心理カウンセラー資格の難易度は？ 独学で取得する方法まとめ

「心理カウンセラー資格って難易度はどうなの？」

「独学で取れる資格はある？」

メンタル疾患が増え続ける現代において、心理カウンセラーのニーズは高まる一方。

政府の方でも心理学の専門家としての国家資格を整備したところです。

ところで一口に心理カウンセラーの資格といってもその種類はさまざま。

管理人・茜

大学や大学院で学ばないといけないのか、それ意外のものは意味ないのか、色々な疑問が出てきますよね。

そこで今回のトピックスはこちら。

心理カウンセラー資格としてのど真ん中をいく代表的なものから、社会人からでも独学できる資格、その活用方法などを解説していきます。

※資格の難易度については、合格率が

を目安に表示しています。

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心理カウンセラーの主要資格5選【就職に強い】

まずは心理カウンセラーの代表的な資格5選をご紹介します。

これらの資格は業界でも知名度が高く、就職にも活かせる主要資格となっています。

就職先はそれぞれの資格によっても異なりますが、例えば、

などが挙げられます。

まずはこれら5つの資格について、1つずつ解説していきます。

臨床心理士

臨床心理士とは、臨床心理学について深く学び、その知識や技能をもってあらゆる心の問題にあたっていくスペシャリスト。
民間資格にはなりますが心理系の資格として最もよく知られ、信頼度も高く、カウンセリング分野で多大な貢献をしてきました。

試験の合格率自体は60％台と、そこまで難しいようには見えないかもしれません。
ですがもともと大学院で専門的に学ぶことが求められますから、取得までのハードルは高いと言えるでしょう。

公認心理師（国家資格）

公認心理師とは、心理的なケアを専門とする、国内で初めての国家資格。

心理の専門職のニーズの高まりに合わせて「公認心理師法」が平成29年9月15日に施行され、公認心理師が誕生しました。

管理人・茜

まだ新しい資格とはいえ、国家資格ということもあり今後は急速に普及していくものと思われます。

先にご紹介した「臨床心理士」と既にWライセンスで取得されている方も多く、上記2つが心理カウンセラーの中核を担う資格と考えて間違いありません。

キャリアコンサルタント（国家資格）

キャリアコンサルタントとは、長い目でみたキャリア形成に対してコンサルティングを行う専門家。

例えば就職・転職しようとする人に向けて、仕事選び・今後のキャリアプラン・必要なスキルなどのアドバイスを行います。

また企業内のキャリアコンサルタントとして、働く人が抱える問題や将来的なキャリア設計についての相談に応じることも。

この点では次にご紹介する「産業カウンセラー」と似ている部分もあります。

産業カウンセラー

産業カウンセラーとは、「働く人」と「組織」を支える専門家。
職場でのさまざまな問題がきっかけとなり心の不調を抱える人が増え、メンタルヘルス対策の重要性が叫ばれています。

