ペット業界でも人気が高まっている「猫カフェ」。
大好きな猫たちに囲まれてお茶を楽しめると、猫好きを中心に広まっています。
猫カフェは猫がいれば始められるというものでもありません。
そこで今回は、猫カフェ開業のために必要な資格を解説。
これから猫カフェを始めてみたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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猫カフェとは
猫カフェとは、その名のとおり猫がいるカフェのこと。
店内の全部または決まったスペースに猫たちが放されていて、猫と遊んだり触れ合ったりしながらお茶を楽しめます。
日本では2004年に最初の猫カフェがオープンして以来、日本各地でぞくぞくとオープン。
形態のも多様化し、店ごとにさまざまな特徴を持っています。
一般的な猫カフェの他にも、動物愛護団体が運営する保護猫カフェも人気です。
猫カフェを開業するために必要な3項目+α
猫カフェを開業するには、必ずしなければならないことがあります。
- 動物取扱責任者
- 動物取扱業
- 自治体による開業許認可
の3つを取得・登録すること。
これらは必須項目です。
詳しく解説しますね。
「動物取扱責任者」の取得
猫カフェに限らず、営利目的で動物を扱う場合、事業者は、店舗に「動物取扱責任者」を常駐させなくてはなりません。
店舗が複数の場合は、店舗ごとに必要。
1人の動物取扱責任者が店舗を掛け持つことはできません。
「第一種動物取扱業」の登録
販売や展示目的に動物を取り扱う事業者は「第一種動物取扱業」の登録申請をしなければなりません。
申請するためには、先に店舗ごとに動物取扱責任者を配置しておく必要があります。
申請先は保健所や愛護センターなど。
申請書提出後、事業計画書など必要書類の審査や施設の検査などが行われたあと、問題なければ登録証が交付されます。
申請の手順など詳細は、自治体ごとに違うので、事前に担当窓口で確認し、間違いのないよう勧めていくようにしましょう。
登録は5年後との更新制であることも覚えておきましょう。
「自治体による開業許認可」の取得
開業場所や扱う動物の頭数によって、動物の飼育または収容の許可を受ける必要があります。
環境庁の定める、
「動物の健康及び安全を保持するとともに、生活環境保全上の支障が生じることを防止するため、取り扱う動物の管理方法の基準や細目」
を遵守を求められるからです。
店舗営業に係わる都市計画法や建築基準法なども関係してくるため、それぞれの自治体に確認するようにします。
開業届の提出
猫カフェに限らず、何かしら事業を始める場合は管轄の税務署に開業届の提出が必要。
きちんと届け出をしておけば、確定申告で青色申告を選べます。
青色申告をした個人事業主は、最長で3年間の赤字繰り越しが可能。
税制上の優遇措置も大きいので、忘れずに開業届の申請をするようにしましょう。
とはいえ、開業届の提出は難しいものではなく、定められた書類に必要事項を記入して提出するだけでOK。
窓口への持参だけでなく郵送でも受け付けてもらえます。
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猫カフェを開業するために必要な資格とは
猫カフェを開業するためには、いくつかの資格が必要です。
資格の中には必須のものと営業形態によって必要となるものに分かれます。
必須となる資格は「動物取扱責任者」。
営業形態によっては必要な資格は「食品衛生責任者」や「防火管理士」など。
それぞれの資格と、必要となる場合について解説します。
動物取扱責任者
動物取扱業の登録申請の際、必要となるのが「動物取扱責任者」。
店舗ごとに常勤での配置が義務付けられています。
動物取扱責任者になるには、以下のいずれかの条件を満たしている必要があります。
- 獣医師免許を所持している
- 愛玩動物看護士免許を所持している
- 営もうとする第一種動物取扱業の種別と同一種別(今回では猫カフェ)での半年以上の実務経験。
- 加えて、猫カフェに係る知識及び記述について1年以上教育する学校等を卒業している
- 猫カフェでの半年以上の実務経験。加えて、公平性、専門性のある団体が行った試験に合格している
条件を満たした上で、自治体に申請。
なお、年1回の動物取扱責任者研修を受講し、更新する必要があります。
食品衛生責任者
開業しようとする猫カフェで飲食物を製造・販売するのであれば、「食品衛生責任者」の資格が必要です。
飲食物を提供する店舗には必ず配置しなければなりません。
資格取得のためには、都道府県ごとの養成講習会に参加します。
その後、自治体の保健所に資格申請し、後日自治体から任命通知が届き資格取得となります。
なお、栄養士や調理師資格所持者なら、養成講習会に参加しなくても資格申請が可能。
本資格の取得と同時に、飲食物の製造・提供には「飲食店営業許可」の取得も必要。
管轄の保健所に申請し、保健所は各都道府県の食品衛生法施行条例に基づいて審査します。
まずは保健所に確認してみると良いでしょう。
ちなみに、自販機での飲料など既製品のみの販売であれば、食品衛生責任者及び飲食店営業許可は不要です。
防火管理者
猫カフェの店舗で収容人数が30名を超える場合は、「防火管理者」資格が必要です。
取得には、所轄の消防署や市役所で申込み、防火管理者講習会を受講すればOK。
たとえば猫カフェの場合、座席だけでなく一定のスペースを複数人で共有します。
座席数は30席に満たないとしても、不特定多数の来客の可能性がある猫カフェなら、防火管理者を取得しておくのが賢明と言えるでしょう。
猫カフェで役に立つペット資格はこれ
猫カフェでは猫の世話や健康管理も大切な仕事。
