近年食物アレルギーへの理解が広まり、学校などでの対応や、加工食品のアレルギー表示が定められたりしてきました。
アレルギーがある人は、その食材を取らないように気を付けなければならないだけでなく、みんなと同じ食事をとれない寂しさや、万が一口にしてしまった場合の怖さなど、様々な悩みを抱えています。
アレルギーの知識を深め、サポートができる資格でアレルギー対応食アドバイザーというものがあるのをご存じでしょうか?
どのような資格か見ていきましょう。
この記事のポイント
- アレルギー対応食アドバイザーは食物アレルギーの基礎知識や対応食の実践方法を習得した証
- アレルギー対応食アドバイザー資格は、キャリカレ「アレルギー対応食アドバイザー資格取得講座’公式サイト」を修了する必要があり、独学での取得はできない
- 食物アレルギーがある子どもの保護者が学んでいる他、飲食関係の仕事をしている人、子どもに関わる仕事をしている人にもぜひおすすめしたい資格
アレルギー対応食アドバイザーとは?
アレルギー対応食アドバイザーは一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)認定の資格です。
食物アレルギーを持つ子どもは増加中
食物アレルギーを持つ子どもは乳幼児で5〜10%、学童期で4.5%と言われ、文部科学省の調査では、小中高生の20人に1人は食物アレルギーがあると報告されています。
以前の調査よりも食物アレルギーを持つ子どもが増加している結果となっていますが、これは食物アレルギーの検査や、データの調査が整備されてきたことや、食生活の変化からということが理由と考えられます。
アレルギーの症状は様々ありますが、一例はこちら。
- 皮膚症状:湿疹、じんましん
- 呼吸器症状:咳が出る、呼吸が苦しそう
- 粘膜症状:口の中がかゆい、目がかゆい、のどがイガイガする
- 消化器症状:嘔吐、下痢
そして、最も注意しなければならないのは、重篤な症状のアナフィラキシー。
アナフィラキシーは、全身に複数の重い症状が出る急性アレルギー反応。
急速に症状が進行して、命の危険も伴うので迅速な対応が必要です。
エピペンを持っている場合は適切に使用し、医療機関へ。
もしなければ、迅速に救急車を呼ばなければなりません。
食物アレルギーを持つ人は子どもから大人までいますが、特に子どもは大人が見守る必要があります。
食物アレルギーを持つ子どもと適切に関わるために、正しい知識を持っておきたいですね。
アレルギー対応食アドバイザーでは、食物アレルギーに関する基礎知識を持ち、保育園や学校などでの対応についても学ぶことができます。
食物アレルギーを持っていても食事を楽しんでほしい
食物アレルギーの原因食物について、厚生労働省の調査で一番多いのは卵。
- 鶏卵 38.3%
- 乳製品 15.9%
- 小麦 8.0%
- 甲殻類 6.2%
- 果物類 6.0%
- そば 4.6% 等
(厚生労働省平成17年の調査報告書より)
「食物アレルギーかな?」と思ったらすぐ病院を受診して判断してもらいます。
血液検査などで、本当にアレルギーなのか、原因食物は何かを見てもらいましょう。
自己判断してしまうと、不要に食物を除去する可能性があります。
食物アレルギーと分かったら、原因食物を食材から取り除いていくのですが、「小麦が入っているからうどんはダメ」「牛乳が入っているからシチューはダメ」とメニューが限定されがちです。
小麦の代わりに米粉などを代用したものや、ホワイトソースの代わりにコーンクリームを使ってアレンジするなど、使う食材やレシピの工夫などで食事を楽しめるように、商品の開発やレシピの活用が進んでいます。
また、加工食品にはアレルギー物質の表示が義務付けられていますので、食品関係や飲食業などの人はアレルギー物質をしっかりチェックすることが求められます。
アレルギー対応食アドバイザーは、原因食物を除去したメニューについての知識も得られますよ。
アレルギー対応食アドバイザーは独学できる?
アレルギー対応食アドバイザー資格試験の受験には、協会指定の教育機関で全カリキュラムを修了する必要があります。
なので、独学での取得はできません。
「協会指定の教育機関」は通信教育講座のキャリカレ「アレルギー対応食アドバイザー資格取得講座」。
キャリカレ「アレルギー対応食アドバイザー資格取得講座」で取得しよう
通信講座 | キャリカレ |
講座名 | アレルギー対応食アドバイザー資格取得講座 公式サイト |
受講期間 | 3ヶ月 |
教材 | ・テキスト 3冊 ・キャリカレノート 1冊 ・料理教室開業マニュアルBOOK 1冊 ・添削問題 1冊 |
取得できる資格 | アレルギー対応食アドバイザー(JADP認定) |
受講費用 | ハガキ申込価格(税込):78,800円 WEB申込価格(税込):68,800円 |
受験料 | 5,600円(税込) |
キャリカレはしっかり学べるだけでなく、充実のサポートで忙しい人や勉強が苦手という人でも安心して学べますよ。
どんなことを学べる?
