未病や不定愁訴に対して威力を発揮する漢方。
病気ではないけど、なんとなく調子が悪い状態を未病といいます。
不定愁訴とは、異常がないと診断されたものの辛い症状や訴えがあること。
なんとなく違和感がある時、ちょっとした不調の時、そして病院でもらった薬があまり合わなかった時などに漢方薬局を利用する方もいるでしょう。
漢方薬局に相談に行くと、じっくりと話を聞き顔色を観察して体質に合った漢方を選んでくれます。
その様子はまさに職人技。
その職人技に憧れ、漢方を販売したい、漢方薬局業を開業したいと考える方も多いでしょう。
そこで今回は漢方販売や漢方薬局開業に必要な資格について調べました。
漢方を販売したい、漢方薬局で働きたい方はぜひご覧くださいね。
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漢方を販売するのに必要な資格
漢方とは食事や養生を含めた広い意味もありますが、ここでは医薬品である漢方の販売について解説。
医薬品を扱うことができる資格は以下の2つ。
- 薬剤師
- 登録販売者
薬剤師
薬剤師になるには、6年制の薬学課程を修了し、薬剤師国家試験に合格する必要があります。
4年制薬学部もありますがこちらは主に薬学研究者を目指す人のための課程で、薬剤師を目指すなら6年制が必須。
2017年度までに4年制の薬系大学大学に進学した人は、大学院で2年間学んだ後に国家試験を受験するという方法も。
2018年以降で4年制の薬学系大学に進学した方や既に社会人として働いている方は、6年制の薬系大学に入り直さなければなりません。
とても難しいというイメージがある薬剤師資格。
薬剤師国家資格の合格率は60%~90%と言われており、合格率自体は低くありません。
しかし大学によっては卒業試験にパスしないと国家試験の受験資格を手にすることができないところも。
この合格率は真の合格率ではなく、合格する見込みの高い人が出願・受験して算出された数字なのです。
また薬剤師資格が難しいと思われるのは、国家試験に合格することだけでなく6年生まで進学することが非常に大変なことも理由のようです。
登録販売者
登録販売者試験に合格する、かつ一定以上の実務経験を積むことで、正規の登録販売者として医薬品を一人で販売することが可能になります。
独学でも受験可能、他の勉強方法としては通信・通学講座などがあります。
問題の内容は都道府県によって違いますが、いずれかの都道府県で合格すれば他の県でも登録販売者として勤務することができます。
都道府県によって日程が違うのでいくつかの都道府県で受験申し込みすることも可能。
登録販売者資格の合格率は2021年の全国平均が49.0%となっています。
決して合格率が高いとは言えませんが、定員が決まっている試験ではないので、点数をしっかり取れれば合格できる資格と言えます。
薬剤師とは取り扱える薬剤に違いがありますが、薬剤師になるには費用と時間が必要となるため、比較的挑戦しやすい資格である登録販売者の資格は近年人気を集めています。
漢方薬局を開業する要件は?
漢方薬局を開業する要件を見ていきましょう。
また、漢方薬局以外でも漢方を販売する方法を紹介します。
漢方薬局開業に必要な資格
漢方薬局というのは正式名称ではなく、厳密には薬局といいます。
薬局開設許可を得て、管理者を置けば漢方の販売ができます。
開設者は非薬剤師でもなれますが、管理者は薬剤師でないといけません。
このことから、漢方薬局を開業する方法は薬剤師になるか薬剤師を雇うかの2択。
登録販売者は薬局の責任者にはなれませんが、漢方薬局で勤務し、漢方の販売が可能。
薬剤師は全ての医薬品を扱えますが、登録販売者は医療用・要指導・第一類は販売できません。
ただし、ほとんどの漢方は登録販売者も扱える医療用・要指導・第一類以外の医薬品なので多くの漢方を取扱いできるでしょう。
漢方薬局以外で漢方を販売する方法
漢方薬局を開業する以外の方法で漢方を販売する方法もあります。
薬店(正式名称は店舗販売業)でも漢方は販売可能で、漢方薬店として営業するためには店舗販売業許可が必要です。
店舗責任者として薬剤師か登録販売者を選出しなければいけません。
薬店になると登録販売者も管理者になれるということですね。
漢方販売に漢方資格は必要?