ペットの資格があると業務もスムーズですし、お客さんからの信頼度も上がります。
おすすめのペット資格は以下のとおり。
- 愛玩動物飼養管理士
- キャットケアスペシャリスト
- 猫健康管理士
- ペットシッター
それぞれの資格について解説します。
愛玩動物飼養管理士
「愛玩動物飼養管理士」とは、ペットの愛護及び適正な飼育管理の普及啓発を行うために必要な知識や技能を修めた者を言います。
資格取得には、認定団体が主宰する講習の受講が必須。
2級と1級があり、2級は満15歳以上ならだれでも受講可能です。
愛玩動物飼養管理士の基本情報は以下のとおりです。
資格名 | 愛玩動物飼養管理士資格講座 |
認定機関 | 公益社団法人 日本愛玩動物協会 |
勉強スタイル | 通信講座・専門学校 |
標準学習期間 | 7~10ヶ月 |
合格基準 | 不明だが受験者の8割が合格しているので、難易度は高くない |
合格率 | 8割ほど |
取得できる資格 | 愛玩動物飼養管理士資格 |
受講料 | 32,000円~(税込) |
認定登録料 | 8,000円~(税込) |
本資格は、猫カフェ開業に必須である動物取扱責任者の動物関係資格の資格にも認定されています。
6ヵ月の実務経験に加え、開業前に受講し、資格を取得する人も多いようです。
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キャットケアスペシャリスト
「キャットケアスペシャリスト」は、猫の品種や歴史から日常飼育で必要な手入れや看護学など、猫に関するすべてを習得する猫のスペシャリスト。
猫カフェには複数の猫たちが同居するので、感染症やケガなどには十分に注意したいところ。
キャットケアスペシャリストは、猫たちの日常的な健康管理のためにもおすすめの資格なのです。
資格取得のためには、たのまなの「キャットケアスペシャリスト講座」を受講。
講座の基本情報は以下のとおり。
会社名 | たのまな | |
講座名 | キャットケアスペシャリスト | |
eラーニングコース | eラーニングなしコース | |
料金(税込) | 96,800円 126,500円(愛猫健康講座付き) | 90,200円 119,900円(愛猫健康講座付き) |
テキスト | 2教程 ・猫学、猫の看病、猫の看護学 ・ペット社会学(アニマルセラピーペットロス含む) | |
DVD | 7巻 | |
マルチデバイス対応 | 〇 | - |
問題演習 | 〇 | - |
進捗管理 | 〇 | - |
eラーニング質問サポート | 〇 | - |
視聴期間 | 24ヶ月 | - |
教程数 | 2教程 | - |
収録時間 | 2時間 | - |
教程 | ・猫学 ・ペット社会学 | - |
こんな人におすすめ | 動画を見ながら隙間時間で効率よく勉強したい | 自分のペースでじっくり勉強したい |
猫健康管理士
「猫健康管理士」も猫たちの日常ケアにおすすめの資格。
猫健康管理士は猫の生態から行動学、グルーミング、飼育知識など猫たちが健康に暮らせるための知識を習得します。
本資格が取得できるのは、一般社団法人全日本動物専門教育協会の「猫健康管理士認定講座」。
講座の基本情報は以下のとおりです。
認定団体 | 一般社団法人全日本動物専門教育協会 |
講座名 | 猫健康管理士認定講座 |
費用(税込) | 60,000円 |
標準学習期間 | 4ヵ月 |
主なカリキュラム |
など |
ペットシッター
「ペットシッター」とは、飼い主が旅行や仕事などで留守にしている間のペットの世話をする仕事。
日常の世話を代行するので、食餌やトイレ掃除、グルーミングなどペットケア全般を網羅します。
ペットシッター資格を取得できる通信講座はいくつかありますが、中でもおすすめなのがラ―キャリのペットシッタープロフェッショナル資格講座。
ラ―キャリ「ペットシッタープロフェッショナル資格講座」の基本情報は以下のとおりです。
資格名 | ペットシッタープロフェッショナル資格取得講座 |
認定機関 | 一般社団法人 日本技能開発協会 |
勉強スタイル | 通信講座 |
標準学習時間 | 最短2週間 学習期間は最長3年 |
合格基準 | 70%以上 |
合格率 | 不明だが難易度は高くない |
取得できる資格 | ペットシッタープロフェッショナル |
受講料 | 49,500円(税込) |
ライセンス交付料 | なし |
教材は初心者でもわかりやすいと受講生からも高評価。
分からないことは24時間365日いつでもメールやLINEで相談可能です。
受講期間は最長で3年なので、自分のペースで学習できるので安心。
最大の特長は、最短3週間での資格取得が可能なこと。
添削課題の提出も任意なので、未提出でも問題ありません。
資格取得を急ぐ人、自分のペースで学習を進めていきたい人にはおすすめの講座です。
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まとめ
本記事では、猫カフェを開業するために必要な資格について解説しました。
記事の内容を以下にまとめます。
ポイント
- 猫カフェ開業に必須なのは「動物取扱責任者」
- 飲食物を製造・販売するなら「食品衛生責任者」
- 猫カフェ開業にはペット資格もあるとなお良し
- 「愛玩動物飼養管理士」資格なら実務経験6ヵ月とセットで「動物取扱責任者」の条件をクリアできる
- ペットシッターは飼育管理の専門家。取得講座のおすすめはラ―キャリ「ペットシッタープロフェッショナル資格取得講座」
猫カフェの開業を夢に持っている人はぜひ、すてきな癒しカフェのために資格取得を目指してくださいね。
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