このページでは秘書検定の過去試験で実際に出題された問題を一部抜粋してご紹介します。
3級から2問、2級から3問掲載してありますので、一度解いてみましょう!
秘書検定3級の過去試験問題
【必要とされる資質】秘書の仕事で心掛けること
次は新人秘書A子が先輩から、秘書の仕事の仕方として教えられたことである。中から不適当と思われるものを一つ選びなさい。
① 日常的なことであっても、効率よくするとか質を高めるなどの工夫を常に考えながらすること。
② 上司の仕事の手助けが秘書の仕事なので、上司が今何を欲しているかを察するようにすること。
③ 秘書は会社の経営に関することを知る機会があるが、そのようなことを知っても口外しないこと。
④ 仕事は上司からの指示を待ってすることになるが、しておいた方がよい仕事は自分からしておくこと。
⑤ 上司の私用は会社の仕事ではないので、私用と思われることを頼まれたときは私用かどうかを尋ねること。
【マナー・接遇】参るの使い方
次は山田部長秘書A子の言葉遣いである。中から下線部分の「参る」の使い方が不適当と思われるものを一つ選びなさい。
① 「銀行には私が参ります」
② 「お車がただ今参りました」
③ 「書類をお届けに参りました」
④ 「当社へ参っていただけませんか」
⑤ 「私どもの山田が参ると申しております」
秘書検定2級の過去試験問題
【一般知識】略語の正しい組み合わせ
次は略語とその省略されていない語の組み合わせである。中から不適当と思われるものを一つ選びなさい。
① 都銀 = 都市銀行
② 時短 = 時間短縮
③ 定昇 = 定期昇給
④ 約手 = 約束手形
⑤ 国保 = 国民年金保険
【技能】手紙の慣用語を覚えよう
次は手紙の前文で用いるあいさつの言葉である。中から下線部分が不適当と思われるものを一つ選びなさい。
① 貴殿ますますご発展のこととお喜び申し上げます。
② 貴社ますますご隆盛のこととお喜び申し上げます。
③ 貴店ますますご繁栄のこととお喜び申し上げます。
④ 上田様には、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
⑤ 佐藤様におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
【職務知識】会議の案内状の時間が違っていたら
秘書A子は上司の指示で、社外から関係者を招いて行う会議の案内状を作成し郵送した。ところがあらためて文面を見ると、会議の終了時間が1時間遅く書かれていた。
このような場合A子は上司に報告してわびた後、関係者に対してどのようにするのがよいか。次の中から不適当と思われるものを一つ選びなさい。
① はがきで、終了時間が違っていたことをわびて知らせる。
② 大人数ではないので、電話で終了時間を訂正してわびる。
③ 終了時間を訂正した文書を作り、わび状と一緒に再度郵送する。
④ 開始時間は間違っていないので、当日会議前に知らせてわびる。
⑤ 終了時間を訂正した文書を作り、送信状にわびの言葉を添えてファックスで送る。
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*当ページでは公益財団法人 実務技能検定協会様のご協力・ご厚意により、実際に行われた試験問題の一部を掲載しております。
出典:秘書検定公式HP「問題を解いてみよう」