「発酵食品について学ぼうと思ったけれど、資格がいくつもあってどれにしたらいいのか分からない・・・」
初めて学ぶことだと、何をポイントに比較していいのかも分かりにくいですよね。
そこで、今回は発酵食品に関する資格である「発酵食品ソムリエ」と「発酵マイスター」について、どんな違いがあるのかを比較してみました。
いくつかポイントを挙げて比較していますので、資格選びの参考にしてみてくださいね。
発酵食品ソムリエと発酵マイスターの違い
発酵食品ソムリエと発酵マイスターについて、受講の仕方、料金などを比較してみましょう。
基本情報の比較
講座名 | 発酵食品ソムリエ講座 | 発酵マイスター養成講座 |
取得資格 | 発酵食品ソムリエ | 発酵マイスター |
認定団体 | NPO法人 発酵文化推進機構 | 一般社団法人 日本発酵文化協会 |
受講の仕方 | 通信教育 (ユーキャン) | 通学もしくはオンライン |
受講期間 | 3ヶ月(6ヶ月まで指導あり) | 4ヶ月~ |
料金 | 一括払い:34,000円 分割払い:3,140円×11回(11ヵ月) = 総計:34,540円 | ベーシック講座 6,600円×4講座=26,400円(税込) 発酵マイスター養成講座 176,000円(税込) 計 202,400円(税込) |
サポート | ・1日3問までの質問サービス | ・オンライン受講でもリアルタイムで質問ができる |
教材 | メインテキスト2冊 早わかり!発酵食品図鑑100 健康発酵レシピ85 発酵食品手づくりDVD 添削課題集 | テキスト |
添削課題 | 2回+在宅試験1回 | なし |
資格認定試験 | 在宅受験 | 会場での受験 もしくはオンライン受験 |
発酵食品ソムリエ、発酵マイスターはどちらも発酵食品に関する知識を証明する資格ですが、講座の大きな違いは次の2点です。
- 受講料
- 受講の仕方
より詳しく違いを見ていきましょう。
発酵食品ソムリエ
発酵食品ソムリエは、 NPO法人 発酵文化推進機構が認定している資格です。
受講や受験に際して、特別な資格は必要ありません。
講座の日程
発酵食品ソムリエ講座はユーキャンで受講できる通信講座なので、いつでも、自分の都合に合わせたタイミングで受講できます。
学習は次のような流れで進めていきます。
- 発酵の基本を学ぶ
- 健康的な食生活の実践方法を学ぶ
- レシピやDVDを使って実践してみる
- 発酵食品ソムリエ認定試験を受験
発酵食品ソムリエ講座は教材が充実していて、基本的な知識を学びながら実践的な方法まで学ぶことができるカリキュラム。
メインとなる2冊のテキストの他、副教材も発酵食品を学ぶのに役立つと好評です。
<発酵食品ソムリエ講座の副教材>
- 「早わかり!発酵食品図鑑100」
発酵食品について調べるだけでなく、読み物としても楽しめる1冊 - 「健康発酵レシピ85」
発酵食品を使ったレシピがたくさん載っていて、日常生活に発酵食品を取り入れるきっかけにもなる - 「発酵食品手づくりDVD」
テキストでは分かりにくいところを、映像で分かりやすく学べる
資格認定試験
発酵食品ソムリエ講座は、添削課題が資格認定試験の役割を兼ねているため、改めて資格認定試験を受ける必要はありません。
添削課題は全部で3回。
このうち、最後の課題が資格認定試験になっていて、合格すれば資格が取得できます。
資格取得までの流れ | 1.発酵食品ソムリエ講座のテキストで勉強 2.添削課題を2回提出 3.3回目の添削課題で合格すると、資格取得 |
合格基準 | 全体の70%以上 |
合格率 | 非公開 |
受験会場で試験を受ける必要がないため、時間を合わせて会場に行く必要がありません。
また、自宅で取り組めるのでプレッシャーも少なそうです。
発酵食品ソムリエ講座のメリット
発酵食品ソムリエ講座のメリットは、自分のタイミング、自分のペースで学習を進められるところです。
時間を合わせて講義を受ける必要もなければ、まとまった時間を作ってパソコンに向かう必要もありません。
家事や仕事の隙間時間を活用して、無理なく勉強をできます。
また、遠方に住んでいて通学が難しい、受験会場まで行くのが大変、という方にも、通信講座は受講しやすい形ですね。
発酵マイスター
発酵マイスターは、一般社団法人 日本発酵文化協会が認定している資格です。
発酵マイスター養成講座を受講するには、同協会が開講しているベーシック講座を受講しておく必要があります。
講座の日程
発酵マイスター養成講座は、2022年11月に発表されている情報によると、2ヶ月に1回開催される予定です。
2023年2月23日(木)~(オンライン)
2023年4月20日(木)~(東京)
