「ヨガの楽しさを多くの人に知ってもらいたい」
「ヨガを教えることで沢山の人の健康を守りたい」
このような気持ちから、ヨガインストラクターの養成スクールや通信講座で学習をし、ヨガインストラクター資格の取得を目指している方も多いことでしょう。
今後ヨガ業界での仕事を希望しているのであれば、資格取得後の進路について、しっかりと確認をしておくことが大切です。
事前に確認をしておくことにより、“どのような選択肢があるのか”を知ることができ、有意義な働き方が実現できるようになります。
こちらでは、ヨガインストラクターの仕事内容・就職先・年収・給与にについてまとめています。
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ヨガインストラクターの仕事内容
ヨガインストラクターとは、ヨガの様々なポーズ(アーサナ)や呼吸法、瞑想法などを生徒に指導する人のこと。
ヨガの基礎知識や技術をもとに、正しい実践方法を伝授し、生徒の健康を守りながら、ヨガの魅力や奥深さを伝えていきます。
また、生徒一人ひとりの身体の状態を把握しながら、無理なくレッスンが受けられるよう声掛けをしたり、レッスン内容を考案するのもヨガインストラクターの大切な役割です。
近年では、ホットヨガやマタニティヨガ、産後ヨガ、キッズヨガなど、ヨガの種類が増えており、ヨガインストラクターの需要も急拡大しています。
ヨガインストラクターの就職先
ヨガインストラクターとして仕事をすると言っても、「具体的にはどのような職場があるの?」と疑問を抱えている方もいることでしょう。
ここからは、ヨガインストラクター資格を取得した後の4つの就職先について確認してみましょう。
主な就職先
- ヨガスタジオ・ヨガスクール
- スポーツジム・フィットネスクラブ
- カルチャースクール
- 医療・福祉施設
ヨガスタジオ・ヨガスクール
ヨガインストラクターの就職先として最も主流なのが、ヨガスタジオやヨガスクールです。
日本には、全国規模で店舗を展開している大手から、個人経営の小規模店舗まで、多くのヨガスタジオ・ヨガスクールが存在します。
また、ヨガスタジオやヨガスクールには、初心者から経験者向けまで、多くのクラスが用意されています。
初級から中級、上級クラスと分けられていたり、リラックスヨガ、マタニティヨガ、陰ヨガなどと、その日のレッスン内容が決められている場合もあります。
ヨガインストラクターは、生徒一人ひとりのレベルに応じたレッスン内容を考案し、ヨガ指導を行います。
会社によっては、ヨガインストラクターが受付業務や事務作業、クリンネスなどを兼任する場合もあります。
幅広い年齢層の方とのコミュニケーションを取る機会も多いため、ヨガや人と関わることが好きな方にはぴったりの職場と言えるでしょう。
スポーツジム・フィットネスクラブ
スポーツジムやフィットネスクラブでも、ヨガが一つのプログラムとして組み込まれている場合があります。
ヨガスタジオやヨガスクールと同様、スポーツジムやフィットネスクラブにも、大手企業が運営する大規模施設から、個人〜小規模事業者が運営する小・中規模施設まで、様々なスタイルが存在します。
スポーツジムやフィットネスクラブでは、そこに通う生徒を対象とし、ヨガの正しい実践法を指導します。
リラックスを目的とした強度の低いレッスンから、体幹を鍛える強度の高いレッスンまで、様々なプログラムが用意されており、生徒一人ひとりのレベルに合わせて指導を行います。
また、スポーツジムやフィットネスクラブでは、お客様の目標を伺い、個別メニューを作成したり、個別運動指導をすることもあります。
ヨガや人をサポートすることが好きな方にぴったりの職場です。
カルチャースクール
地域の公共施設や体育館、カルチャーセンターなどの文化講座でも、ヨガ教室が開かれています。
こちらには、主に地域住民の方が生徒として通っていて、気軽に身体を動かしたいと考えているシニアの方も多いです。
文化講座では、初級レベルでの指導を行うことがほとんどですが、場合によっては経験者向けに上級クラスを開講することもあります。
また、文化講座では子育ての合間にヨガを指導をしたり、副業としてヨガインストラクターの活動をしている方もいます。
空いた時間を利用して、無理なく働きたい方にぴったりの職場です。
医療・福祉施設
病院や医療施設、介護施設では、通院や入院、入居している方を対象としてヨガ指導を行います。
シニアの方は筋力自体が低下している場合も多いため、無理のない範囲でゆったりと行えるポーズが中心となります。
ヨガインストラクターは、椅子に座ったままの状態や、壁を使ってできる動きを指導します。
ヨガは、ゆっくりと呼吸をしながら身体を動かすため、心身のバランスを整える効果があるとされています。
利用者の方ができる範囲で、安全に楽しんでもらえるように心掛けながら、丁寧に指導を行うことが大切です。
ヨガが好きで、人の役に立ちたいという思いがある方にぴったりの職場です。
ヨガインストラクターの雇用形態や年収・給与について
ヨガインストラクターは、ヨガスタジオやフィットネスクラブなど、多くの場所で活動しています。
