高齢化社会が進む日本。
家族の中に介護が必要となったら、
- どんな制度が利用できる?
- 仕事は続けられる?
- 金銭面が不安…
などなど、たくさんの不安や疑問がありますよね。
介護について相談できる存在がもっと身近にいたらいいな…と思いませんか?
そんな存在になれる資格が介護まるごとアドバイザーです。
どのような資格か、どのように取得できるのか、見ていきましょう。
介護まるごとアドバイザーとは?
介護まるごとアドバイザーは、一般社団法人日本顧問介護士協会が認定しています。
どのような資格なのか見ていきましょう。
国・企業・個人が抱える介護問題
日本顧問介護士協会は介護の専門相談窓口としての活動をしている団体です。
高齢化社会が進む日本では、介護問題は大きな問題。
国としても、企業としても、もちろん個人としても、介護問題には様々なものがあります。
国 | ・ビジネスケアラー(仕事をしながら介護をする人)の増加による経済損失 ・要介護者の増加に対する対応 |
企業 | ・介護離職の増加 |
個人 | ・仕事と介護の両立 ・介護の金銭的・心理的負担 |
介護まるごとアドバイザーが特に注目しているのは企業における対応。
介護に悩む従業員を支え、介護離職で貴重な人材を失わないことで、企業も従業員やその家族もサポートしたいというのが介護まるごとアドバイザーなのです。
資格を得ることで知識と情報を活かした解決へ
介護まるごとアドバイザーは介護の知識や情報を学びます。
介護まるごとアドバイザーの知識や情報は、
- 介護の課題を抱える人と課題の整理や対応策を一緒に考えることができる
- 介護サービスを適切に選び、仕事との両立ができる
- 相談できる人がいることで安心感を持つことができる
など、介護で悩む人のことも企業のこともサポートすることができます。
介護まるごとアドバイザーでは、資格を得るだけでなく、さらにバックサポートを得ながら活動できるシステムもありますので、このあとご紹介します。
介護まるごとアドバイザー養成講座はどんな講座?
介護まるごとアドバイザーは、日本顧問介護士協会が実施する介護まるごとアドバイザー養成講座を受講することで取得することができます。
どのような講座なのか見ていきましょう。
オンラインか会場で講座を受講【現在はオンラインがメイン】
介護まるごとアドバイザー養成講座は、オンラインか会場で3時間の講座を受講します。
現在はZoomによるオンライン講座がメインのようです。
月1回開講されているので、前もって予約をして受講します。
予約は講座が実施される日の3日前まで。
講座の内容や費用は?
3時間の講座ではどのような内容を学ぶのか見てみましょう。
- 介護とは? 介護保険サービスの概要
- 在宅介護サービス
- 介護施設の種類と選び方
- 介護によって家族の生活はどう変化するのか?
- 事前に必要な情報と「お金」の話 など
多くの人が不安に感じる介護のことを学べる内容になっています。
受講料は22,000円(税込)です。
資格の認定期間は1年間
介護まるごとアドバイザーは認定期間が1年間。
受講月から12か月後の末日までが認定期間になります。
更新には1時間30分の講義を受ける必要があります。
更新受講料は11,000円(税込)。
知識や情報をアップデートできる機会となりますね。
顧問弁護士や協会がサポートしてくれる年間サポートも
介護まるごとアドバイザーには、年間サポートを付けることができます。
年間サポートの特典は、
- 協会の顧問介護士にLINEやZOOMで相談できる
- 介護にまつわる様々な困りごとの相談窓口になれるよう、専門外の内容では協会から専門家を紹介してもらえる
介護まるごとアドバイザーの資格を活かして活動したい人には心強い年間サポート。
年間サポートを受ける場合は、受講料+年間サポートで88,000円(税込)、更新は77,000円(税込)になります。
介護まるごとアドバイザー養成講座の口コミ・評判
介護まるごとアドバイザー養成講座を受講した人の声が掲載されていましたので見てみましょう。
数時間でとても重要なところを網羅できた
親が祖母の介護で苦労していたのを見て自分も知識をつけたいと思い受講しました。
恥ずかしながら本などでも勉強してこなかったのですが、今回の数時間でとても重要なところを網羅できたと思いました。
もちろん、制度の活用などもそうですが、特に気持ちのサポートについて知れたのは大きかったです。介護する側だけでなくされる側についてもしっかり考えたいと思います。
あとはお金のことですね。知らなかったら大変なことになっていました。
受講できて本当によかったです。
まだ介護が必要な状況ではないけど、介護について知っておきたいという人でも受けやすい講座であることが分かりますね。
介護の制度のことはもちろん、気持ちのこと、お金のことをしっかり知れる3時間はとても充実した時間になりそう。
会社の人事担当として受講。幅広く学べて実践的と感じた
私は人事担当で働いており、介護まるごとアドバイザーの資格は自分自身の将来の為でもあり、また当社の従業員が今後介護問題に直面した際にアドバイスができるようになればと思い受講しました。
講座では制度面のことから介護者のフォローやメンタルケアの部分まで幅広く学ぶことができてとても実践的だと感じました。
知識があれば何よりの備えになると思うので、この学びを忘れずに日々を過ごしたいと思います。
会社の人事担当に介護のことを相談できるなんて、従業員にとって心強いです。
「知識があれば何よりの備え」、まさにその通りですよね。
いざ、介護の問題に直面したときに介護まるごとアドバイザーの知識があれば不安を軽減することができそうです。
まとめ
- 介護まるごとアドバイザーは、介護の知識や情報で課題解決をサポートできる資格
- 介護まるごとアドバイザー養成講座は、3時間の講座で資格取得でき、年間サポートで協会のバックアップも
- 介護まるごとアドバイザー養成講座は介護制度以外にもメンタルサポートや金銭面などを学べる
介護はいつ必要となるか分からないもの。
漠然とした不安を抱えているよりも、早く知識を身に付けておきたいですよね。
自宅で3時間の講座を受けることで資格も得られる介護まるごとアドバイザー養成講座。
ぜひチェックしてみてくださいね。