世の中にはさまざまな資格が存在します。
その中でもコーヒーに関する資格がとてもたくさん存在するのをご存知でしょうか?
ざっくりと挙げるだけでも
- コーヒーインストラクター
- コーヒーコーディネーター
- コーヒースペシャリスト
- コーヒーソムリエ
など、かなり多くの資格が存在します。
今回はその中でも最も歴史が深い「コーヒーマイスター資格」についてご紹介していきます。
コーヒーマイスター資格とは
資格名 | コーヒーマイスター資格 |
認定団体 | 日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ) |
受験資格 | 日本スペシャルティコーヒー協会会員のみ |
コーヒーマイスター養成講座を受講した者のみ | |
勉強方法 | コーヒーマイスター養成講座 |
受験方法 | 会場受験(事前に実技演習もあり) |
難易度/合格基準 | /100点満点中60点以上の評価 |
受験費用 | 初回不要(コーヒーマイスター養成講座に含む) |
再受験の場合は10,000円 | |
受験申請 | インターネットからの申込 |
問われる内容 | コーヒーマイスターとは |
コーヒーとカフェの歴史 | |
コーヒー生豆 | |
コーヒーの産業、経済 | |
コーヒーの産地 | |
コーヒーの抽出技術、食器の知識 | |
コーヒーの科学と健康 |
コーヒーマイスター資格は日本で初めてのコーヒーに関する資格です。
1999年に日本スペシャルティコーヒー協会にて開設されました。
2021年現在では全国で5600名以上がコーヒーマイスター資格を取得しています。
コーヒーマイスター資格試験受験の際の注意点は
注意ポイント
- 受験するために日本スペシャルティコーヒー協会の会員になる必要がある(会員区分別の年会費要)
- 日本スペシャルティコーヒー協会が主催するコーヒーマイスター養成講座を受講する必要がある
- 筆記試験前に実技講習を受ける必要がある
などが挙げられます。
またコーヒーマイスター資格取得後も定期的に更新費用がかかります。
日本スペシャルティコーヒー協会
金額:会員区分による
頻度:1年に1回
コーヒーマイスター資格
金額:10,000円
頻度:3年に1回
日本スペシャルティコーヒー協会の会員区分とは?
前項で紹介した日本スペシャルティコーヒー協会会員には「法人会員」と「個人会員」、2種類の会員区分が存在します。
まずはどちらに該当するのか確認しましょう。
法人会員の特徴
法人会員は、企業などの団体で日本スペシャルティコーヒー協会の会員になっている会員の事です。
もし所属している会社、団体が日本スペシャルティコーヒー協会の会員の場合、すでに会員としてみなされます。
ただし、法人会員区分でコーヒーマイスター資格を取得した後に会社や団体を辞めてしまった場合
- 日本スペシャルティコーヒー協会の会員からは外される
- 必然的にコーヒーマイスターの資格も失効なる
というのは、注意すべきと点として覚えておいた方が良いでしょう。
なお年会費は会社や団体負担が基本ですが、年間30,000円〜50,000円(業種、売上金額によって異なる)がかかります。
個人会員の特徴
一方、法人会員以外が日本スペシャルティコーヒー協会の会員になる場合は個人会員で会員登録します。
会員区分 | 年会費 | 対象者 |
---|---|---|
個人A会員 | 30,000円 | 以下B、Cを除く個人会員 |
個人B会員 | 20,000円 | 起業予定者、一年限定(次年度の更新は個人B会員以外の会員区分を選択) |
個人C会員 | 10,000円 | コーヒー関連業に携っていない個人の方 |
なお個人C会員でコーヒーマイスター育成講座受講の申し込みをする場合は他の会員区分の申込終了後、キャンセルが出た場合のみ受講可能です。
用途や今後のキャリアプランにもよりますが、絶対に受講したい方は個人A会員か個人B会員をおすすめします。
コーヒーマイスター資格取得のメリット
コーヒーマイスター資格取得のメリットは次の通り。
ポイント
- 実技講習があるため知識だけでなく技術もしっかり身につく
- 知名度が高い
- コーヒーに関する仕事に活かせる
詳しく見ていきましょう。
実技講習があるため知識だけでなく技術もしっかり身につく
コーヒーに関する資格は数多くありますが、実技講習があるものはあまりありません。
仕事に活かしたい方、知識だけでは物足りない方にはピッタリです。
知名度が高い
前項でもご紹介したとおり、コーヒーマイスター資格は日本で最初のコーヒーに関する資格です。
そのため歴史や権威、認知度が高いです。
コーヒーに関する仕事に活かせる
コーヒーマイスター資格取得のためには、コーヒーに関する幅広い知識と技術が求められます。
そのため実際にカフェやコーヒー販売の仕事に携わる方にとって有利になる資格と言えるでしょう。
コーヒーマイスター資格は独学で取得できるの?