また、ヨガインストラクターの雇用形態には、以下の4つがあり、自分の生活スタイルに合わせて働くことが可能です。
ここからは、それぞれの働き方の特徴や年収、給与について解説します。
- 正社員
- 派遣
- パート・アルバイト
- フリーランス
正社員
「正社員」のヨガインストラクターは、会社の一員として働きながら、ヨガ講師としてヨガレッスンで指導を行います。
正社員ヨガインストラクターは、大手ヨガスクールやホットヨガスタジオなどで、募集をしている場合が多いです。
主な業務は生徒にヨガ指導をすることですが、その他にも様々な仕事を行います。
正社員ヨガインストラクターの仕事内容
- ヨガレッスン
- 受付
- 接客
- 入会案内(カウンセリングを含む)
- 物販販売
- 店舗運営・管理(売上の集計など)
- 清掃業務
- 新人教育・マネジメント
正社員ヨガインストラクターの場合は、給与が安定していたり、待遇面が充実していることが多いです。
また、スキルアップ支援制度や、育児時短勤務制度、社員割引制度などを利用できる場合もあるため、人気の雇用形態であると言えます。
正社員ヨガインストラクターの求人を見ると、“経験者募集”と明記されている場合が殆どです。
しかし、研修制度のある大手のヨガスタジオやヨガスクールでは、未経験者の採用も行っています。
ヨガインストラクター資格を取得しておけば、就・転職活動をする際にかなり有利となります。
未経験から正社員ヨガインストラクターを目指すのであれば、養成講座を利用して講座を受けておくと良いでしょう。
正社員ヨガインストラクターの年収・給与
年収・給与 | 年収:200〜430万円程度/給与:18〜35万円程度 |
福利厚生の適用 | あり |
正社員ヨガインストラクターの給与は、18〜35万円程度で、年収は200〜430万円程度です。
賞与は年に1〜2回で、業績によっては報奨金が出る場合もあります。
また、勤務時間は営業時間内(※7〜23時という場合が多い)の8時間勤務で1時間休憩、週休2日制の会社が多いです。
スキルアップ支援制度を活用することにより、昇給制度によって年収がアップする可能性もあるので、何事にも積極的に取り組んでみることをおすすめします。
派遣
ヨガインストラクターは、「派遣」というスタイルで仕事をすることも可能です。
派遣ヨガインストラクターは、全国の店舗や企業、施設などに出向き、出張ヨガレッスンを行うのが仕事です。
派遣ヨガインストラクターの仕事内容
- ヨガレッスン
- 清掃業務
派遣ヨガインストラクターは、企業内での社員のストレスケアや福祉施設でのシニアの健康増進、ヨガイベントのワークショップなどを目的とし、幅広い年代の方を指導します。
全国各地に出張に出掛けたり、単発で可能な仕事もたくさんあります。
派遣ヨガインストラクターとして働きたい方は、ヨガインストラクター派遣サービスを行う会社に登録をしておくと良いでしょう。
派遣ヨガインストラクターの年収・給与
年収・給与 | 時給:3,000〜5,000円程度(※年収は働く時間によって異なる) |
福利厚生の適用 | 派遣会社によって異なる |
派遣ヨガインストラクターの給与は、「案件ごとにいくら」という場合や、「1時間ごとにいくら」という形で決まります。
経験が豊富で人気もあるヨガインストラクターであれば、時給3,000〜5,000円程度というケースもあります。
働いたら働いただけ、年収もアップするという訳ですね。
ただし、派遣先によっては、面接やオーディションを受けなければいけない場合もありますので、事前に確認をしておくようにしましょう。
パート・アルバイト
あまり多くはありませんが、中には「パート・アルバイト」としてヨガインストラクターをしている方も存在します。
アルバイト・パートのヨガインストラクターは、ヨガスタジオやヨガスクール、フィットネスクラブなどで募集しています。
アルバイト・パートヨガインストラクターの仕事内容
- 受付
- 接客
- 入会案内
- 物販販売
- ヨガレッスン
- 清掃業務
アルバイト・パートヨガインストラクターは、勤務先によって仕事内容が異なりますが、受付業務がメインとなることが多いです。
また、ヨガレッスンに講師として入る場合には、最初から最後まで生徒の指導を任されることもありますが、社員のアシスタントのみという場合もあります。
ただし、ヨガインストラクター資格などのヨガの専門資格を取得している場合には、仕事内容が変わる可能性があるため、事前に確認をしておくことをおすすめします。
アルバイト・パートヨガインストラクターの年収・給与
年収・給与 | 時給:1,000〜1,200円前後(※年収は働く時間によって異なる) |
福利厚生の適用 | あり |
働くエリアによって異なりますが、時給1,000〜1,200円前後である場合が多いです。
勤務時間は営業時間内(※7〜23時という場合が多い)でのシフト制なので、どの程度働くかによって給与や年収が変わってきます。
スキルや時給アップのために、できるだけ勤務時間を長くしたいという方は、事前に相談をしてみると良いでしょう。