こうした問題を解決に導くアドバイザーとして、産業カウンセラーの活躍が期待されているのです。

産業カウンセラーは悩んでいる人に寄り添うだけでなく、より良い労働環境を目指して企業側にアドバイスもできるようになります。

精神保健福祉士（国家資格）

精神保健福祉士とは、精神疾患の方が日常生活に戻っていけるようサポートする職業です。例えば、

こうした相談に対応し、また日常生活に必要な訓練を行うこともあります。

活躍フィールドは精神科病院・心療内科クリニック・公的機関（精神保健福祉センターetc.）・福祉施設など。

ということで、精神保健福祉士はどちらかというと「福祉」の分野のプロ。

ですが心に不調を抱えた人をサポートする職業であることから、心理カウンセラーとして働くケースもよく見られます。

心理カウンセラー資格は他にも沢山ある

心理カウンセラーの資格は、他にもまだまだ沢山。

入門資格・上位資格・ある分野に特化した資格など数え上げればキリがないほどです。

ここでは比較的よく目にする心理系資格をもう少しご紹介しましょう。

認定心理士

前述の「公認心理師」と名前がとてもよく似ていますよね。

こちらは公益社団法人 日本心理学会が認定しています。

認定心理士とは、心理系大学を修了した人が個人申請することにより認定される資格。

管理人・茜

つまり資格試験がないのが大きな特徴です。

大学で心理学を学んでも「心理」という名がつかない学科が増えてきていることから、卒業後に心理学の基礎学力を持っていることをアピールできるように設けられました。

ですから簡単にいうと、

認定心理士＝心理系大学の学卒者

ということになります。

NLPプラクティショナー

NLPプラクティショナーのNLPとは、Neuro Linguistic Programing（神経言語プログラミング）の略。

ちょっと難解ですので、日本NLP協会HPより解説を引用しておきます。

私たちは、生まれてから今に至るまでたくさんの経験や体験から様々な意味付けを行い、自分の考えや思い込みというものを作っていきます。

ある程度の年齢になると考え方や生き方、反応の仕方に一定の傾向やパターンができてきますが、このことをNLPでは「プログラミング」と言っています。

我々の考えや行動は、様々な経験を通して神経と言語／非言語によってプログラミングされているのです。
（引用：日本NLP協会公式）

NLPプラクティショナーを取得すると、相手とのコミュニケーション力UPや自分の感情コントロール力UPが期待できます。

資格の取得には、日本NLP協会が監修する認定トレーナーあるいは所属団体が開催するコースを修了することが必要です。

独学で取得できる心理カウンセラー資格は？

ここまで、就職に強い主要資格5選その他をご紹介してきました。

それらの多くは大学・大学院あるいは養成講座などでの学びが必要となることが分かりました。

管理人・茜

では独学で取得できる心理カウンセラー資格はあるのでしょうか？

どんな資格があるか、ピックアップしてみました。

これらの概要について解説していきます。

キャリアコンサルタント（国家資格）

まず1つ目は、先ほどご紹介したキャリアコンサルタント。

人々の職業選択や、キャリアアップ・スキルアップについて助言できるようになる資格でしたね。
心理カウンセラーとして、仕事にまつわるお悩み相談を受けることもできます。

