お金も大切だけど、「自分らしく」働くことも重視される現代。
仕事内容もそうですが、休暇制度や福利厚生、さらには休みの過ごし方など、自分の生き方に少なからず悩みを抱く人も多いのでは?
そんな時に力になってくれるのがキャリアコンサルタント。
働き方、生き方も含めてカウンセリングを行い、自己実現に向けて援助していくキャリアコンサルタントは、国家試験に合格することで名乗ることができます。
今後も需要が高まる資格として、様々な対策講座が開かれており、地域連携プラットフォームのキャリアコンサルタント養成講習もその一つ。
どのような講座なのか見ていきましょう。
一般社団法人地域連携プラットフォームとは?
一般社団法人地域連携プラットフォームは、埼玉県志木市にある団体です。
地域内の就職支援や創業支援、地元組織の活性化を主な活動としている中で、キャリアコンサルタント養成講座も地域の中小企業を活性化するために始めたそう。
地域連携プラットフォーム代表の柴田郁夫氏は、キャリアコンサルタントのテキストも手がけており、全国の書店で購入することができます。
キャリアコンサルタント養成講習の他にも、「創業スクール」や、就職支援セミナーや業界研究セミナーなどの就職支援活動、キャリアコンサルタント更新講習、キャリアコンサルタント向け上級資格の「組織キャリア開発士」を発足するなど、様々な活動をしています。
キャリアコンサルタント養成講習はどんな講座?
地域連携プラットフォームが行っているキャリアコンサルタント養成講習はどのような講座か見ていきましょう。
国家資格キャリアコンサルタント受験資格を得て、合格を目指す
キャリアコンサルタント国家試験を受験するためには、職業選択や能力開発に関するコンサルティングの実務経験や、厚生労働大臣認定の講習を受けるなどの条件があります。
地域連携プラットフォームのキャリアコンサルタント養成講習は厚生労働大臣認定の講習になるので、修了することで国家試験を受験可能になります。
Zoom講習と自宅学習課題の講座【自分に合った時間帯の選択可】
地域連携プラットフォームのキャリアコンサルタント養成講習は、Zoomでの講習80時間と、自宅学習課題70時間相当の講座です。
Zoomでの講習を1日8時間の講習を10日受けるコースと、夜間に2時間の講習を40日間受けるコースがあります。
- 土曜・日曜・月曜コース(全10日間):講習時間9時~18時40分 (合計8時間・昼食休憩:1時間、小休憩:合計40分)
- 夜間(月水金)コース(全40日間):講習時間19時20分~21時30分
- 夜間(火木土)コース(全40日間):講習時間19時50分~22時00分
キャリアコンサルタント国家試験の実施時期に合わせて、それぞれ3ヶ月ごとに開講されており、各クラスの定員は18名です。
Zoomでの講習は、講師と受講生全員の顔を映し、コミュニケーションを取りながら行われます。
お互いの顔を映しながら、また、時間も長い講習でもあることから、スマホではなく、カメラ付きのパソコンでの受講が推奨されています。
全80時間のうち、64時間以上出席することで国家試験受験に必要な修了証を発行。
同じ期に最低でも2コース開講されているので、都合の悪い日は無料で振替が可能です。
全80時間のうち、16時間まで振替できますので、仕事等で忙しくても安心ですね。
個別補習もありますが、1時間あたり5,500円(税込)となり、1日(8時間)になると44,000円かかってしまいます。
また、16時間までの欠席は欠席課題レポート提出で修了要件を満たせますが、欠席が16時間を超えてしまった場合は、次の期に無料で受講することもできます。
自宅学習課題は、受講期間内に、全200問の問題を解いて提出する形の添削課題4回分。
合格点に満たない場合は、追加課題で、再度合格点を目指し、4回とも合格点になったら修了。
課題内容は、国家試験の学科対策になる選択式問題および記述式問題。
提出はEメールなので、自分で学習を進めて提出をしていきます。
添削課題には、代表の柴田氏が執筆した本があると、より取り組みやすくなるそうです。
講習の内容は?
