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保育士

保育士は国家資格で保育のプロ。
保育園以外にも、認定こども園、学童保育、放課後等デイサービスなど、多様に活躍できる今ニーズが高い資格です。

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幼稚園教諭資格と保育士資格の違い 取得難易度・費用もチェック kindergarten-teacher-nursery-school-teacher 子どもに関わる資格といえば、真っ先に思い浮かぶのが幼稚園教諭や保育士ではないでしょうか。 どちらも国家資格であり子どもの先生ですが、実は仕事内容や働ける場所など異なる点が多くあります。 「幼稚園教諭と保育士は何がちがうの?」 「取得するならどっちがいい?」 そんな方に向けて、幼稚園教諭と保育士の違いについて、資格の取得方法や仕事内容、給与などを含めて解説します。 取得難易度や費用もまとめましたので、参考にしてみてください。 幼稚園教諭資格と保育士の違い 幼稚園教諭と保育士の主な違いを以下の表にまとめました。 幼稚園教諭 保育士 必要な資格 幼稚園教諭免許 保育士 管轄省庁 文部科学省 厚生労働省 保育年齢 3歳~小学校就学前 0歳~18歳 ※保育園は0歳~小学校就学前 保育対象 3歳~小学校就学前の幼児 ※保護者の就労状況は問われず 保育を必要とする子ども ※保護者の就労等の条件有り 保育目的 義務教育及びその後の教育の基礎を培う (引用:学校教育法第3章第22条) 養護と教育を一体化した保育により、健全な心身の発達を目指す (参考:保育所保育指針) 幼稚園は小学校や中学校と同じく「学校」です。 働くためには教員免許状が必要。園の方針にそって図工や絵画、音楽、課外活動などを通し幼児教育を行います。 小学校に向けて生活面の指導も行います。園児は1クラス35人以下と定められ、少なくとも1名以上の教諭が担任となります。 一方で、保育園は「児童福祉施設」。 子どもが安心して過ごせる生活の場をつくり、社会性や生活習慣が身につくよう保育します。保護者支援も重要な役割の1つ。 園児に対する保育士の人員配置はこちら。  0歳児・・・児童3人につき1人  1~2歳児・・・児童6人につき1人  3歳児・・・児童20人につき1人  4~5歳児・・・児童30人につき1人 尚、2018年に「保育所保育指針」が改定され、3~5歳児に対して幼稚園と同じく幼児教育を行うことが明記されました。 小学校就学に向けての生活指導や、「英語」「モンテッソーリ教育」など教育的側面を持つカリキュラムを取り入れる園も増えています。 働く場所 主な勤務先を以下にまとめました。 幼稚園教諭 保育士 公立・私立幼稚園 公立・私立保育園  知的障害者援護施設 国立幼稚園 児童養護施設    身体障害者援護施設 認定こども園 企業内保育所    認定こども園 小規模保育施設   保育ママ   など 保育士は保育対象の年齢が0~18歳と幅広いため、働く場所が多岐にわたっているのが見てとれますね。 勤務時間 勤務先にもよりますが、どちらも基本的には8時間労働です。それぞれの詳細を見てみましょう。 《幼稚園教諭》 8時~17時までの勤務が一般的。標準保育時間は4時間なので、8時~14時頃まではバス送迎含めて保育し、その後は指導計画などの書類作成や活動・行事準備を行います。預かり保育を行う園では、午後も保育があります。 《保育士》 多くの場合7時~19時の間でシフト制。早番・中番・遅番など交代で8時間勤務となります。標準保育時間は8時間、延長保育を含めると11時間と定められているため、開所時間も長いです。認可外保育園では、22時までや24時間対応の所もあります。 休日 それぞれの休日について見てみましょう。 《幼稚園教諭》 基本的には暦通りで、土日休みの週休2日制。春休みや夏休みなどの長期休暇もあります。年間休日125日以上が一般的。しかし、近年は土曜日や長期休暇期間も子どもを預かる園が増えており、状況は変わってきているようです。勤務先の園により差が出てくるでしょう。 《保育士》 土曜保育があるため、日祝がお休みになります。土曜保育当番の週は平日が振替休日になる園と、そうでない園があるようです。春休みや夏休みはありません。希望する人は夏季休暇制度や有休を利用して取得。年末年始休暇含め年間110日~120日と、園により幅があるようです。 給料を比較 幼稚園教諭と保育士の平均給与(※男女合計)はこちら。 幼稚園教諭・・・月収253,800円 賞与785,200円 平均年収3,830,800円 保育士・・・  月収249,800円 賞与747,400円 平均年収3,745,000円 (参考:令和2年賃金構造基本統計調査) 年間の賃金差は85,800円となっており、幼稚園教諭の方が高いことがわかります。 