フリーランス
ヨガインストラクターは、「フリーランス」として働くことも可能です。
フリーランスなので、1日のスケジュールを自由に組むことができ、自分の生活スタイルに合わせて自由に働くことができます。
また、フリーランスヨガインストラクターの場合は、個人事業主としてヨガスタジオやヨガスクール、フィットネスクラブと業務委託契約を結び、ヨガレッスンを行います。
フリーランスヨガインストラクターの仕事内容
- ヨガレッスン
- ヨガイベントの講師
- ヨガインストラクター養成機関の講師
- 記事執筆
生徒と1対1になり、自宅でヨガ指導をする「プライベートレッスン」を依頼されたり、自宅でヨガ教室を開く方もいます。
それから、経験を積んで評判がアップすることにより、ヨガ専門誌で記事執筆したり、ヨガの書籍を出版するチャンスも巡ってきます。
フリーランスヨガインストラクターの年収・給与
年収・給与 | 年収:200〜300万円程度/1案件:1,500〜4,000円程度 |
福利厚生の適用 | なし |
フリーランスヨガインストラクターは、個人事業主として働くため、レッスン料などの報酬が収入となります。
「1レッスンごとにいくら」という形が一般的で、1回60〜90分のレッスンで1,500〜4,000円程度の報酬を得ることができるのでしょう。
また、1日3レッスンで指導を行った場合、年収は200〜300万円程度になるようです。
経験や実力、人気度などにより、報酬がさらにアップする可能性があるので、日頃からスキルアップに磨きをかけておくことが大切です。
なお、フリーランスヨガインストラクターの場合は、会社に雇われる正社員とは異なり、福利厚生が適用されません。
そのため、交通費や諸経費などは、全て自己負担となる可能性があります。
ヨガインストラクターは独立して働くことも可能?
ヨガインストラクターの雇用形態は様々あり、自分に合った働き方を自由に選択できる職業であることが確認できました。
また、フリーランスヨガインストラクターの中には、独立を決め、自分でヨガスタジオを開業する方もいます。
フリーランスとして独立して働くメリットとしては、自分がやりたいことを実現できたり、活動の場を自由に広げていくことができるといった点が挙げられます。
結婚や出産を経験したり、育児をしている場合にも、空いている時間を有効に活用して働くことが可能です。
ヨガスタジオを開業するために特別な設備は必要なく、あなたの自宅でも以下の5つに該当していれば、問題なく開業することができます。
ポイント
- 6畳以上の部屋がある(和室・フローリング問わず)
- ヨガマットを敷いてヨガポーズを取れるスペースがある
- エアコンがある
- 窓を開けて換気ができる
- 生徒の荷物置き場として利用できる場所がある
独立するために必要なことは?
ヨガインストラクターとして独立するためには、まずは大手ヨガスタジオやヨガスクール、フィットネスクラブで経験を積むことをおすすめします。
その理由は、ヨガインストラクターが、経験や実力を重要視される職業であるからです。
経験や知識が全く無いヨガインストラクターの場合は、やはり生徒も集まりにくく、開業をしても仕事として成り立たない可能性があります。
また、ヨガスタジオやヨガスクールの数は年々増えており、フリーランスヨガインストラクターとして活動する方も多くいます。
今後、長くフリーランスヨガインストラクターとして仕事をしていきたいのであれば、様々なヨガ教室の中から選んでもらえるよう、専門性や実力を身に付けておくことが大切です。
- ヨガの専門知識やスキルを高める
- 生徒に信頼してもらえるようなヨガの専門資格を取得する
- 大手のヨガスタジオで働きながら経験を積む
などの下準備をし、独立に備えておきましょう。
ヨガの資格はスクール、通信講座、独学で取得可能です。
認定団体はそれぞれありますので、自分の目的にあった資格取得をしていきましょう。
今すぐ在宅で資格取得!
まとめ
ここまで、ヨガインストラクターの仕事内容・就職先・年収・給与について解説してきました。
ヨガインストラクターには様々な雇用形態があり、自分の生活スタイルに合わせて働くことが可能な職業であることが分かりました。
安定した収入を得たい方は正社員を、育児などと両立して働きたい方はパート・アルバイト・派遣という道を選択し、キャリアを積みながら活躍の場を広げていくことができます。
また、ヨガインストラクターは、独立をしてフリーランスとして働くこともできます。
フリーランスになると、ヨガレッスンに専念できる上、自由にスケジュールを組んで活動ができるようになります。
中には、自宅でヨガ教室を開き、少人数制でヨガ指導を行っている方もいます。
実力が高く、経験が豊富なヨガインストラクターであれば、生徒が集まりやすくなるため、着実に年収をアップさせていくことができます。
ヨガ業界でキャリアアップを目指す方は、ヨガインストラクター養成講座を受講し、ヨガの専門資格を取得していくと良いでしょう。
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