発酵食品は非常に歴史が長く、奥が深い分野です。
地域ごとの特性もあるなど、隅から隅まで勉強しようと思うと骨が折れるでしょう。
「発酵食品をしっかり勉強したい!」という方は、通信講座や資格養成講座の利用をおすすめします。
しっかりとしたプロが講師をしているところを選べば、知識が増えるだけでなく、疑問点も解消することができ、勉強がさらにおもしろく!
今回ご紹介する発酵マイスターは、発酵についてじっくり学べる講座ですよ。
ぜひチェックしてみてください。
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発酵マイスターとは
発酵マイスターは、一般社団法人 日本発酵文化協会が認定している資格です。
取得までの流れや費用について見ていきましょう。
発酵マイスターを取得するまでの流れ
発酵マイスターの資格を取得する流れは以下のようになります。
- ベーシック講座を受講
麹教室、醤油教室、甘酒教室、味噌教室の4講座を受講する必要あり - 発酵マイスター養成講座を受講
- 課題の提出、修了試験を受ける
ベーシック講座、発酵マイスター養成講座は、どちらもオンラインでの受講が可能です。
リアル開催されている講座を同時配信する形になっていて、オンラインで受講していても質問ができる仕組みになっているとのこと。
オンラインだと、疑問点をすぐに解決できないのがネック、と感じている方もいるので、このシステムはありがたいですね。
発酵マイスターを取得するまでにかかる費用
発酵マイスターの資格を取得するには、ベーシック講座も受講していなくてはならないため、そちらの受講料も費用に含まれます。
ベーシック講座 麹教室 | 6,600円(税込) |
ベーシック講座 醤油教室 | 6,600円(税込) |
ベーシック講座 甘酒教室 | 6,600円(税込) |
ベーシック講座 味噌教室 | 6,600円(税込) |
発酵マイスター養成講座 | 176,000円(税込) ※ランチ4回分を含む ※オンラインの場合、ランチは含まれませんが料金は同じです |
合計 | 202,400円 |
発酵マイスター養成講座の料金は、4日間の座学と発酵食メニューのランチ4回分、認定試験の費用が含まれています。
オンラインで受講する場合も料金が同じです。残念ながらランチは含まれませんので、ご注意ください。
発酵マイスター養成講座の内容
発酵マイスター養成講座は次のようなカリキュラムになっています。
<1日目>
- ガイダンス・発酵概論
- 発酵食品概論①(微生物)
<2日目>
- 発酵食品概論②(三大発酵・栄養素)
- 日本の発酵食品①(醤油・味噌)
<3日目>
- 日本の発酵食品②(清酒)
- 日本の発酵食品③(食酢・みりん・納豆)
<4日目>
- 日本の発酵食品④(甘酒・塩麹)
- 日本各地の発酵食品・研究発表
発酵食品の基礎や仕組みなどを学び、発酵食品の取り入れ方や楽しみ方を人に伝えられるようになることを目指す内容です。
講座で使う教材はベーシック講座のテキストになっているので、事前の受講が必要ですね。
発酵マイスター養成講座の日程
発酵マイスター養成講座の日程は、一般社団法人 日本発酵文化協会のホームページに発表されます。
一例として、どのような日程になっているのかご紹介しますね。
日時 | 1日目:2022年12月1日(木) 2日目:12月2日(金) 3日目:12月3日(土) 4日目:12月4日(日) 10:30~15:30 ※4日目のみ16:00まで |
試験日 | 2023年1月28日(土) 13:00~15:00 ※オンラインの場合 2023年1月29日(日) 13:00~15:00 |
2022年12月現在、予定されている講座は以下の通りです。
2023年2月23日(木)~(オンライン)
2023年4月20日(木)~(東京)
2023年6月3日(土)~(オンライン)
2ヶ月に1回開催されるサイクルのようですね。
申し込み期限はリアル講座の場合5日前まで、オンライン講座の場合は7日前までとなっています。
2ヶ月待たなくてはいけなくなるので、期日のチェックは忘れないようにしましょう。
発酵マイスター資格試験の合格率は?
発酵マイスターの資格試験は、合格率や試験内容が一切公表されていません。
試験問題を持ち帰ることもできないんだとか。
過去問もないため、試験対策としてはテキストの内容を覚えることが中心となります。
実際に受験した方の声を探してみました。
わあ‼️
発酵マイスターの試験に合格しましたー‼️
前回、落ちました。
が、リベンジで先月、雪の日に試験を受けに行き、
本日、合格結果メールいただきました。合格認定証は後日送られてくる、
やった、、@hiyokobio
発酵マイスターの試験は、すぐそこ💦
過去問なし、問題集なし 笑テキストだけを勉強しまくる試練の夏🌈
微生物や細菌、カビの学術名
カタカナなのうらむ 🤪@hi______ko0912
誰でも受かる試験というわけではないようです。
発酵マイスターは独学で取得できる?
