健康な身体でスポーツに集中するためにも重要な食事。
プロはもちろん、アマチュアでもキッズでも、健康目的でスポーツをする人でも、食事を重視する習慣が広まっています。
そのため、スポーツ栄養の資格も多数存在しますが、今回は公認スポーツ栄養士について見ていきましょう。
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公認スポーツ栄養士とは?管理栄養士が目指す専門資格
公認スポーツ栄養士資格は、公益社団法人日本栄養士会と公益財団法人日本スポーツ協会が共同認定している資格です。
公認スポーツ栄養士 | |
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受講条件 | ・管理栄養士であること ・公認スポーツ栄養士養成講習会を受講しようとする年度の4月1日時点で満22歳以上であること ・スポーツ栄養指導の経験があること、またはその予定があること ・日本スポーツ協会と日本栄養士会が認めた者 |
認定までの流れ | ・スポーツ栄養ベーシックコース講習会(日本スポーツ栄養学会)を受講 ・公認スポーツ栄養士養成講習会を受講 ・共通科目Ⅲ検定試験を受験 ・専門科目集合講習会を受講 ・専門科目検定試験を受験 |
資格の有効期間 | 4年 |
認定者総数 | 557名(2024年度末現在) |
スポーツ栄養の専門家
公認スポーツ栄養士は、管理栄養士がさらにスポーツ栄養に特化した知識やスキルを習得することで得ることができる、いわばスポーツ栄養の専門家。
アスリートにとって栄養面でのサポートの重要性はどんどん高まっており、専門的なポジションの人材も需要が高まっています。
アスリートの育成はもちろん、怪我の予防や、怪我などからの回復においても栄養面のサポートは不可欠。

公認スポーツ栄養士は、スポーツ栄養の専門家としてアスリートのニーズに応える存在です。
公認スポーツ栄養士になるための条件|独学や未経験では難しい
公認スポーツ栄養士資格を取得するためには条件があります。
- 管理栄養士であること
- 公認スポーツ栄養士養成講習会を受講しようとする年度の4月1日時点で満22歳以上であること
- スポーツ栄養指導の経験があること、またはその予定があること
- 日本スポーツ協会と日本栄養士会が認めた者
以上の条件を満たしていることを必要書類で提出し、日本スポーツ栄養学会から受講決定通知を受け取れた人が養成講習会を受けることができます。
資格取得の流れと期間|講習・試験・登録までのスケジュール
条件を満たしている人は、公認スポーツ栄養士の養成講習を受けていきます。
資格取得までの流れを見てみましょう。
- 日本スポーツ栄養学会が開催する「スポーツ栄養ベーシックコース講習会」を受講【オンライン講習、3日間10科目(16.5時間)】
- 必要書類を準備して日本スポーツ栄養学会へ提出(3月)
- 受講決定通知受領後、公認スポーツ栄養士養成講習会を受講(7月~)
- 共通科目の検定試験を受験
- 【共通科目の検定試験合格後】専門科目講習会を受講(インターンシップ期間も含まれる)(11月、翌年6月、10月)
- 専門科目検定試験を受験(1月)
- 「公認スポーツ栄養士」登録(10月)
様々な講習を経て資格取得を目指しますが、注意したいのが取得までの期間。
まず、「スポーツ栄養ベーシックコース講習会」を受講してからでないと公認スポーツ栄養士養成講習会に申し込むことができません。
公認スポーツ栄養士養成講習会の申し込みは3月1日~17日となっているので、それまでに「スポーツ栄養ベーシックコース講習会」を受講します。
その後、共通科目の講習を受講し、検定試験を受験。
共通科目の検定試験をパスしたら、専門科目の講習に進みますが、合計8日間の講習は11月に3日間、翌年6月に3日間、10月に2日間の実施となるので約1年間かかります。
その期間中にスポーツ現場でスポーツ栄養マネジメントにおけるインターンシップも実施しますが、そのインターンシップ先は自分自身で探さなくてはなりません。
専門科目の検定試験は1月に実施されるので、スムーズに試験をパスできても約3年かかって公認スポーツ栄養士として認定されることになります。

公認スポーツ栄養士の年収・収入目安は?
スポーツ栄養の専門家になるべく、管理栄養士の資格を得た上で、さらに約3年かけて認定される公認スポーツ栄養士。
公認スポーツ栄養士資格を取得した場合、どのような活躍ができるのでしょうか?
見ていきましょう。
どんなところで活躍できる?
日本スポーツ栄養学会の調査で、公認スポーツ栄養士の勤務先について調査結果が掲載されていました。
- 「研究教育機関(大学・短大・専門学校)」36名(24.5%)
- 「フリーランス」24名(16.3%)
- 「委託給食会社」14名(9.5%)
- 「病院・診療所」13名(8.8%)
- 「行政(都道府県・市町村、保健所・市町村保健センター)」
他にも、スポーツチーム直接契約をしている人や、食品メーカー、学校(小中高、保育園、幼稚園等)、介護施設、レストランなど、様々な勤務先の回答があったそうです。

また、公認スポーツ栄養士としてどのような活動をしているかの調査もされていました。
- 選手やチームなどへの講習会・セミナー
- 選手の家族や調理担当者を対象にした講習会・セミナー
- 栄養相談・カウンセリング
- 食事調査・結果返却
- 身体組成の測定
- 練習、トレーニングと連動した栄養補給・行動計画の作成
公認スポーツ栄養士の専門性から、多かったのは講習会・セミナーや栄養相談などの栄養教育で活躍している人が多いようです。
他にも調査や評価を行うアセスメントや、アスリートの食環境整備、情報発信や研究などにも取り組んでいます。
公認スポーツ栄養士資格を取得したことで、特にスポーツ栄養に関わる専門的な仕事を任されていることが分かりますね。
年収は?
公認スポーツ栄養士は、勤務先や活動内容から見ても専門性や信頼性の高さが分かります。
そのため、公認スポーツ栄養士の資格を取得することでより良い条件での雇用を期待することができると言えます。
管理栄養士の平均年収は約350~390万円。
公認スポーツ栄養士の年収は、管理栄養士と同程度の約350~390万円と見られます。
日本の平均年収(約450万円)と比べると低めではありますが、今後の需要増により待遇の改善も期待できそうです。
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まとめ
ポイント
- 公認スポーツ栄養士は、管理栄養士資格を持つ人が取得できるスポーツ栄養の専門家
- 公認スポーツ栄養士資格は養成講習と検定試験(共通科目・専門科目)を約3年かけて受ける
- 知識・スキルの専門性の高さから、大学やスポーツチームなど様々な環境で活躍できる
認定者数もまだ少なく認知度も高いとは言えませんが、公認スポーツ栄養士の専門性の高さは、スポーツの発展に今後も大きく貢献できるものです。
管理栄養士資格をすでに持っていて、スポーツ分野での専門性を高めたい方にはおすすめの資格。
まだ管理栄養士ではないけれどスポーツ栄養に興味がある方は、初心者向けの講座から始めるのも選択肢のひとつですよ。
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