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温活・サ活

温泉入浴指導員とは 合格率・費用・取得方法

入浴資格の一つに「温泉入浴指導員」という資格があります。

入浴やサウナの資格は、温泉やサウナ好きな人が楽しみながら資格取得を目指すものが多いのですが、こちらの資格は厚生労働省により制定された学習に重きを置いたもの。

本格的な入浴資格を取得したい人におすすめの資格です。

今回は、この温泉入浴指導員について説明します。

管理人・茜
温泉や入浴についてより深い知識が習得できる資格ですよ

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温泉入浴指導員とは

温泉入浴指導員は、2003年に厚生労働省により制定された資格。

取得するには、日本健康開発財団が実施している2日間の講習会を受講する必要があります。

温泉入浴指導員になるための講習会は、東京と関西の会場で実施。

講習会を修了し、試験を受けて合格すると修了証が発行され、厚生労働省が定めている「温泉利用プログラムを安全かつ適切に指導する能力を有し、身体測定、生活指導及び応急手当を行う者」として認められます。

カリキュラムは以下の通り

カリキュラム

  1. 「健康学」健康増進医学の基礎
  2. 「温熱生理学」温泉環境と健康
  3. 「温泉医学」温泉医学総論、温泉医学各論、リハビリテーションと温泉
  4. 「入浴プログラム指導実習」年齢・健康状態に配慮した入浴プログラム指導実習
  5. 「救命講習」救急法実習、心肺蘇生法実習

講習期間は2日間(講義7時間・実習5時間)

1日目は座学で、データを使って学習。入浴と健康を主に学びます。

2日目は銭湯で実習を行い、心肺蘇生の実技講習と入浴の指導方法を学びます。

他の入浴資格と違い、楽しむというよりはしっかりと知識と技術を身につける講習であることがわかりますね。

厚生労働省が制定した資格なので、学ぶことに重点をおいているのでしょう。

温泉入浴指導員と他の入浴資格の違い

厚生労働大臣が認定する「温泉利用プログラム型健康増進施設」は温泉入浴指導員の配置が義務付けられているため、他の入浴資格とは一線を画していることがわかります。

民間資格でありながら国家資格に近い、そのちょうど間の資格をイメージしてもらえるとわかりやすいかもしれません。

趣味だけでなく仕事に活用したいと考えている人にはぴったりの資格ですよ。

温泉入浴指導員の取得方法

温泉入浴指導員の資格は、決まった日程に東京と関西で開催している講習会に参加し、修了後に実施される試験に合格することで取得できます。

開催が決まると募集がありますが、募集定員があり受付期間中でも満席になり次第締め切りとなります。申し込み状況等は電話で問い合わせが可能です。

申し込み方法

  1. Webからの申込み
  2. FAXまたは郵送で申込み

※郵送の場合は受講申込書を受付期限(当日消印有効)までに財団研究調査部宛に送付すること

申し込みが完了するとメールまたは書面での通知が約1ヶ月前に、最低催行人数があるため、開催が決定すると「最終のご案内」がメールまたは書面が送られてきます

温泉入浴指導員を取得するメリット

温泉資格指導員を取得するメリットを3つ、お伝えします。

取得を迷っている人は参考にしてみてください。

取得するメリット

  • 温泉に入浴する際の正しい知識が身につけられる
  • 温泉入浴指導員の配置が義務付けられている施設がある
  • 実習は銭湯を貸し切って行われる

温泉に入浴する際の正しい知識が身につけられる

温泉の基礎知識を習得することができ、正しい入浴の仕方や禁忌についても学べるので、安全に入浴を楽しむことができます。

上でもお伝えしたように、温泉入浴指導員の資格を取得すると「温泉利用プログラムを安全かつ適切に指導する能力を有し、身体測定、生活指導及び応急手当を行う者」として認められるため、安全管理や救急処置まで行うことができるレベルまで到達できます。

温泉入浴指導員の配置が義務付けられている施設がある

「温泉利用プログラム型健康増進施設」は国民の健康作りを推進する上で適切な内容であると認められた施設のみに厚生労働大臣が認定しています。

認定された施設には温泉入浴指導員の配置が義務付けられているので、資格を所持していることで就職しやすい場合があり、中には手当が出る施設もあります。

実習は銭湯を貸し切って行われる

実習が行われる日は会場の温泉は1日貸切になります。

実習が終わってからも会場施設に入浴することができるので、ゆっくり銭湯を堪能することが可能です。

管理人・茜
お風呂好きにはこのような点も魅力的ですね

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温泉入浴指導員の合格率

合格率は非公開ですが、受験生の声を聞く限りでは満点で合格している人が多く難易度がとても易しいため、ほぼ100%に近いと思われます。

合格率が高いということは、講習会の内容がしっかりとしているということ。

管理人・茜
しっかりと学べる講習会であることがわかりますね

温泉入浴指導員を取得するのにかかる費用

温泉入浴指導員の講座を受講するのに必要な費用は、38,500円と少し高額な印象です。

しかし、この金額は受講料からテキスト代、認定証の発行など全て込みの価格となっていることや、厚生労働大臣が認定しているなどを考えると適正な金額と思われます。

支払い方法ですが、申し込み後「最終のご案内」通知に記載されています。そちらを確認してください。

温泉入浴指導員の講座を申し込むにあたり、注意点があります。それは、講習会3日前からのキャンセルには、キャンセル料がかかること。

キャンセル料は以下の通り。

キャンセル料

  • 講習会3日前から 30%(11,550円)
  • 講習会前日 50%(19,250円)
  • 講習会当日 80%(30,800円)
  • 連絡なし 100%(38,500円)

キャンセルや変更をしたい場合には、早めに連絡をしてください。

まとめ

ポイント

  • 厚生労働省により2003年に制定された資格。取得には2日間の講習に参加する必要がある
  • 民間資格でありながら、イメージは民間資格と国家資格の間にある資格
  • 温泉入浴指導員の配置が必要な施設があるため、取得するメリットは大きい
  • 決まった日程に会場で受講するため、通信教育のように手軽ではない
  • 合格率は非常に高く、満点で合格する人も多数存在する
  • 費用は内容を考えると妥当な価格。講習会の日が近くなるとキャンセル料が発生するので注意が必要

温泉入浴指導員が本格的な入浴資格であることがお伝えできたかと思います。

実習で銭湯を利用できるなど入浴が好きな人にとても魅力的な講習が受けられ、他の入浴資格と少し差別化できる温泉入浴指導員。

取得して、入浴のプロを目指しましょう。

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