おうちでゆっくりお茶を飲む時間はホッとしますよね。
寒かった日、忙しくてバタバタした日、長時間デスクワークをした日・・などその時の調子によって体をいたわるお茶を選べたらさらに嬉しいですね。
そんな時にぴったりなのは、季節や体調・体質に合わせたブレンドの漢方茶。
毎日の健康に役立つ漢方茶は人気が高く、自分でブレンドして販売したいと思う方もいるのではないでしょうか。
今回は漢方茶を販売するのに必要な許可・資格・注意事項について解説します。
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漢方茶を販売するのに必要な許可や資格は?
漢方茶は食品に分類されます。
医薬品ではないので薬剤師や登録販売者の資格がなくても取扱いできますが、自由に作って勝手に販売して良いわけではありません。
自分で漢方茶をブレンドして販売する場合に必要なことは保健所への届出・食品衛生責任者資格の取得・食品表示の3点です。
以前は届出や資格は必要なく、適切な食品表示をすれば漢方茶を販売することが可能でした。
しかし2021年6月から食品衛生法が改正され、届出が必要になりました。
保健所への届出
市販の茶葉を仕入れてブレンドし漢方茶を作成・販売する場合、保健所の許可は不要ですが届出が必要です。
ただし保健所によって解釈が違うので、必ず管轄の保健所に確認をしてから必要な申請を行うようにしてください。
また、仕入れた茶葉をそのままブレンドするのか、加工を加えてブレンドするのか、自分で栽培した原料を使うのかなどによっても必要な申請が変わる可能性があります。
細かい製造過程についても保健所の担当者に伝えるようにしましょう。
届出の場合は許可と違い申請費用はかからず書類提出のみで済み、設備なども不要なので負担は少ないです。
食品衛生責任者の資格を取る
2021年6月の食品衛生法改正により届出が必要になったことに伴い、食品衛生責任者の資格を取得する必要があります。
資格を取る方法は食品衛生責任者講習会を受講すること。
食品衛生責任者講習会は養成講習会と実務講習会があり、初めて講習会を受講する場合は養成講習会を受講することで食品衛生責任者になれます。
資格取得後も定期的に実務講習会に参加し最新の知見を習得するようにしましょう。
調理師、栄養士などの免許をお持ちの方は食品衛生責任者になることができ、食品衛生責任者養成講習会の受講は免除されます。
商品に食品表示をする
食品のパッケージには必ず原材料や原産地、賞味期限や製造者などの表示がされていますよね。
漢方茶含め全ての食品は、食品表示をすることが義務付けられています。
表示ルールに従って表示を行いましょう。
漢方茶の場合、栄養に寄与する影響が少ないため栄養成分表示(熱量やたんぱく質、脂質など)は省略可能ですが表示しても構いません。
内容に不明な点があれば、保健所に問い合わせして正しい表示をしてくださいね。
漢方資格は必要?
漢方資格がなくても漢方茶を作って販売することは可能です。
しかし、個々の要望に合ったブレンドや最適な漢方茶の選定をするためには使用する原料についての漢方的知識が必要です。
そういった知識を養うためにも漢方資格は不可欠でしょう。
おすすめの漢方資格
漢方茶の適切なブレンドを決めるには漢方知識が必要で、茶葉や食材の漢方的な特徴を理解する必要があります。
こちらでは、おすすめの漢方資格について紹介。
漢方アドバイザー
認定団体 | 日本技能開発協会 |
認定講座(運営会社) | 漢方アドバイザー資格取得講座(ラーキャリ) |
取得方法 | 独学・通信講座 |
受講費 | 49,500円(税込) |
受験費用 | 11,000 円(税込) |
漢方を正しく扱う知識を持ったプロフェッショナル。
講座受講費に受験費用も含まれますが、独学で試験を受ける場合は受験費用がかかります。
講座の添削課題提出は希望者のみで出さなくてもOK、最短3週間で資格取得できるのが特徴。
おすすめの漢方資格の中で最もリーズナブルに取得できる資格です。
費用をおさえつつ早く資格を取得したい方はラーキャリの漢方アドバイザー資格取得講座での資格取得がおすすめ。
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漢方養生指導士 漢茶マスター
認定団体 | 日本漢方養生学協会認定 |
認定講座(運営会社) | 漢方養生指導士 漢茶マスター(薬日本堂漢方スクール) |
取得方法 | 通学 |
認定講座の漢方養生指導士漢茶マスターコースは、漢茶を体調・体質に合わせてブレンドできるスペシャリストを目指すコース。
漢方養生指導士は次のようにレベルがあります。
- 漢方養生指導士 ベーシック
- 漢方養生指導士 アドバンス
- 漢方養生指導士 漢茶マスター
- 漢方養生指導士 薬膳マスター
- 漢方養生指導士 薬物学マスター
- 漢方養生指導士 臨床マスター
漢茶マスターはベーシック合格→アドバンス合格を経て受講資格が与えられるので漢茶マスター取得までにかかる合計費用は以下の通りです。