発酵マイスターは養成講座の受講、修了試験の合格が取得条件となっているため、独学で取得することはできません。
「費用を抑えて勉強をしたい」という理由で独学を選びたい方には向いていない資格と言えそうです。
しかし、「マイペースに勉強がしたい」という理由で独学を選ぶ方は、オンライン講座を選べば自宅で勉強をすることができます。
急いで資格を取得する必要がなければ、自分に合った日程の講座を選ぶこともできるので、検討してみてはいかがでしょう。
受講者の声としてこんな声がありましたので、参考にしてみてください。
- グループ発表がとても楽しかった。この発表で他の人と話し、いろいろな刺激をもらい、今後、発酵をどのように広めていくか、深くかんげることができた。
- やはり試食をしながらの学びが印象的でした。発酵ランチも食べてみたかったです!具体的な例をおりまぜながら、わかりやすく説明して下さり、集中して聞くことができました。
「受講生の声」より
発酵マイスターの活かし方
発酵マイスターの資格を取得した後、実際にどのような活かし方をされているのかご紹介しますね。
- 認定講師として活動
- 仕事の知識が広がり顧客からの信頼関係に繋がる
- 発酵にまつわる講座の主催
- 発酵にまつわる動画の配信
- 職場のメニュー開発
- 料理教室の主宰
もともとの仕事に活かすため、という理由で、発酵マイスター養成講座を受講した、という方も少なくない様子。
顧客に分かりやすく話ができるようになった、視野が広がったと感想を寄せていました。
また、発酵マイスター養成講座で得た知識を元に、動画配信や講座を主催している方もいらっしゃいます。
ただ、認定講師、加盟店・認定校となるには別の講座を受講し認定を受ける必要があります。
たとえば、認定講師になるためには発酵マイスター養成講座を受講した後、発酵プロフェッショナル講座、認定講師養成講座を受講し、試験に合格する必要があります。
- 発酵プロフェッショナル養成講座を受講→資格取得
- 認定講師養成講座を受講
- 面接・試験
- 合格後、認定講師へ
加盟店・認定校の場合は、発酵プロフェッショナル養成講座に合格した後、審査を受けます。
- 発酵プロフェッショナル養成講座を受講→資格取得
- 審査を受ける
- 審査に合格し、加盟店・認定校へ
加盟店・認定校となる場合、発酵食品を取り扱っていることはもちろん、一般社団法人 日本発酵文化協会の理念に賛同していることも必須条件となります。
条件についてもっと具体的に知りたい、という方は、ぜひ協会に問い合わせてみてください。
自宅でゆっくり取得をめざすなら発酵食品ソムリエ講座
会社名 | ユーキャン |
講座名 | 発酵食品ソムリエ講座 公式サイト |
取得資格 | 発酵食品ソムリエ (NPO法人発酵文化推進機構認定) |
受講費(税込) | 一括払い:39,000円 分割払い:3,300円×12回 (12ヵ月) 総計:39,600円 |
受講資格 | 特に無し |
標準学習期間 | 4ヶ月 (受講開始から12ヶ月まで指導) |
教材 | メインテキスト2冊 早わかり!発酵食品図鑑100 健康発酵レシピ85 発酵食品手づくりDVD 添削課題集 |
添削 | 2回+在宅試験1回 |
質問 | あり(1日3問まで) |
「自宅でゆっくり勉強したい。」といった場合おすすめはユーキャン。
ユーキャンの発酵食品ソムリエ講座は、初めて発酵食品について学ぶ人でも安心の内容になっています。
テキストはNPO法人 発酵文化推進機構が監修。
写真やイラストも豊富なオールカラーで、普段本を読まない方でも読みやすいテキストです。
初心者でも3ヶ月で資格が取得できるように設定。
添削課題が認定試験、さらに在宅で受けられるので落ち着いて対応できるのもポイントです。
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まとめ
ポイント
- 発酵マイスターは発酵について基礎からしっかり学び、人に伝えられるようになることを目指す資格
- 資格取得には、講座の受講と試験の合格が必須
- 資格取得後、さまざまな活かし方をしている人がいる
発酵マイスター養成講座の受講者には、発酵を仕事にしている人が多くいるため、実践的かつ本格的な内容を学べる講座という印象を受けました。
- 今の仕事に活かせる知識がほしい。
- 今の仕事をもっと深めるための知識がほしい。
そんな方におすすめの資格ではないでしょうか。
発酵食品のプロになりたいという方、ぜひチェックしてみてくださいね。
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