Zoom講習の内容を見てみましょう。(全10日間コースのものです。)
- 1日目:オリエンテーション、キャリアコンサルタントの役割・活動、基本的な技能
- 2日目:キャリアに関する理論、相談過程において必要な技能
- 3日目:カウンセリングに関する理論、相談過程において必要な技能
- 4日目:キャリアに関する理論、相談過程において必要な技能
- 5日目:仕事に関する知識、相談過程において必要な技能
- 6日目:人事管理および労務管理の知識、相談過程において必要な技能
- 7日目:労働関係法令・社会保障制度・学校教育の知識、相談過程において必要な技能
- 8日目:メンタルヘルスの知識、ネットワークの認識および実践、基本的な技能
- 9日目:キャリア形成およびキャリアコンサルティングに関する教育・普及活動、ネットワークの認識および実践
- 10日目:ネットワークの認識および実践、基本的な技能、習熟度評価試験
理論を学ぶだけでなく、グループワークなどのワーク作業、カウンセリングのロールプレイなどの演習時間も豊富な内容。
講習は、一流の講師が担当しています。
講習のテキストは、講師が使用するスライドを製本したもの。
300枚ほどのスライドがカラープリントされており、講習中はもちろん、予習・復習にも役立ちますね。
ワーク作業などで使用するワークシートや補足資料などは、その都度データが送られてくるので、自分で必要に応じて印刷します。
受講料【専門実践教育訓練給付金の対象講座】
受講料は、入学金・教材費込みで297,000円 (税込)。
他の講座を見ると、300,000円以上するものが多い中で、比較的安価と言えます。
キャリアコンサルタント講座は専門実践教育訓練給付金の対象講座となっています。
専門実践教育訓練給付金
一定の条件を満たす雇用保険の被保険者(在職者)または被保険者であった方(離職者)は、受講費の50%(講座終了後に資格取得し、受講修了日から1年以内に雇用保険の被保険者となった場合あるいは既に被保険者である場合は、追加で20%)の給付金が、ハローワークから支給される。
ハローワークでの手続きが必要。
自分が対象かどうか、しっかり確認して支給を受けましょう。
さらに、養成講習とは別に、受験対策講座も開講されています。
こちらもZoomで受講でき、面接対策や論述対策などを、予約して受講します。
1回2時間で500〜2,500円。
養成講習受講生のみが受講できます。
キャリアコンサルタント国家試験はいつ?
キャリアコンサルタント国家試験は、キャリアコンサルティング協議会(CC協議会)と、日本開発キャリア協会(JCDA)が実施しています。
試験は3月・7月・11月に実施されており、学科・実技論述試験は統一日ですが、実技面接試験は若干日程が異なります。
実施会場はこちら。
CC協議会:札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・沖縄
JCDA:札幌・仙台・東京・金沢・名古屋・大阪・広島・高松・愛媛・福岡・沖縄(金沢・高松・愛媛・沖縄の会場は、実施時期により変更あり)
キャリアコンサルタント養成講習の口コミ評判
地域連携プラットフォームのサイトに、受講生の声が載っているので見てみましょう。
受講料でこちらを選びましたが、充実した受験対策講座、受講生同士が切磋琢磨できる自主勉強会、経験豊富でとても面倒見の良い講師の方々、地方在住でもオンライン受講できいろいろな受講生と出会うことができるなど、受講して本当に良かったです。
受講料がお得であることや、講習内容も充実していたことがうかがえますね。
国家資格にも一発合格できたとのこと。
試験合格はキャリアコンサルタントになるための単なる通過点でしかなく、キャリアコンサルタントになった後を見据えた指導をしていただいたと感じています。
そしてネットワークの構築がいかに大切であるかを教えていただいたと思っています。今回の講座では一緒に受講したメンバーに大変恵まれました。講座が終わったら飲みに行って色々な話をしたり、与えられた課題に対してラインで意見をぶつけ合ったりすることが出来ました。
キャリアコンサルタント国家試験に合格するための講座ではなく、キャリアコンサルタントとして活躍するために、講師の先生方がしっかり講義してくれるのですね。
この方は対面での講習だった頃の感想なのですが、Zoomでも受講生同士で切磋琢磨したり、情報交換したりできる関係を築くことができたという感想がありました。
口コミをまとめると・・・
- 受講料がリーズナブル
- 充実した講義内容
- 国家試験に一発合格できた人も多数
- 受講生同士のつながりが築ける
という比較的良い評判が多かったです。
まとめ
ポイント
- 地域連携プラットフォーム「キャリアコンサルタント養成講習」は、Zoom講習と自宅学習課題でキャリアコンサルタント試験の受験資格を得られる講座
- リーズナブルな受講料、専門実践教育訓練給付金の対象講座
- 一発合格ができた受講生多数、受講生同士のつながりも得られる
キャリアコンサルタントは、仕事に関する悩み事に対してカウンセリングや援助を行う専門職。
現在働いている人も、求職中の人も、仕事に関しての様々な悩みに対応し、その人らしく働けるように援助します。
キャリアコンサルタントとして活躍したいと考える人以外にも、経営者や人間関係をよりよくしていきたいと考えている人も挑戦している資格。
また、近年は小学校からキャリア教育が重視されており、中学校、高校と発展させていくよう国が提唱しているので、教育に携わる人にも活かせます。
多くの人の力になれるキャリアコンサルタント、資格を取得したくなったら地域連携プラットフォームの「キャリアコンサルタント養成講習」も検討してみてくださいね。