職場で今現在労働に従事している方や、就活中・求職中の方の多くが悩む自身のキャリア形成。
近年は雇用形態の多様化や労働環境の変化に伴うハラスメントの横行、終身雇用の崩壊などにより、将来のキャリアに希望を持てない方が激増しています。
また、様々な職業が溢れていることによって自分が何をしたいかがかえってわからなくなり、仕事の選択に悩んでいる方も・・・。
相談者の悩みに応じた適切なキャリア形成をサポートすることは、現代の日本社会で非常に求められていることでもあります。
そこで今回は、
- キャリアコンサルタントの仕事内容
- キャリアコンサルタントになるにはどうしたらいい?
- キャリアコンサルタント試験の受験資格
の3点について解説していきます。
キャリアコンサルタント資格に興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください!
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キャリアコンサルタントの仕事内容
まず、キャリアコンサルタントの仕事内容について、ここで改めて整理しておきましょう。
キャリアコンサルタントの主な仕事は、なんといっても個人のキャリア形成をサポートすること。
冒頭にも述べた通り、現代は雇用形態や労働環境が大きく変化し、女性や高齢者の社会進出も目立ってきました。
日本独特の風習だった終身雇用や年功序列は過去のものとなりつつあり、より良い職場環境や自身のキャリアアップのために転職したいと考える方も増加しています。
そうはいっても、いざ転職先に入社してみると転職前よりも職場環境が悪かったり、長く続く不況の影響で転職先でも結局給料が上がらなかったりと、悩みは尽きないですよね。
キャリアコンサルタントはこうした方々の悩みに寄り添い1人1人に合ったキャリアプランを提案していきます。
キャリアコンサルタントになるにはどうしたらいい?
キャリア形成に悩む人が増えてきた中でキャリアコンサルタントは重要な位置を占めていますが、実際になるにはどうしたらいいのでしょうか。
ここでは、キャリアコンサルタントになるために必要な資質4点をご紹介します。
ポイント
- 高いコミュニケーション能力
- 物事を論理的に考える思考力
- 強靱な精神力と体力
- 「悩める誰かの役に立ちたい」という強い意思
高いコミュニケーション能力
キャリアコンサルタントになるために必要な資質の1つ目は、高いコミュニケーション能力があること。
いうまでもなく、キャリアコンサルタントが対応するのは「人」であり、そこには必ずコミュニケーションが発生します。
キャリア形成のサポートをするといっても、キャリアコンサルタントが持論を一方的に押し付けたり、相談者の考えを頭ごなしに否定するようなことはあってはなりません。
単に相談者の悩みを聞けばそれで終わりではなく、その人がどんなことに興味関心を持っているのか、隠された能力は無いかなど、相談者の魅力を引き出してあげることが大切。
相手の気持ちに寄り添い、まずはじっくり話を聞いて理解を示すこと、その上で少しずつヒアリングを重ねていく必要があります。
また、企業でのコンサルティングを行う場合は打ち合わせや交渉などに参加する場面も生じるため、適切な議論ができることも重要。
他にも、場の空気を読んでの発言、各社員へのヒアリングなど、コミュニケーション能力が求められる場面は多くあります。
物事を論理的に考える思考力
キャリアコンサルタントになるために必要な資質の2つ目は、物事を論理的に考える思考力があること。
相談者が抱えている悩みは1つではなく、様々な要因が複雑に絡み合っているケースもよくありますよね。
その結果、相談者自身が悩みをうまく話せなかったり、話があちこちに飛んでしまって相談者自身でさえも自分が何を言っているかわからなくなってしまうという場合もあります。
そんな時、高い論理的思考力を持ったキャリアコンサルタントであれば相談者の悩みの論点を整理し、まとめることで克服すべき課題が見えてきます。
相手に寄り添うことはもちろん大切ですが、その気持ちを理解した上で的確な助言をするためにも、論理的思考力はキャリアコンサルタントに欠かせない資質といえるでしょう。
強靱な精神力と体力
キャリアコンサルタントになるために必要な資質の3つ目は、強靱な精神力と体力を持っていること。
これまでに何度も述べてきた通り、キャリアコンサルタントは人の悩みに耳を傾ける必要があります。
相談内容によっては、かなり重い話になる場合も当然考えられるでしょう。
でも、そのたびにキャリアコンサルタントまで一緒になって落ち込んでしまっていては、心も体もいくつあっても足りません。
長期にわたって複数の依頼を抱えなければならないことも想定されますから、肉体的・精神的、そして時間的にもかなり負担が大きいのが現実。
もちろん身体を壊してまで仕事をこなす必要はありませんが、キャリアコンサルタント自身がメンタルケアや健康に気を遣い、顧客の信頼を得ていく必要があるといえるでしょう。
「悩める誰かの役に立ちたい」という強い意思
キャリアコンサルタントになるために必要な資質の4つ目は、「誰かの役に立ちたい」という強い意思があること。
資格を取得したい理由を聞いてみると、たまにあるのが「持っていたらカッコ良さそうだから」、「モテそうだから」、「ただなんとなく」というもの。
キャリアコンサルタントになるのに必要な資質についてこれまでに3つ紹介しましたが、こんなにも資質が求められるなんてと驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこからもわかる通り、キャリアコンサルタントは「持っていたらカッコ良さそうだから」、「モテそうだから」という浅はかな気持ちだけで務まる資格ではありません。
「ただなんとなく」資格を取得した場合も、恐らく途中で投げ出したくなるケースが大半でしょう。
相談者は自分のキャリア形成に悩んでいます。
キャリア形成は自分の人生とも直結することであり、どんな仕事を選ぶかでその後のライフプランに大きく影響します。
相談者の人生を左右するかもしれないことへの責任と覚悟なくしては務まりません。
それでも、「悩める誰かの役に立ちたい」という強い意思。
これこそが、キャリアコンサルタントになる上でもっとも重要な資質といっていいでしょう。
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キャリアコンサルタント試験の受験資格
キャリアコンサルタントに求められる4つの資質について紹介しましたが、試験の受験資格についてはどうでしょうか。
- 厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了した者
- 労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験を有する者
- 技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験又は実技試験に合格した者
- 上記の項目と同等以上の能力を有する者
(引用元:厚労省公式HP)
このうち、①の条件については、各種資格スクール等が開講しているキャリアコンサルタント養成講座を修了することで満たすことができます。
②については個別で判断されることになりますが、詳細は厚労省の公式HPやキャリアコンサルタント登録センターの公式HPを各自ご確認ください。
試験の詳しい内容についてはこちらをご覧ください。
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講座 | ヒューマンアカデミー |
コース名 | キャリアコンサルタント養成講座 |
料金(税込) | 302,500円 |
セット内容 | 公式HPで要確認 |
標準学習期間 | 3ヶ月 |
添削 | - |
質問 | - |
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自分ではなかなか勉強が難しいという方はぜひ利用してみてください。
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まとめ
ポイント
- 相談者のキャリア形成について助言するのが主な仕事
- キャリアコンサルタントには4つの資質が求められる
- 各種資格スクールが開講する養成講座の修了で受験資格が得られる
キャリアコンサルタントの仕事内容、キャリアコンサルタントになるために必要な資質や試験の受験資格について解説してきました。
世の中に人と仕事が存在し続ける限り、キャリアコンサルタントの存在もまた必要とされ続けるでしょう。
「人のために役に立ちたい」という強い意思を持っているあなたなら、きっとその夢を叶えることができるはずです。
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