秘書検定を初めて受験を考えたとき「3級から受けるべきなのか?それとも2級からでも良いのか?」と悩む人は少なくありません。
初めてだから3級から受けた方が安全な気がするけど、2級から受けても良いと聞くし、実際どっちを受ければ良いのか分からない・・・
結論からいうと、いきなり秘書検定2級を受験しても大丈夫です。
と、いきなりここで大丈夫と言われても不安になるかたもいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では秘書検定2級と3級どちらから受験すれば良いのか理由付きで徹底解説します。
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秘書検定2級と3級の概要・難易度
秘書検定2級と3級との違いはどんなものでしょうか?
概要・難易度をみていきましょう。
秘書検定3級の概要・難易度
秘書検定3級は社会人として最低限必要な知識があるかを問われる内容になっています。
上司が効率よく仕事を行うために何をどう対応すれば良いか、人に好印象を与える対応の仕方など、社会人としての基本的な知識を問う問題が出題されます。
難易度/合格率 | / 3級:約70% |
受験資格 | 誰でも受験可能 |
試験形式 / 時間 | 3級:筆記試験(マークシート&記述)/ 2時間 |
試験日程 | 2・6・11月の年3回実施(2月は2,3級のみ) ※2021.3~CBT式が導入されました。随時受験が可能です。 |
勉強方法 | 独学・通信講座(生涯学習のユーキャンetc) |
勉強時間 | 1カ月(3級受験時の目安) |
受験料 | 3級:2,800円 |
公式HP | https://jitsumu-kentei.jp/HS/index |
秘書検定2級の概要・難易度
秘書検定2級の内容は、3級よりも実践的な内容を問われます。
仕事を進めるうえでの優先順位の付け方、効率のよい業務の進め方など、より実務に近い形での問題が出題されます。
難易度/合格率 | / 2級:約50% |
受験資格 | 誰でも受験可能 |
試験形式 / 時間 | 2級:筆記試験(マークシート&記述)/ 2時間10分 |
試験日程 | 2・6・11月の年3回実施(2月は2,3級のみ) ※2021.3~CBT式が導入されました。随時受験が可能です。 |
勉強方法 | 独学・通信講座(生涯学習のユーキャンetc) |
勉強時間 | 3~4カ月(2級受験時の目安) |
受験料 | 2級:4,100円 |
秘書検定3級と2級の違い
秘書検定2級と3級を比較して違いをまとめます。
2級 | 3級 | |
---|---|---|
問われる内容 | 接客の仕方や電話対応、仕事の優先順位の付け方などの応用力が身についているか | 一般常識や基本的なビジネスマナーについて身についているか |
主な受験者層 | 大学生 社会人 | 高校生 |
合格率 | 約50% | 約70% |
解答形式 | マークシート9割 記述式1割 | マークシート9割 記述式1割 |
表にしてまとめると、3級と2級ではさほど違いがありません。
違いをあげるとすれば、3級と2級の出題される問題のレベルと主な受験者層です。
3級は一般常識や基本的なビジネスマナーの基礎的な問題が出題されるため、主に高校生が受験することが多いです。
2級は3級よりも実務に近い問題が出題されるため、就職を希望する大学生や社会人が受験することが多いです。
合格率は2級のほうが低めですが、そこまで低くはありません。
3級と2級、そこまで差がないのであれば、いきなり2級を受験しても問題ないことがわかります。
3級を飛ばして2級を受験しても大丈夫な理由
秘書検定を受験する上で、3級を飛ばして2級を受験しても大丈夫な理由を3つお伝えします。
2級からでも大丈夫な理由
- 試験は誰でも受けられる
- レベルがそこまで変わらない
- 2級を勉強すると3級の内容も覚えることになる
試験は誰でも受けられる
秘書検定は資格を取得したい人であれば誰でも受験可能です。
また、何級から受けても問題ありません。
実際に3級を受験せず2級から受験する人も多くいます。
レベルがそこまで変わらない
3級に求められているレベルは、新入社員に期待するレベル、2級に求められているレベルは、社会人1〜3年目に求められるレベルです。
新入社員に期待するレベルと社会人1〜3年目に求められるレベルと言い換えれば、若干期待されるレベルは違うものの、そこまでレベルが変わらないことが分かります。
2級を勉強すると3級の内容も覚えることになる
2級は3級の内容を理解している前提でテキストが作成されているため、2級の勉強を行うとおのずと3級の内容も勉強していることにもなります。
3級を受験してから2級を受験する、という方法も間違いではありませんが、効率的に時間を使いたい場合は、2級から勉強しても問題ないレベル・知識量です。
秘書検定が就職に有利に働くのは2級から?3級から?
一般的に、就職に有利なのは「2級から」と言われています。
その理由を2つおつたえします。
2級が有利になる理由
- 自発的に資格を取得したとアピールできる
- 3級は高校生が受験するレベルのため、目を引かない
自発的に資格を取得したとアピールできる
大学生であれば、3級は履修科目の中で受験する場合もあります。
2級以上の受験は履修科目で受験することはなく、自分で受験を希望しないと取得できません。
そのため、「自分で希望して資格を取得した」とアピールすることができます。
3級は高校生が受験するレベルのため、目を引かない
3級の主な受験者層が高校生であることから、就職時に秘書検定3級を取得していても人事や採用担当者からすると「簡単なレベルの資格」と判断されて、あまり目を引かない可能性があります。
せっかく資格取得したのに評価されにくいのは悲しいですね。
秘書検定3級はレベルが容易であることから、取得しても就職には有利に働きにくいことが分かりますね。
就職に有利に働かせたいのであれば2級の取得をおすすめします。
生涯学習ユーキャンで秘書検定合格をめざそう
もし「2級に1発で合格したい!」と思うなら通信講座の利用もおすすめです。
しかし、秘書検定に対応した通信講座はいくつもあって、どの講座を選べばいいか迷いますよね。
当サイトのおすすめはユーキャン。
秘書検定2・3級だけでなく、準1級まで狙えるカリキュラムが組まれています。
また面接対策用のDVDが用意されています。
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講座についてはこちらで詳しく解説しています。
まとめ
2級 | 3級 | |
---|---|---|
問われる内容 | 接客の仕方や電話対応、仕事の優先順位の付け方などの応用力が身についているか | 一般常識や基本的なビジネスマナーについて身についているか |
主な受験者層 | 大学生 社会人 | 高校生 |
合格率 | 約50% | 約70% |
解答形式 | マークシート9割 記述式1割 | マークシート9割 記述式1割 |
秘書検定は3級から受験することが可能な資格です。
秘書検定3級の内容は、社会人として「最低限必要な知識があるか」を問われます。
秘書検定2級の内容は、「3級よりも実践的」な内容を問われます。
3級と2級の違いはさほどありませんが、強いてあげるなら出題される問題のレベルと受験者層の違いです。
秘書検定は、3級と2級どちらからでも受けることができますが、
ポイント
- 何級からでも受験可能
- 3級と2級のレベルはさほど変わらない
- 2級を勉強すると3級の内容も学習できる
といった点で2級から受験する人も多くいます。
「秘書検定の雰囲気を知りたい」「2級を受けるのが不安だから3級から受験しておきたい」という人は3級の受験をおすすめします。
そうではなく「就職に役立つ資格が欲しい」「短期間で上級を取得したい」方は2級からの受験をおすすめします。