私たちの身体を作り、心も豊かにしてくれる食事。
近年は特に食事の内容や見栄えなど、食を大切に考える風潮が高まってきていますよね。
それは子どもの食事にも言えること。
食事を大切に考えることから、食に関する資格も多数。
その中で、子どもの食事に関係する食育アドバイザーと幼児食インストラクターというものがあります。
食育と幼児食の違いや、それぞれの取得方法などを見ていきましょう。
食育アドバイザーとは?
まずは食育アドバイザーについて見ていきましょう。
正しい食の知識を子どもにも大人にも
食育アドバイザーは一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)認定の資格。
私たちが健康に生きていくには、「食」が大切です。
食品選びや栄養バランス、年代に合わせた摂取エネルギーなど、正しい食生活の知識を実践する力や指導する力を持つのが食育アドバイザー。
国でも「食育基本法」が2005年に制定され、教育現場や飲食業界などで積極的に取り組まれるようになりました。
食べ物の正しい知識を持つことで、食材の旬や産地にも関心を持ったり、食べ物を大切にする心が育まれたりすることも期待できます。
「食育」と聞くと、子どもたちに対して行われるものと思いがちですが、食の正しい知識は大人にも伝える必要がある知識。
例えば、生活習慣病の予防や、高齢者の身体に合わせた食事など、様々なライフステージに合わせて、食生活も変化しますよね。
食育アドバイザーは、子どもから大人までサポートできる知識を持つことができるのです。
キャリカレ「食育アドバイザー資格取得講座」の受講が必要
食育アドバイザーの資格試験を受験するには、キャリカレ「食育アドバイザー資格取得講座」のカリキュラムを修了することが必要です。
通信講座 | キャリカレ |
講座名 | 食育アドバイザー資格取得講座 |
受講期間 | 3ヶ月 |
教材 | ・テキスト3冊 ・DVD6枚 ・楽してチンして楽しいレシピ1冊 ・添削問題1冊 |
添削回数 | 3回 |
取得できる資格 | 食育アドバイザー(JADP認定) |
受講費用 | ハガキ申込価格(税込):68,800円 WEB申込価格(税込):58,800円 |
受験料 | 5,600円(税込) |
分かりやすいテキストに合わせて、DVDや受講者専用Webからも見ることができる映像講義で学んでいく講座になっています。
食事のマナーや日本の食文化、食品添加物の知識など、食育に必要な知識を学ぶほか、映像講義では肉・魚・野菜などの食品選びにおける目利きの方法などを分かりやすく学ぶことができます。
「楽してチンして楽しいレシピ」は、時短レシピで今の献立にもう一品追加できるレシピ集。
カリキュラム修了後に資格試験の申し込みを行います。
資格試験は在宅でいつでも受験でき、さらにテキストを見ながらでもOK。
70%以上の得点で合格できますので、キャリカレの講座で学んでおけば十分合格することができますよ。
幼児食インストラクターとは?
次に幼児食インストラクターはどのような資格か見てみましょう。
子どもの発達や食事の方法に関するスペシャリスト
幼児食インストラクターも一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)認定の資格です。
幼児食は、離乳食が終わり、大人と同じ食事がとれるようになるまでの1~5歳くらいまでの食事のこと。
幼児の発達段階の特徴を理解し、成長に合わせた食事内容や調理方法、病気の時の食事やアレルギーの理解など、幼児の食事に特化した知識を身に付けます。
また、お母さんお父さんが悩む子どもの好き嫌いや遊び食べなど、子どもの行動を理解してアプローチができるような知識も。
幼児食は身体の成長だけでなく、味覚や食習慣、食事マナーなどを身に付ける大切な時期と言われていることから、幼児食に関するスペシャリストが注目されているのです。
キャリカレ「幼児食インストラクター資格取得講座」の受講が必要
食育アドバイザーと同じく、幼児食インストラクターもキャリカレ「幼児食インストラクター資格取得講座」を受講することで受験資格を得る必要があります。
通信講座 | キャリカレ |
講座名 | 幼児食インストラクター資格取得講座 |
受講期間 | 3ヶ月 |
教材 | ・テキスト3冊 ・キャリカレノート1冊 ・開業サポートBOOK1冊 ・添削問題1冊 |
添削回数 | 3回 |
取得できる資格 | 幼児食インストラクター(JADP認定) |
受講費用 | ハガキ申込価格(税込):68,800円 WEB申込価格(税込):58,800円 |
受験料 | 5,600円(税込) |
こちらの講座は、テキストと重要ポイントを書き込めるキャリカレノート、受講者専用Webから見る映像講義で学びます。
栄養学や子どもの心理学などから幼児の発達について学び、「遊び食べ」や「よく噛まないで食べる」など、よくある幼児食のお悩みについてもQ&A方式でアプローチ方法を解説。
幼児食のレシピや時短調理方法なども学べるので、すぐ実践に活かせそう。
映像講義では、子どもとの関わり方や、インストラクターとしての相談場面での指導法を見ることができます。
資格試験は、食育アドバイザーと同じくカリキュラム修了後に申し込み、在宅受験、合格基準も同様です。
キャリカレは、受講開始から700日間、約2年間の無料で長期サポートがあります。
食育アドバイザーも幼児食インストラクターも受講期間は3ヶ月ですが、長期サポートなので、家事や仕事で忙しい人でも、子育て中の人でも大丈夫。
他にも、添削課題の提出は郵送かWebから選べたり、何度でも利用できる質問サポートがあったり、充実の学習サポートで安心して学習を進められますよ。
食育アドバイザーと幼児食インストラクターの違いは?
