秘書検定は就職の際におすすめの資格として人気です。
大学でも秘書検定を受講するコースが開設されていることもあります。
とはいえ、本当に就職で有利な資格なのか疑問を持つ人も多いのではないでしょうか?
この記事では、大学生なら何級を取得するのが良いのかを中心に、秘書検定の概要や試験形式、秘書検定が必要な職業は何があるのかを解説していきます。
秘書検定の試験形式・合格率は?
級数 | 問われる内容 | 試験形式 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
3級 | 一般常識、基本的なビジネスマナー | 筆記試験(マークシート・記述問題) | 約10,000人 | 約70% |
2級 | 接客の仕方や電話対応、仕事の優先順位の付け方などの応用力 | 筆記試験(マークシート・記述問題) | 約25,000人 | 約50% |
準1級 | さまざまな場面での的確な判断力や対応力 | 筆記試験(マークシート・記述問題) 面接試験 | 約4,500人 | 約40% |
1級 | 上級秘書としての能力 | 筆記試験(記述問題) 面接試験 | 約1,000人 | 約20% |
秘書検定の試験形式や合格率について詳しくみていきましょう。
3級・2級は筆記試験のみ、準1級から筆記試験+面接試験
秘書検定は級によって試験形式が異なります。
3級・2級は筆記試験のみ。
準1級・1級は筆記試験に加えて面接があります。
面接試験がある準1級と1級はぐんと受験者数が減っています。
2級の受験者数が圧倒的に多い
全体の受験者数をみると、圧倒的に2級が多いです。
2級と3級は試験形式が同じのため、2級を受験する人が考えるい人が多いのです。
また準1級からは受験者数がぐんと減り、1級はかなり受験者数が少なくなっています。
準1級から難しくなる
3級と2級の合格率はそこまで変わらないのが特徴です。
面接試験もないため、初めての受験も受けやすいと感じる人が多くいることが理由だと考えられます。
準1級からは筆記試験に加えて面接試験が追加されることもあり、難易度が上がるため合格率も低くなっていきます。
秘書検定が必要な職業は?
秘書検定を取得していないと就けない仕事は特にありません。
ですが、秘書検定はビジネスマナーや社会人として最低限必要なスキルが身についていることをアピールできる資格。
就職を希望している人であれば、どんな職業においても必要とされるスキルを学べます。
秘書検定を取得していれば採用担当者にアピール可能ですよ。
秘書検定が就職で役立つ3つのメリット
秘書検定が就職でどのように役立つのでしょうか。
メリットは次の3つがあります。
メリット
- 履歴書に書ける
- 採用担当者にアピールできる
- 面接時にも秘書検定で学んだことが活用できる
詳しくみていきます。
履歴書に書ける
秘書検定は履歴書に記載可能。
どの職種でもアピールすることができる資格のため、取得しておいて損はありません。
採用担当者にアピールできる
当たり前ですが、秘書検定は受験して合格しなければ秘書検定の資格を取得できません。
秘書検定の資格を持っていることは「ビジネスマナーなどを勉強したい!という意欲を持ち、その目標に向かってしっかり勉強した」という証明になるため、「働く準備をしてきているな」と採用担当者にアピールすることができます。
面接時にも秘書検定で学んだことが活用できる
就職活動で避けて通れないのが面接ですよね。
秘書検定では、面接時にも活用できる内容を学べます。
そのため、秘書検定で学習した内容を就職活動でも活かすことが可能です。
好印象を持たれる面接対応をすることで、就職に有利に働くと考えれば嬉しいですね。
大学生が就職で有利になるのは秘書検定何級?
秘書検定は4つの級がありますが、就職で何級から有利になるのかまとめます。
級ごとの主な受験者層
主な受験者層
- 3級:高校生
- 2級:大学生、社会人
- 準1級:大学生、社会人
- 1級:現役の秘書、社会人
まずは級ごとの受ける受験者層をチェックします。
3級の主な受験者層は高校生。
比較的簡単であること、かつ、ビジネスマナーの基本中の基本を学ぶことから高校生が多くなっています。
大学生が多く受験しているのは2級と準1級。
2級からは社会人も多く受験しているため、社会人として役に立つ資格ということがわかります。
就職で有利なのは2級から
大学生が就職で有利になるのは2級からと言われています。
実際、大学生の多くは先述の表の通り、2級・準1級を受験。
3級ではやはり高校生が受験して合格するレベルであるため、比較的簡単に合格できます。
社会に出ても、3級は基礎中の基礎の内容のため、ビジネスに活かせるかと言われれば難しいところも。
その点2級からは実際の電話対応や敬語の使い方、接客の仕方など、さまざまな場面の対応についての勉強が可能です。
そのため、入社してから秘書検定で学んだ知識を活かす場がたくさんあります。
まとめ
秘書検定は、ビジネスマナーや立ち振る舞い、敬語の使い方など、社会人に必要不可欠なスキルを学ぶことができます。
2級の受験者数が圧倒的に多く、大学生も2級から受験する人が多数。
秘書検定を取得していないと就職できない職業は特にありませんが、どのような職業でも役立つスキルを身につけることができるのがこの資格の強みとなっています。
秘書検定は就職で
メリット
- 履歴書に書ける
- 採用担当者にアピールできる
- 面接時に秘書検定で学んだことを活用できる
といったメリットがあります。
大学生におすすめは就職で有利な2級。
2級を取得していると、採用担当者に「ビジネスの場で役立つスキルが身についている」とアピール可能。
ぜひ、就職を成功させるために、秘書検定2級を受験してみてはいかがでしょうか。