2023年6月3日(土)~(オンライン)
申込期限は、通学の場合5日前まで、オンライン受講の場合は7日前まで。
詳しい日程は一般社団法人 日本発酵文化協会のホームページで発表されます。
ちなみに、発酵マイスター養成講座を受講してから資格認定試験を受けるまでの日程は次のような流れです。
日時 | 1日目:2022年12月1日(木) 2日目:12月2日(金) 3日目:12月3日(土) 4日目:12月4日(日) 10:30~15:30 ※4日目のみ16:00まで |
試験日 | 2023年1月28日(土) 13:00~15:00 ※オンラインの場合 2023年1月29日(日) 13:00~15:00 |
受講してすぐ試験があるわけではなく、1ヶ月以上後に試験が行われるのが一般的な日程のよう。
資格認定試験
資格取得までの流れ | 1.ベーシック講座を受講 麹教室、醤油教室、甘酒教室、味噌教室の4講座を受講する必要あり 2.発酵マイスター養成講座を受講 3.課題の提出、修了試験を受ける |
合格基準 | 非公開 |
合格率 | 非公開 |
ベーシック講座は「麹教室」「醤油教室」「甘酒教室」「味噌教室」の4つ。
発酵マイスター養成講座では、ベーシック講座のテキストを使用するためあらかじめ受講しておく必要があります。
また、資格認定試験については合格基準や合格率のほか、問題の出題範囲なども公開されていません。
ネット上で受講者の声を見る限り、受講さえすれば合格できる試験ではないようです。
わあ‼️
発酵マイスターの試験に合格しましたー‼️
前回、落ちました。
が、リベンジで先月、雪の日に試験を受けに行き、
本日、合格結果メールいただきました。合格認定証は後日送られてくる、
やった、、— atelier sante (@hiyokobio) February 20, 2020
発酵マイスターの試験は、すぐそこ💦
過去問なし、問題集なし 笑テキストだけを勉強しまくる試練の夏🌈
微生物や細菌、カビの学術名
カタカナなのうらむ 🤪— ひーこ@グローバル娘と世界を旅するコスメクリエイター (@hi______ko0912) July 18, 2021
発酵マイスター養成講座のメリット
発酵マイスター養成講座を受講するメリットは、専門的な知識をもつ講師から直接学べる、という点です。
- 疑問はすぐに解消したい。
- 直接講師の話を聞きたい。
そんな方にとっては、発酵マイスター養成講座は楽しく受講できる講座となるでしょう。
おすすめは発酵食品ソムリエ
会社名 | ユーキャン |
講座名 | 発酵食品ソムリエ講座 公式サイト |
取得資格 | 発酵食品ソムリエ (NPO法人発酵文化推進機構認定) |
受講費(税込) | 一括払い:34,000円 分割払い:3,140円×11回(11ヵ月) = 総計:34,540円 |
受講資格 | 特に無し |
標準学習期間 | 4ヶ月 (受講開始から12ヶ月まで指導) |
教材 | メインテキスト2冊 早わかり!発酵食品図鑑100 健康発酵レシピ85 発酵食品手づくりDVD 添削課題集 |
添削 | 2回+在宅試験1回 |
質問 | あり(1日3問まで) |
発酵食品ソムリエ講座、発酵マイスター養成講座どちらもそれぞれメリットや魅力がありますが、チャレンジのしやすさで発酵食品ソムリエ講座をおすすめします。
発酵食品ソムリエ講座 | 発酵マイスター養成講座 | |
料金 | 一括払い:34,000円 分割払い:3,140円×11回(11ヵ月) = 総計:34,540円 | ベーシック講座 6,600円×4講座=26,400円(税込) 発酵マイスター養成講座 176,000円(税込) 計 202,400円(税込) |
受講料だけ見ても、資格取得のためにいきなり20万円以上をかけるのは勇気がいりますよね。
特に初めて発酵食品について学ぶという方にとって、かなりハードルが高い金額でしょう。
その点、発酵食品ソムリエ講座は発酵食品の基礎から学べる内容でありながら、32,780円とリーズナブルにチャレンジできます。
詳しくはこちら。
まとめ
ポイント
- 発酵食品ソムリエ講座と発酵マイスター養成講座は、受講料や受講の仕方に大きな違いがある
- 受講料やチャレンジのしやすさから見て、発酵食品ソムリエ講座がおすすめ
発酵食品についての資格はいくつもあるため、どれがいいのか迷ってしまいますよね。
カリキュラムをじっくり比較するのも良いですが、受講料や受講方法、資格の取得の仕方など、チャレンジしやすいかどうかを比較してみるのもおすすめです。
ハードルが高いと途中で気持ちが折れてしまうことも。
あなたにとってチャレンジしやすいものを見極める一手間が大切です。