「食生活アドバイザーと食育アドバイザーの違いってどういうところ・・・?」
最近、食育に関心が集まってきています。
栄養素やカロリーだけでなく毎日の献立を考える上で、子供・家族の健康を考えていくのは一苦労
食育の知識を深めたいと考えた時、資格の取得を目指す人も少なくありません。
食育の資格で有名な食生活アドバイザーと食育アドバイザー。
しかし食生活アドバイザーと食育アドバイザーの違いって一体なんだろう?と疑問にもう方もいるのでは?
検索しても資格名だけでその違いを調べるのは大変です。
食生活アドバイザー | 食育アドバイザー | |
---|---|---|
認定機関 | 一般社団法人 FLAネットワーク協会 | 一般財団法人日本能力開発推進協会 |
対応講座名 | ユーキャン 公式サイト | キャリカレ 公式サイト |
受験資格 | 特になし | 特になし |
受験形式 | 年2回開催(7月・11月) | 自宅受験で随時 |
難易度 | 2級:約40% 3級:約65% | 得点率70%以上 |
受験料 | 2級:7,500円 3級:5,000円 2・3級併願:12,500円 | 5,600円 |
認知度 | 検定開始が1999年 | 認定講座の開講が2015年 |
活かせる仕事 | ・スーパーマーケットやデパートの接客 ・飲食店での食材の調達 ・メニューやレシピの考案 ・衛生管理や店舗運営の助言 ・医療・福祉・介護の施設で食の雰囲気作り ・学校や教育機関での食育の指導 ・賢い消費者として食材を選び | ・子どもの発育や家族の健康管理 ・料理教室の先生 ・セミナー講師 |
受験内容 | ①栄養と健康 ②食文化と食習慣 ③食品学 ④衛生管理 ⑤食マーケット ⑥社会生活 | ①食育の基礎知識 ②食品の安全性についての基礎知識 ③食育活動について ④上記に付帯する基礎知識 |
そこで本記事では、食生活アドバイザーと食育アドバイザーの違いを解説していきます。
食生活アドバイザーがおすすめな理由なども紹介していきます。
食生活アドバイザーと食育アドバイザーのどちらを取得しようか迷っている方は読んでください。
各資格の詳細は、個別の関連記事で解説していますので気になる方はそちらもチェックしてください。
食生活アドバイザーと食育アドバイザーの違い
2つの資格の違い
- 認知度の違い
- 活かせる仕事の違い
- 受験方法の違い
食生活アドバイザーと食育アドバイザーの違いは上記の通りです。
順番に解説します。
認知度の違い
まず資格の認知は重要です。
資格が知られていなければ、その資格の有用性が決まってくるためです。
食生活アドバイザーと食育アドバイザーの受験者数や会員数は、公表されていないものの受講期間に違いがあります。
食生活アドバイザー検定が開始されたのが1999年。
それに対し、食育アドバイザー認定校であるキャリカレの講座が2015年に開校されています。
食生活アドバイザーのほうが資格の歴史はながいです。
そのため食生活アドバイザーの方が認知度の高い資格と考えてよいでしょう。
活かせる仕事の違い
活かせる仕事の違いについては公式サイトの情報を元に比較していくと下記のようになります。
食生活アドバイザー | 食育アドバイザー | |
---|---|---|
活かせる仕事 | ・スーパーマーケットやデパートの接客 ・飲食店での食材の調達 ・メニューやレシピの考案 ・衛生管理や店舗運営の助言 ・医療・福祉・介護の施設で食の雰囲気作り ・学校や教育機関での食育の指導 ・賢い消費者として食材を選び | ・子どもの発育や家族の健康管理 ・料理教室の先生 ・セミナー講師 |
すべての人が上記のような環境すべてで活かせるわけではありませんが、食生活アドバイザーの方が活かせる場所が多いです。
どちらかというと、食育アドバイザーは家庭で活かせそうな資格。
食生活アドバイザーは職場でも活かせる資格となっています。
受験方法の違い
受験方法においても食生活アドバイザーと食育アドバイザーでは違いがあります。
その大きな違いが受験場所です。
食育アドバイザーの受験場所は、自宅で各自受験に対し、食生活アドバイザーは指定された会場に行って受験する必要があります。