漢方を販売するためには漢方資格が必要だと思うのではないでしょうか?
しかし、薬剤師や登録販売者であれば漢方資格がなくても漢方を販売することができます。
とはいっても自信をもって販売するため、信用度を高めるためにも漢方資格はあったほうが良いといえるでしょう。
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漢方の配合や治療の受け方、服用方法などを学び適切な使用を提案します。
取得方法 | 独学・通信講座 |
認定講座(運営会社) | 漢方アドバイザー資格取得講座(ラーキャリ) |
受講費 | 49,500円(税込) |
受験費用 | 11,000円(税込) |
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講座を受講する場合受験費用はかかりません。
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漢方養生指導士
漢方理論に基づき、季節や体調・体質に合わせた養生を行い、心もからだも健やかな生活をつくり、指導できる人のこと。
漢方養生指導士はレベルがあり、以下は漢方資格取得の第一歩となる漢方養生指導士ベーシックについての情報です。
資格取得の方法 | 通信・通学・オンライン |
認定講座名(運営会社) | 漢方養生指導士ベーシック |
受講費 | 通学:42,000円(税込) オンライン・通信:37,800円(税込) |
受験費用 | 6,600円(税込) |
期間 | 最短1ヶ月 |
上位資格に進むにつれて費用と難易度が上がります。
最上位資格の漢方養生指導士臨床マスターは漢方薬の処方・選定など専門性の高い知識が身につく漢方薬を扱う人向けの資格。
漢方養生指導士は通学でしっかり学びたい方、上位資格でさらに上を目指したい方におすすめです。
漢方コーディネーター
漢方の基礎知識や診断方法・養生などの理解が一定以上ある人に認定される資格。
基礎理論をはじめ漢方の歴史・特徴・使い方について学び、適切に漢方を使用するサポートをします。
取得方法 | 独学・通信講座 |
認定講座(運営会社) | 漢方薬膳資格取得講座(SARAスクール) 漢方・薬膳W資格取得講座(諒設計アーキテクトラーニング) |
受講費 | 漢方薬膳講座 基本コース:59,800円(税込)プラチナコース:79,800円(税込) 漢方・薬膳W資格取得講座 基本講座:59,800円(税込)スペシャル講座:79,800円(税込) |
受験費用 | 10,000円(税込) |
学習期間 | 6ヶ月(最短2ヶ月) |
プラチナコースとスペシャル講座は受験費用込み、卒業課題提出で試験免除、漢方コーディネーターだけでなく薬膳調整師も同時に取得。
漢方・薬膳両方の資格が欲しい方、手軽な通信講座で本格的なスキルを得たい方は漢方コーディネーターがおすすめ。
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中国漢方ライフアドバイザー
日々の生活に漢方を取り入れる知識を身につけ、アドバイスしていく技術を身につけた人。
漢方医学、薬膳、美容など日常で使える実践力で悩みを解消します。
取得方法 | 通信講座 |
認定講座(運営会社) | 中国漢方ライフアドバイザー講座(キャリカレ) |
受講費 | ハガキ申込価格(税込):68,800円 WEB申込価格(税込):58,800円 別途送料全国一律450円(税込) |
受験費用 | 5,600円(税込) |
学習期間 | 4ヶ月 |
カリキュラム(添削問題5回)修了後、受験申込、試験合格で資格取得。
料理や美容に関する漢方の知識まで幅広く対応する内容で、漢方コスメについて学びたい方や美容関係の仕事をしている方におすすめ。
まとめ
- 漢方を販売するには薬剤師か登録販売者の資格が必要
- 登録販売者の勉強方法は独学・通信講座など
- 必須ではないが漢方資格は取得するべき
- 漢方薬局を開業するには管理者に薬剤師を置く必要あり
- 漢方薬店でも漢方を販売可能で登録販売者も責任者になれる
漢方を販売したい場合は薬剤師か登録販売者の資格を取得し、併せて漢方のスキルも身につけましょう。
登録販売者と漢方の勉強は通信講座でもできますよ。
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