食育アドバイザーと幼児食インストラクター、両方とも日本能力開発推進協会(JADP)認定、キャリカレの講座を受講する資格でした。
ここからは違いを比較していきましょう。
食育アドバイザーと幼児食インストラクターを比較
食育アドバイザー | 幼児食インストラクター | |
認定団体 | 日本能力開発推進協会(JADP) | 日本能力開発推進協会(JADP) |
資格取得講座 | キャリカレ「食育アドバイザー資格取得講座」 | キャリカレ「幼児食インストラクター資格取得講座」 |
受講料(ハガキ申込価格) | ハガキ申込価格(税込):68,800円 WEB申込価格(税込):58,800円 | ハガキ申込価格(税込):68,800円 WEB申込価格(税込):58,800円 |
受験料 | 5,600円(税込) | 5,600円(税込) |
学習内容 | ・食育の基礎知識 ・食品の安全性についての基礎知識 ・食育活動について など | ・幼児食の基礎知識 ・幼児期の食事 ・栄養と代謝 ・病気のときの食事 ・食物アレルギー |
受講料も受験料も同じ2つの資格。
食育アドバイザーは子どもから大人までの全世代を対象に正しい食生活の知識が習得できる資格。
幼児食アドバイザーは1~5歳くらいの子どもの食事についての知識が習得できる資格であることが分かりました。
それぞれの資格をおすすめしたい人を考えてみましょう。
食育アドバイザーがおすすめな人
食育アドバイザーは、子どもから大人まで、ライフステージに合わせた正しい食生活を実践・サポートできる知識を習得できる資格。
「家族の食生活を見直したい人」や「幅広い年代の食に関する仕事をしている人」におすすめしたい資格です。
家族の食生活を見直したい人
成長していく子ども、多忙で食生活が乱れがちな配偶者、高齢の親と、様々な世代で様々な食生活の課題を持つ家族。
毎日の食事や、家族の健康が悩みの種…という人、多いのではないでしょうか?
食育アドバイザーを取得することで、家族の食事を見直すきっかけにもなりますし、説得力も増します。
食材の買い物でも、食材の目利きや、食品添加物、食品表示の知識があれば、美味しくて安全な食事につながっていきます。
家族の美味しい食事、健康につながる献立で悩んでいる人に食育アドバイザーをおすすめします。
幅広い年代の食に関する仕事をしている人
食品関係の仕事や飲食業、栄養士・調理師、料理教室の講師、スポーツ関連など、食に関わる仕事をしている人には、キャリアアップに食育アドバイザーの資格はいかがでしょうか?
SNSなどのネット普及や、食育の広がりで、食にこだわりを持つ人は確実に増えている現代。
しっかり食育の知識を身に付けて、提供する「食」に反映させることが求められます。
また、フードロスや食料危機など、食を取り巻く問題にも対応していかないといけません。
正しい食の知識を身に付け、広めていく人材は今後も需要が高まることでしょう。
幼児食インストラクターがおすすめな人
幼児食インストラクターは、子どもの発達や食事の方法についての知識を身に付けられる資格。
「子どもの食事について悩んでいる・知識を身に付けたい人」や「子どもに関わる仕事をしている人」におすすめしたい資格です。
子どもの食事について悩んでいる・知識を身に付けたい人
子どもの食事には日々悩まされますよね。
「小食で栄養はちゃんと摂れているのか」
「たくさん食べるけど、肥満にならないか」
「好き嫌いが多くて困っている」などなど、たくさんの悩みで子育ての余裕もない!という人も多いのでは。
幼児食インストラクター資格で、幼児食の調理方法や栄養バランス、子どもの発達について学ぶことで、子どもの食事について余裕を持って考えられます。
現在子育て中の人にも、これから子育てをする人にもぜひ取得してもらいたい資格です。
子どもに関わる仕事をしている人
保育士や幼稚園の先生、管理栄養士、子どもが多く利用する飲食店など、子どもと関わる仕事をしている人にもぜひ取得してほしい幼児食インストラクター。
子どもの食事場面に活かせることはもちろん、子どもの食事に悩むお母さんお父さんの力にもなることができる知識です。
子育て世代へのサポートができる人材が求められている現代、子どもの食事について一緒に考えてくれる人は信頼につながります。
さらにステップアップした資格も
食育アドバイザー資格にも、幼児食インストラクター資格にも、さらにステップアップできる資格があります。
上級食育アドバイザー資格と、上級幼児食インストラクター資格です。
どちらもさらに知識を深め、資格を活かした活躍の場を広めることができるもの。
それぞれの資格取得講座もありますが、
- 食育総合資格取得講座→食育アドバイザー・上級食育アドバイザー
- 幼児食総合資格取得講座→幼児食インストラクター・上級幼児食インストラクター
と、「総合資格取得講座」を受講することで上級資格と合わせて取得可能に。
受講料はそれぞれ80,800円(税込)、受講期間は5ヶ月です。
まとめ
ポイント
- 子どもだけでなく、大人にも正しい食生活の知識を実践できるのが食育アドバイザー
- 子どもの発達段階を理解し、食事内容や調理方法などの知識を身に付けられるのが幼児食インストラクター
- どちらもキャリカレで資格取得講座を受講し、在宅で資格試験を受験できる
食育アドバイザーも、幼児食インストラクターも、魅力的な資格でしたね。
毎日3食食べる食事は、何を、誰と、美味しく食べられるかによって、心の豊かさが大きく変わる大切な時間です。
伝える対象が異なる資格ですが、どちらも食の大切さを伝えることができる資格。
ぜひ食育アドバイザー・幼児食インストラクターの取得を検討してみてくださいね。
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