キャリアコンサルタントは独学でも取得を目指すことができ、市販のテキストや問題集も出ています。

ただし独学で取得するには条件があります。

管理人・茜

それはずばり、実務経験があること。

キャリアコンサルタントの受験資格には「実務経験3年以上」というものがあり、これをクリアする方は養成講習を受ける必要がありません。

後はがんばり次第で、市販の教材でも対策することができますね！

こころ検定3級4級

こころ検定は、これまで大学などでの専門領域だった心理学を一般にも広く学びやすくした検定です。

管理人・茜

初学者なら4級から無理なくステップアップできるのがポイント。

こころ検定4級と3級は公式テキストが市販されており、独学スタイルで気軽に学習に取り組むことができます。

しかし2級は「メンタルケア心理士」の称号を得られることもあり、試験内容は専門的な領域へと入っていきます。

そのため2級からの公式の教材としては、市販の書籍ではなく通信講座となります。

この通信講座については後ほど詳しく解説しますので、心理カウンセリングのプロを目指すならそちらも是非参考になさって下さい。

心理学検定

心理学検定とは、学術団体が実施している信頼性の高い検定です。

2008年に第1回検定試験が行われ、2021年には第14回を数えました。

心理学検定は誰もが受験できるのがメリットですが、そのせいもあってか合格率が2級37.55％（2021年）と低め。

管理人・茜

ですが一発合格できなくても、科目ごとに合格していけばOK。

公式HPには公式教材や推薦教材が掲載されていますので、教材選びの参考にされると良いでしょう。

メンタルヘルス・マネジメント検定

メンタルヘルス・マネジメント検定とは、主に働く人たちのメンタルヘルスケアに特化した資格です。

従業員1人1人にとっても、管理職や人事部門にとっても役立つ内容となっています。

検定試験は3つのコースに分かれています。

例えばIII種では、自らのストレス状態からくる不調に気づき、早めに手を打つことができるようになります。

メンタルセラピスト検定

メンタルセラピスト検定とは、話を聞くだけでなく「共感」を大切にするセラピストを育成する資格です。

実施するのは日本メンタルセラピスト協会。

長年モデルとして活躍されてきたメンタルセラピスト田中千栄子さんが中心となり設立されました。

資格としての知名度は確かに低めですが、テキスト1冊でチャレンジできます。

協会は大阪にあるため、特に関西圏にお住まいの方はセラピストとして活動しやすいかもしれません。

ケアストレスカウンセラー

ケアストレスカウンセラーは、心理系だけでなくビジネス・建築・スポーツ分野など、幅広い資格試験を行う職業技能振興会による民間資格です。

急増するメンタル疾患についての理解を深め、適切な対応や予防のためのアドバイスなど、こころのケアができるようになります。

管理人・茜

勉強法は公式テキストがあるため、この1冊で独学が可能です。

ですが、サポートを受けながら学べた方が安心！という方には通信講座もおすすめ。

後ほど改めてご紹介いたしますね。

独学は心配？社会人から心理カウンセラーになる方法

「独学だと、なんだか三日坊主になりそう…」

心理カウンセラーの主要資格を取るために大学や大学院で学び直すのはハードルが高い。

でも独学して挫折したらどうしよう…。

確かにこれから心理系の勉強を始めようとする人にとっては色々な心配がありますよね。

管理人・茜

そこでオススメしたいのが、ずばり通信講座です。

ということで、社会人や主婦の方が心理カウンセラーの勉強をする方法として、通信講座はかなりオススメとなります！

主要資格じゃなくてもカウンセラーになれるのか

「でも主要資格じゃなくて、本当にカウンセラーになれるの？」

これは大変気になるテーマですよね。

結論から言いますと、冒頭でご紹介したような主要資格を取得しなくても心理カウンセラーになれます。

ただし注意点があります。

就職の応募条件には、「臨床心理士」や「公認心理師」、「キャリアコンサルタント」など具体的な資格名が明記されていることが多いです。

こうした資格を持っていないと就職は難しいと言わざるを得ません。

ですが、心理カウンセラーとしての活躍フィールドは病院や公的機関だけではありません。

例えば代表的なものが、カウンセリングルーム。

自ら開業するか、あるいは複数のカウンセラー同士で活動することもできます。

最近では沢山のカウンセラーが所属して、個々に相談に応じるオンラインカウンセリングのマッチングサービスなども出てきています。

フリーランスとしての活動には、必ずしも主要資格を持っている必要はありません。

むしろ必要なのは集客スキル、それからカウンセリングスキルそのものでしょう。

最近ではwebやブログ、SNSやYouTubeを使って集客するケースが多いようです。

とはいえ、いきなり集客といっても難しさがありますから、集客コンサルティングなどのプロに相談されるのも1つの方法。

参考として、カウンセラーの集客サポートに10年以上従事されている北林絵美里さんのYouTubeチャンネルをご紹介しておきます。

また、このあとご紹介する通信講座では「開業ノウハウ」「集客ツール」などを提供しているところも！