結論から言うとコーヒーマイスター資格は独学での取得はできません。
コーヒーマイスター資格取得の流れは以下です。
コーヒーマイスター資格取得の流れ
- 日本スペシャルティコーヒー協会の会員になる
- コーヒーマイスター養成講座を自宅で受講する
- 実技講習会に参加する
- 認定試験を受験する
認定試験に合格すれば晴れてコーヒーマイスター資格となります。
もし1回目の認定試験で不合格の場合は再受験料10,000円がかかるので注意が必要です。
コーヒーマイスター資格の勉強方法
コーヒーマイスター資格を取得するには、前述したように「コーヒーマイスター育成講座」の受講が必須です。
講座名 | コーヒーマイスター育成講座 |
受講資格 | 日本スペシャルティコーヒー協会会員 |
受講費用 | 39,000円 (テキスト・カッピングスプーン代、実技講習料、認定試験受験料、消費税、送料含む) |
受講申請 | インターネット |
学習内容 | 第1章:コーヒーマイスター |
第2章:コーヒーとカフェの歴史 | |
第3章:コーヒー生豆 | |
第4章:コーヒーの産業、経済 | |
第5章:コーヒーの産地 | |
第6章:コーヒーの抽出技術、食器の知識 | |
第7章:コーヒーの科学と健康 |
実技講習以外はコーヒーマイスター育成講座申込後に届くテキストを使って自宅で学習します。
忙しくても自宅で知識をつけられれば空いた時間を有効に活用できますね。
コーヒーマイスター資格がおすすめな方
おすすめな方
- 本格的にコーヒーについて知りたい人
- コーヒーに関わる仕事をしている人
- 将来的にコーヒーに関わる仕事で独立したい
コーヒーにまつわる資格はたくさん存在しますが、コーヒーマイスター資格を取得するためには実技講習の受講が必須です。
他の資格はテキストで勉強するだけのものが多いので、コーヒーマイスター資格は珍しいと言えるでしょう。
コーヒーが大好きで技術も身につけたい方、実際の仕事で即戦力にしたい方には特におすすめの資格です。
手軽に取得したいなら「コーヒースペシャリスト資格」がおすすめ
ここまでの内容を見て
- コーヒースペシャルティ会員への登録必須
- コーヒーマイスター育成講座受講必須
- コーヒースペシャルティ会員、コーヒーマイスター資格更新費用
などに関してややハードルが高い・・・と感じた方もいるかもしれません。
そんな方には、もう少し気軽に取得できる「コーヒースペシャリスト資格」をおすすめします。
通信講座 | フォーミー |
講座名 | コーヒースペシャリスト資格取得講座 |
価格 | 38,500円(税込) |
受講期間 | 約1ヶ月 |
資格試験 | 在宅受験 |
取得できる資格 | コーヒースペシャリスト資格 (日本能力教育育成協会) |
メールサポート | あり |
コーヒースペシャリスト資格を取得するには、コーヒースペシャリスト資格取得講座の受講が必須です。
コーヒースペシャリスト資格取得講座は通信講座フォーミーの講座です。
受講料は38,500円かかりますが、コーヒーマイスター育成講座と違うのは更新費用が不要という点。
またもし不合格だった場合には1,500円という手軽な価格で何度でも再受験可能です。
そしてコーヒースペシャリスト資格取得講座の受講申込から、実際の受講、そして資格試験受講まで全てWEBで完結することができるのが大きなポイント。
仕事や家事などの合間の時間にスマホやタブレットなどで学習できるので、忙しい方にピッタリです。
またメールでわからないことを質問できるメールサポートもあるため、資格取得というと難しそうで不安・・・という方でも安心して受講することができますよ。
※資格取り放題プラン初回980円で受講できます
まとめ
資格名 | コーヒーマイスター資格 |
認定団体 | 日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ) |
受験資格 | 日本スペシャルティコーヒー協会会員のみ |
コーヒーマイスター養成講座を受講した者のみ | |
勉強方法 | コーヒーマイスター養成講座 |
受験方法 | 会場受験(事前に実技演習もあり) |
難易度/合格基準 | /100点満点中60点以上の評価 |
受験費用 | 初回不要(コーヒーマイスター養成講座に含む) |
再受験の場合は10,000円 | |
受験申請 | インターネットからの申込 |
問われる内容 | コーヒーマイスターとは |
コーヒーとカフェの歴史 | |
コーヒー生豆 | |
コーヒーの産業、経済 | |
コーヒーの産地 | |
コーヒーの抽出技術、食器の知識 | |
コーヒーの科学と健康 |
ポイント
- 幅広いコーヒーの知識が学べる
- 手軽に取得したいならコーヒースペシャリスト資格がおすすめ
- コーヒーマイスターには会員区分がある
コーヒーマイスター資格は歴史が深い代わりに、日本スペシャルティコーヒー協会への会員登録や、実技講習会への参加が必要など、手軽さには欠けます。
ただコーヒーに関わる業界の中では知名度が高いです。
ポイント
- コーヒーが好きでコーヒーについてもっと知りたい!という方は「コーヒースペシャリスト資格」
- コーヒーに関わる仕事を本格的にしたい!という方は「コーヒーマイスター資格」
のように自分の用途に合わせて選ぶのがおすすめです。
※資格取り放題プラン初回980円で受講できます