ごし方
STEP
01.脳の発達と栄養素&食品①
02.脳の発達と栄養素&食品②
03.味覚の発達と栄養素&食品
04.骨と歯と筋肉のしくみ発達
05.骨と歯と筋肉の発達と栄養素&食品
06.加工食品と食品添加物
07.食中毒の予防
08.衛生管理
【テキスト2】感受性・自立心を育てる幼児教育
概論
1:モンテッソーリ教育とは
2:モンテッソーリ教育を料理から始める
3:子どもの発達段階とそれぞれでできること
STEP
01.子どもへの声かけと気配り(人的環境)
02.子どもが使いやすいキッチンの工夫(物的環境)
03.子どもと買い物・台所作業をする
04.子どもと食事をともにする
05.子どもと後片付けをする&エコと菜園を楽しむ
06.年代別の親子キッチン
07.行事食を一緒に楽しむ
08.ケガの予防と対処など、Q&A
概論で学ぶことの大まかな内容を見て、STEPで詳しく学べるので、とても理解しやすいテキストです。
添削課題は2回、標準学習期間は2ヶ月です。
1ヶ月に1冊、添削課題はテキストが終わった時に提出するペース。
添削課題の提出は郵送かWebから選択でき、どちらでも丁寧に添削をしてくれます。
標準学習期間は2ヶ月ですが、キャリカレは受講開始から700日間、約2年間も無料で長期サポートがあるので、忙しい人も安心です。
分からないところは、メールなどで何度でも利用可能な質問サービスがあるのでどんどん聞きましょう。
受講料は?
キャリカレ「上級幼児食インストラクター資格取得講座」の受講料はこちら。
- ハガキ申込価格(税込):68,800円
- WEB申込価格(税込):58,800円
※送料全国一律450円
※Webから申し込みで1万円引きの28,600円になります。
支払い方法は以下から選択できます。
- Amazon Pay
- PayPay
- クレジットカード →分割支払い可
- コンビニエンスストア・ゆうちょ銀行・郵便局
- 代金引換
受講料は、キャンペーンで半額になったりするので、ぜひキャリカレサイトをチェックでしてくださいね。
「幼児食インストラクター」も合わせて取得できる講座がお得!
キャリカレでは、先ほど紹介した幼児食インストラクター資格を取得できる講座もありますが、2つの資格をお得に取得できる「幼児食総合資格取得講座」があります。
通信講座 | キャリカレ |
講座名 | 幼児食総合資格取得講座 |
受講期間 | 5ヶ月 |
教材 | ・テキスト5冊 ・開業サポートBOOK1冊 ・親子で楽しむ実践!レシピ集 1冊 ・親子料理教室実践指導BOOK 1冊 ・キャリカレノート2冊 ・添削問題2冊 |
取得できる資格 | ・幼児食インストラクター(JADP認定) ・上級幼児食インストラクター(JADP認定) |
受講費用 | ハガキ申込価格(税込):90,800円 WEB申込価格(税込):80,800円 |
受験料 | 各5,600円(税込) |
受講料は、幼児食インストラクター資格取得講座と上級幼児食インストラクター資格資格取得講座を別に受講すると、それぞれ68,800円で計137,600円に。
幼児食総合資格取得講座の方がお得に受講できるので、どちらの資格も気になるという人はこちらをおすすめします。
上級幼児食インストラクター評判は?
キャリカレのサイトに、実際に上級幼児食インストラクター資格講座を受講した人の感想が掲載されていますので見てみましょう。
一緒にキッチンに立つことでストレスがなくなった!
1歳11ヶ月の息子がいますが、イヤイヤ期に差し掛かり食事の時間にてまどっていました。モンテッソーリ教育を基に、子どももキッチンへ行き、一緒にお手伝いすることでお互いのストレスがなくなりました。リスクをしっかり理解することで、子どもに余裕を持って接することができるようになりました。
モンテッソーリ教育は、多くの教育機関に取り入れられ、保育士や幼稚園教諭など教育に携わる人が学ぶ教育法。
子どもの自主性や積極性を育成できる教育法を知ることで、お母さんお父さんの子育てにも活かせますし、子どもにも様々な経験につながります。
ぜひ学んで実践してみたい教育法ですよね。
教室を開くことも視野に
上級の方ではより実践的な内容で、日々の子育て、幼児食作りに行かせる事から、教室の開催の仕方まで、やってみたくなる内容ばかりでした。一歩踏み出せるように、頑張ってみたいです。
受講者の多くは子育て中のお母さんが多いですが、資格を活かして幼児食教室をするなど開業のノウハウも学ぶことができます。
子どもの食事に悩むお母さんたちが集まれる場所を作れたら、学んだ内容を広めていくことができますよね。
まとめ
ポイント
- 上級幼児食インストラクターはキャリカレ「上級幼児食インストラクター資格取得講座」や「幼児食総合資格取得講座」を受講することで受験資格が得られるので、独学は不可
- 上級幼児食インストラクター資格試験は在宅でテキストを見ながら受験できるので難易度は易しめ
- モンテッソーリ教育や育脳栄養学を学び、子どもの心身の成長に役立つ
上級幼児食インストラクターは、食べるのが大好きな子にとって、食事や料理の場面をいかして成長する機会となります。
また、好き嫌いがある子や食が細い子など、食事に悩みがある子にはアプローチ方法や栄養をしっかり摂れる献立などを学べるのも嬉しいポイント。
資格試験はいつでも在宅で気軽に受験できるので、キャリカレの講座をお得に受講して、ぜひ取得してみてくださいね。
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