こうしたかゆい所に手が届くサービスを受けられるのも、通信講座の大きなメリット。

資料請求は無料でできますので、講座の内容やサポートについてまずは比較検討してみてはいかがでしょうか。

心理カウンセラー資格が取れる通信講座

ここからは、心理カウンセラー資格が取れるおすすめの通信講座をご紹介します。

（各講座の画像は公式サイトより引用）

ヒューマンアカデミーたのまな「メンタルケア心理士講座」

こちらは前述でご紹介した「こころ検定」の2級に相当する「メンタルケア心理士」を目指す講座です。

たのまなで注目すべきは、スキルアップ講座として「オンライン・カウンセリング実技実践プログラム講座」が用意されていること（別料金）。

セットで受講すれば、メールやSNSを使った今どきのオンライン・カウンセリングスキルを実践的に身につけることができおすすめです。

管理人・茜

こちらの講座を受講した方にインタビューしました。 受講を考えている方はこちらもチェック♪

キャリカレ「メンタル心理カウンセラー講座」

メンタル心理カウンセラー講座は、受講生が1万人を突破したキャリカレの人気講座。

通信で取得できる心理系資格の中では、割とよく知られている印象があります。

特徴としては「カウンセリング」や「心理テスト方法」などを、映像や実際の体験実習を通して学べる実践的な内容となっています。

さらにキャリカレは協会認定校なので、在宅受験OK。

落とすテストではなくあくまで理解度をはかるためのものなので、テキストを見ながらの受験が認められています。

これならお子さんがいてなかなか家を空けられない方でもチャレンジできますね！

管理人・茜

キャリカレの上級心理カウンセラーを受講した方に話を聞きました。こちらの記事もごらんください。

ユーキャン「心理カウンセリング講座」

こちらは「生涯学習のユーキャン」が手がける心理カウンセリング資格取得講座。

メンタルサポートの第一線で活躍する公認心理師・小高千枝先生が監修しています。

標準学習期間は4ヶ月となっており、内容的には比較的ボリュームがあると考えられますが、資格試験自体がカリキュラムに組み込まれているのは大きなメリット。

講座を期間内にすべて修了し、最終課題をパスすればそのまま資格認定となります。

もちろん外部に受験しにいく必要もありませんので助かりますね！

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ヒューマンアカデミーたのまな「ケアストレスカウンセラー講座」

こちらは独学で学べる資格のところでもご紹介した「ケアストレスカウンセラー」の通信講座のご紹介です。

独学だと公式テキスト1冊で勉強しなければなりませんが、たのまなの通信講座ならDVDで学べるのがポイント。

まずDVDで大まかに内容を押さえ、あとテキストでポイントを整理すると知識が定着しやすくなるでしょう。

＼講座一覧→心理・カウンセラー→「ケアストレスカウンセラー講座」を選択／

SARAスクール「心理カウンセラー講座」

こちらは女性に特化した通信資格スクール「SARAスクール」が運営する、心理カウンセラー講座です。

SARAスクールは上記2つの協会の認定校に指定されているため、プラチナコースにすれば課題を提出するだけで確実に資格取得できるのが大きなメリット。

早く・確実に資格をGETするにはこのプラチナコースが断然おすすめです。

管理人・茜

またSARAスクールについてはこちにまとめています。

フォーミー「心理カウンセリングスペシャリスト資格講座」

formie（フォーミー）は、勉強から試験まで「すべてをスマホ1つで」という全く新しいコンセプトで資格講座サービスを展開しています。

スキマ時間に、通勤電車で、子どもが寝た後で、スマホ片手に心理カウンセリングの勉強に取り組むことができる、まさに今どきスタイルですね。

資格試験もフォーミーを通してweb受験でき、合格したら認定証だけは紙で発行。

紙の認定証なら対外的にもアピールしやすいです。

またformieには資格のサブスクプランがあることも大きな特徴。

定期的に付与されるポイントを消費しつつ受講→試験→認定証の発行、と進めていくことができ、定期縛りもないので大変オトクです。

管理人・茜

フォーミーについてはこちらでまとめています。

心理カウンセラー資格のまとめ

今回は本当にたくさんの心理カウンセラー資格をご紹介してきました。
最後にまとめとして「独学」と「通信講座」に絞ってリストアップしておきます。

独学で取得する方法としては、公式テキスト＆問題集を活用するのが基本です。
そして、サポート付きの通信講座で学びたい方はこちら。

通信講座は確かに独学よりもお金がかかることにはなりますが、添削や質問対応に開業サポートなど、講座によりさまざまなサポートがつくことが何よりの強み。

管理人・茜

家にいながらにして学べるといった意味では独学にかなり近い方法となりますので、メリットづくしの通信講座はおすすめです。

宜しければ無料の資料請求で詳しく比較検討してみてはいかがでしょうか。

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