また内容に関しては下記のようになります。
食生活アドバイザー | 食育アドバイザー | |
---|---|---|
認定機関 | 一般社団法人 FLAネットワーク協会 | 一般財団法人日本能力開発推進協会 |
受験資格 | 特になし | 特になし |
受験形式 | 年2回開催(7月・11月) | 自宅受験で随時 |
難易度 | 2級:約40% 3級:約65% | 得点率70%以上 |
受験料 | 2級:7,500円 3級:5,000円 2・3級併願:12,500円 | 5,600円 |
受験内容 | ①栄養と健康 ②食文化と食習慣 ③食品学 ④衛生管理 ⑤食マーケット ⑥社会生活 | ①食育の基礎知識 ②食品の安全性についての基礎知識 ③食育活動について ④上記に付帯する基礎知識 |
食生活アドバイザーと食育アドバイザーの受験内容を比較すると、どちらも食育に関することを問われます。
食生活アドバイザーの方が、衛生管理やマーケット情勢のことも含まれているため、難易度が高くなっているといえるでしょう。
おすすめは食生活アドバイザー
ここまで食生活アドバイザーと食育アドバイザーの違いを解説してきましたが、本サイトでは食生活アドバイザーをおすすめします。
理由としては、家庭だけでなく仕事にも活かすことが可能だからです。
たとえば、スーパーやデパート・病院や介護施設・学校などさまざまな場所で活かせます。
とはいえ、「持っている=有利」とは必ずしもならないので、注意が必要です。
資格を取得する過程で得た知識や技術をもとに、現在の職場などでその資格の有用性を認めてもらえれば資格を取得した価値を見出せるでしょう。
得た知識を自分に活かすとともに、食育の大切さを周りに伝えていくとより効果的に活用できます。
もし食生活アドバイザー資格を取得したいのであれば、ユーキャンの食生活アドバイザー講座の受講をおすすめします。
2級と3級の内容を同時に学んでいけるので、両方の資格を取得したい場合は学習時間の短縮になるでしょう。
その他の食育に関するおすすめ資格
ここまで、食生活アドバイザーと食育アドバイザーについて解説してきましたが、食育に関する資格は他にも数多くあります。
当サイトでも他の食育に関する内容を関連記事で紹介しています。
管理健康栄養インストラクター資格や食育インストラクター資格など、名前が似ている資格が多いのですが、認定している機関が違う、目的や内容が違うなど差があります。その違いを関連記事にて詳しく解説しています。
まとめ
食生活アドバイザー | 食育アドバイザー | |
---|---|---|
認定機関 | 一般社団法人 FLAネットワーク協会 | 一般財団法人日本能力開発推進協会 |
対応講座名 | ユーキャン 公式サイト | キャリカレ 公式サイト |
受験資格 | 特になし | 特になし |
受験形式 | 年2回開催(7月・11月) | 自宅受験で随時 |
難易度 | 2級:約40% 3級:約65% | 得点率70%以上 |
受験料 | 2級:7,500円 3級:5,000円 2・3級併願:12,500円 | 5,600円 |
認知度 | 検定開始が1999年 | 認定講座の開講が2015年 |
活かせる仕事 | ・スーパーマーケットやデパートの接客 ・飲食店での食材の調達 ・メニューやレシピの考案 ・衛生管理や店舗運営の助言 ・医療・福祉・介護の施設で食の雰囲気作り ・学校や教育機関での食育の指導 ・賢い消費者として食材を選び | ・子どもの発育や家族の健康管理 ・料理教室の先生 ・セミナー講師 |
受験内容 | ①栄養と健康 ②食文化と食習慣 ③食品学 ④衛生管理 ⑤食マーケット ⑥社会生活 | ①食育の基礎知識 ②食品の安全性についての基礎知識 ③食育活動について ④上記に付帯する基礎知識 |
今回は食生活アドバイザーと食育アドバイザーの違いを解説しました。
本サイトでは食生活アドバイザーがおすすめですが、子供や家族に食育の知識を活かしたい場合には食育アドバイザー資格でも問題ありません。
その人、そのお家の事情に合わせた、自分にピッタリの資格を取得していただければと思います。