ベーシックコース・アドバンスコースは通学以外にも受講方法があり受講方法により受講費が変わるため、合計費用は幅があります。
コース | 受講費 | 受験費用 |
ベーシック | 37,800~42,000円(税込) | 6,600円(税込) |
アドバンス | 144,000~160,000円(税込) | 8,800円(税込) |
漢茶マスター | 88,000円(税込) | 13,200円(税込) |
計 | 269,800~290,000円(税込) | 28,600円(税込) |
入学金11,000円(税込)含めた合計 | 309,400~329,600円(税込) |
おすすめ資格の中では一番費用がかかりますが、基礎からしっかり学び理解度を確認しながら勉強を進め漢茶ブレンドができるようになりたい方に適しているでしょう。
薬膳調整師
認定団体 | 日本安全食料料理協会 |
認定講座(運営会社) | 漢方薬膳資格取得講座(SARA スクール) 漢方・薬膳W資格取得講座(諒設計アーキテクトラーニング) |
取得方法 | 独学・通信講座 |
受講費 | 漢方薬膳講座 基本コース:59,800 円(税込)プラチナコース:79,800 円(税込) 漢方・薬膳 W 資格取得講座 基本講座:59,800 円(税込)スペシャル講座:79,800 円(税込) |
受験費用 | 10,000 円(税込) |
薬膳についての基礎理論を理解し、食材の薬膳的な効能・特徴などの知識がある人に認定されます。
日本安全食料料理協会認定の薬膳調整師は独学で取得可能。
ただし、試験に対応したテキストが市販されていないため、SARA スクールまたは諒設計アーキテクトラーニングの講座を活用するのがおすすめです。
プラチナコースとスペシャル講座は卒業課題提出で試験免除になり受験費用も不要。
薬膳調整師だけでなく漢方コーディネーターも同時に取得できます。
自宅学習で漢方・薬膳両方の資格を取得したい方はいずれかの講座を選んで資格を取得してくださいね。
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中国漢方ライフアドバイザー
認定団体 | 日本能力開発推進協会 |
認定講座(運営会社) | 中国漢方ライフアドバイザー講座(キャリカレ) |
取得方法 | 通信講座 |
受講費 | ハガキ申込価格(税込):68,800円 WEB申込価格(税込):58,800円 別途送料全国一律 450 円(税込) |
受験費用 | 5,600 円(税込) |
日々の生活に漢方を取り入れる知識を身につけ、アドバイスしていくスペシャリスト。
独学では取得できず、認定講座を修了する必要がある資格。
講座のカリキュラムには漢方茶の作り方が組み込まれています。
実践的に学びたい方におすすめの講座&資格です。
漢方茶を販売する際の注意事項
必要事項をクリアし、無事に漢方茶が完成してもまだ油断は禁物。
販売する際も気をつけなければいけないことがたくさんあります。
漢方茶は人気がありますから、自分で販売するだけでなく知り合いのお店などから販売したいと声をかけられることがあるかもしれません。
販売してもらう先でも注意は必要なのです。
薬機法に注意
前の文章でお伝えしたとおり、漢方茶は食品です。
医薬品ではないので効能効果を謳うことはできません。
薬機法違反にならないよう、販売時のセールストークやPOPの文章には注意するようにしましょう。
卸売・委託販売先も届出が必要な場合がある
自分で申請した以外の場所へ漢方茶を卸売・委託販売する際も注意が必要です。
漢方茶を仕入れて販売する側も届出が必要になる場合があります。
漢方茶のように常温保存で、一定期間以上賞味期限が見込める食品の販売は基本的に保健所へ届出不要ですが、自治体によって見解が異なります。
届出不要の場合はすぐに販売できますが、届出が必要な場合は食品衛生責任者が必要です。
すでに届出や許可があるお店であれば負担はないですが、食品衛生責任者資格を新たに取得しなければいけないお店では負担を強いられる場合も。
まずは販売先の管轄保健所に確認しましょう。
まとめ
- 漢方茶を製造・販売するためには保健所に届出が必要
- 食品衛生責任者は食品衛生責任者養成講習会を受講するとなれる
- 適切な食品表示を行う
- 漢方資格がなくても漢方茶を販売できるがブレンド・選定のために漢方知識は必要
- 薬機法注意、漢方茶は食品なので効能効果を謳わないこと
- 卸売・委託販売先も届出が必要になる場合あり
- 届出が必要かどうかは自治体によって見解が異なるので必ず管轄する保健所の指示を仰ぐ
漢方茶を作って販売する際は、届出や必要な講習、表示を忘れずに。
その前に、まずは漢方茶ブレンドの知識を深めるため漢方資格を取得しましょう。
資格を取得して素敵な漢方茶をたくさん作ってくださいね。
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