ただ、保育士の給与は年々増加傾向。平成29年度の平均月収が229,900円、賞与662,500円、年収3,421,300円でしたので、ここ数年で年収が323,700円ほどアップしています。 給与が上昇した要因として、国が推進する保育士の労働環境・処遇改善計画があります。 2015年より、「処遇改善等加算」がスタート。令和2年度には子ども・子育て支援制度により更に月9000円の処遇改善手当が加算開始。 勤務年数によってはキャリアアップ制度を利用し、さらなる処遇改善手当の受給も可能。 また、各自治体で保育士対象の家賃補助制度がある場合、最大82,000円の補助が受けられる場合も。(各自治体の条件による) 今後も保育士の待遇改善の流れはしばらく続くと見られています。 取得難易度 それぞれの資格取得方法から、難易度を見て行きます。 《幼稚園教員免許取得方法》  文部科学省指定の専門学校、短期大学、大学(通信可)等の養成機関に入学。2~4年の在学期間で所定の単位を取得し卒業する  保育士で3年以上かつ4,320時間以上の勤務経験を積んだ後、特例制度を利用する 保育士以外は、学校を卒業する方法に限られています。難易度は受験する学校の試験レベルによるでしょう。また、養成機関により取得できる免許の種類が異なります。  一種免許状・・・4年制大学  二種免許状・・・専門学校、短期大学  専修免許状・・・大学院 どの種類でも仕事内容に差はありませんが、給与に差が出る場合があります。 《保育士資格取得方法》  厚生労働省指定の養成学校を卒業。2~4年の在学期間で所定の単位を取得。実習を経て卒業する  保育士試験に合格(実習なし) 保育士試験の場合、学校に通わなくても資格を取得することができます。合格率は例年20%を推移。数字だけ見ると難易度は高めですが、  年に2回試験が開催される  1度合格した筆記試験科目は3年間有効 このことから、何回かに分けて受験し合格する人が多いと言われています。 しっかり学習すれば十分合格を目指せる難易度でしょう。 取得費用 資格取得にかかる費用の比較はこちら。 《幼稚園教諭免許》 入学する養成機関により学費の幅があります。専門学校は100万円程度、短期大学・大学は150万~300万円程度が必要です。免許の有効期間は10年。更新講座の受講と更新費3万円程度がかかります。 《保育士》 養成学校に通う場合、学費100万円程度が必要。 保育士試験の場合は受験料12,950円、合格後の保育士証登録料4,200円、登録時に必要な切手代(140円~)で取得可能。 保育士は資格の更新もないため、取得後は保育士証を大事に保管するだけです。 保育士と幼稚園教諭は今後どっちがいい? 今後取得するなら、比較的短期間で取得できる保育士がおすすめ。 待機児童問題を解消するため保育園は現在も増え続け、保育士不足も続いています。求人募集は途切れません。 幼保連携型の認定こども園も増えており、0歳から保育出来る保育士は貴重な存在。 保育士として3年以上かつ4,320時間以上の勤務実績があれば、特例制度を利用して幼稚園免許を取得する事も可能。現場で働きながら両方取得すれば「保育教諭」として活躍できます。 これから保育士を目指すなら、保育士試験に挑戦するのが最短ルートです。 ただし、試験科目数が多く実技試験もあるため、効率よく勉強するのがコツ。完全独学より通信講座がおすすめです。 保育士資格を通信で取得するなら人気のユーキャンがおすすめ 通信の保育士講座は数多く存在しています。短期間で費用を抑えて資格を目指せるため、社会人や主婦の方に人気。 なかでもユーキャンはテキストや副教材が充実していておすすめです。 過去の傾向を徹底分析してポイントを絞った教材で効率的に学べます。1年を目安に取得を目指し、添削サポートや質問も可能なので安心して合格を目指せますよ。 (※講座詳細は「離乳食幼児食コーディネーターと保育士の違い 取得するならどっち?」リンク希望) まとめ この記事では、幼稚園教諭と保育士の違い、取得難易度や費用について解説しました。  幼稚園教諭は教員免許状が必要。3歳~小学校就学前の幼児教育を行う  保育士は、保育士資格が必要。保育が必要な0歳~18歳までの児童の保育を行う  これから資格取得を目指すなら求人・勤務先の選択肢が豊富な保育士がおすすめ  保育士試験なら費用を抑えて比較的短期間で保育士を目指せる  テキストや副教材が充実し、手厚いサポートがあるユーキャンがおすすめ 社会経験や子育て経験がある方は幼児教育においてとても歓迎されます。あなたの経験を活かして子どもと関わるお仕事をしてみませんか。

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