キャリカレのテキストは食物アレルギーや栄養学などを学ぶのが初めてという人でも分かりやすいようにイラストや写真などが豊富。
テキストで学ぶ内容はこちら。
キャリカレ「アレルギー対応食アドバイザー資格取得講座」カリキュラム
テキスト1【食物アレルギーの基礎知識】
- 食物アレルギーの種類と検査
- 原因となる食物と年齢
- 食物アレルギーの対処法
- 食事療法(講座のレシピ)の目的
- アレルゲンの診断方法と食物別の注意点
- 子どもとのコミュニケーション:親、身近な大人としての心構え
- 保育園・幼稚園・学校とのコミュニケーション:入園・入学時の手続きについて
- 医師とのコミュニケーションと緊急時の対応
テキスト2【アレルギー対応食の基礎知識】
- 食物別アレルギーの特徴
- 食品と表示について
- レシピ(献立作り)のポイント
- 調理のポイント
- 代替食品の栄養素の目安
- アレルギー対応食から解除に向かうための食事の進め方
テキスト3【アレルギー対応食の実践】
- 「米粉」を使ったアレルギー対応食の実践
- 「豆乳」を使ったアレルギー対応食の実践
- 「じゃがいも」を使ったアレルギー対応食の実践
- 「豆腐」を使ったアレルギー対応食の実践
- 「米粉&豆乳」を使ったアレルギー対応食の実践
- 「米粉&じゃがいも」を使ったアレルギー対応食の実践
食物アレルギーの基礎知識、対応の方法、対応食の調理方法やアレンジ方法などをしっかり学べるカリキュラムです。
テキストと連動しているキャリカレノートでは、重要なところをまとめながら学習できるので、試験対策もばっちり。
「アレルギー対応食アドバイザー資格取得講座」では、テキスト1冊終わるごとに提出する添削課題3回の他に、レシピ指導サービスも1回利用できます。
自分で考えたアレルギー対応食レシピを専門の先生がアドバイスしてくれるので、資格取得後にも知識を活かす自信につながりますね。
資格取得後にアレルギー対応食アドバイザーとして活動したい人には、料理教室開業マニュアルBOOKでノウハウを学べます。
映像講義でも、料理教室での実践方法や、子どもとのレクリエーションなども学ぶことができますよ。
アレルギー対応食アドバイザー資格取得試験は?
キャリカレの講座が修了したら、アレルギー対応食アドバイザー資格取得試験に挑戦します。
アレルギー対応食アドバイザー資格取得試験は自分で申し込みを行い、在宅でいつでも受験できる試験です。
合格基準は得点が70%以上。
合格率は公表されていないため不明ですが、テキストを見ながら受けることが可能ですので、キャリカレの講座をしっかり学んでいれば十分合格ができます。
受験料は5,600円(税込)。
受験料を振り込むと、約2週間ほどで試験問題が発送されてきますので、自分のタイミングで受験できます。
忙しい人・学習に不安がある人にも安心の学習サポート
「アレルギー対応食アドバイザー資格取得講座」の標準学習期間は3ヶ月ですが、キャリカレは受講開始から700日間、約2年間も無料でサポートしてくれるサービスがあります。
仕事や子育てで忙しい人、焦らずじっくり勉強したい人でも、余裕を持って受講できますよね。
添削課題の提出は、郵送かWebから選択可能。
どちらでも丁寧に添削をして返信をくれます。
分からないところがあったら、メールなどで何度でも利用できる質問サービスも。
質問に対して、専任の講師が丁寧に回答をしてくれるので、学習に不安がある人でも安心して進められますよ。
受講生の受講状況に合わせて応援メールも届くので、モチベーションを保ちながら学習を進めることができそうです。
受講料は?
キャリカレ「アレルギー対応食アドバイザー資格取得講座」の受講料はこちら。
- ハガキ申込価格(税込):78,800円
- WEB申込価格(税込):68,800円
- ※送料全国一律450円
キャリカレのサイトから申し込みを行うと、1万円引きの68,800円で受講できますし、様々なお得になるキャンペーンを実施していることもありますので、ぜひキャリカレのサイトをチェックしてみてくださいね。
支払い方法は、以下から選択できます。
- Amazon Pay
- PayPay
- クレジットカード
- コンビニエンスストア・ゆうちょ銀行・郵便局
- 代金引換
クレジットカードでの支払いで、分割払いが可能です。
アレルギー対応食アドバイザーはどんな仕事に活用できる?
アレルギー対応食アドバイザーを取得している人には、子どもがアレルギーを持っている人が多いのですが、他にも仕事に役立てるために取得している人がいます。
どのような仕事に役立つのか見ていきましょう。
飲食関連の仕事をしている人
現在、病院での食事を作っている為、アレルギー対応食についてより知識を深めることができればと受講させていただきました。
丁寧な解説と、自分でテキストに書き込みながらの勉強は、とてもわかりやすく、また3回の添削提出は、期限を設けているので予定通り進めていくうえで、ある意味、自分へのプレッシャー(笑)にもなり目標にもなりました。今は取得できてホッとしています。引用:キャリカレHP
栄養士や調理士などの仕事をしている人が受講している声が見られました。
子どもはもちろん、様々な世代の人が食物アレルギーと付き合って食事をしている人がいます。
飲食業や食品メーカーなど、飲食関連の人が食物アレルギーの知識を深めることで、食物アレルギーを持つ人たちへの安心・安全な食事、美味しい食事の幅をもっと広めることにつながります。
キャリカレ「アレルギー対応食アドバイザー資格取得講座」では料理教室のノウハウも学ぶことができるので、料理教室を開業してみたいという人にもとても強みになる資格です。
子どもに関わる仕事をしている人
現職の保育士ですが、さらに詳しく勉強したく受講しました。これから一生保育の仕事に関わりたく、少しでも保護者に安心してもらえるようなアドバイスが出来たらと思ってます。
引用:キャリカレHP
保育士や、学校などの先生をしている人は、食物アレルギーを持つ子どもと接する可能性はとても高いです。
子どもへの正しい対応をすることが求められていますし、不安を抱える保護者と接することもあります。
食物アレルギーへの知識をしっかり持っていることで、安心して子どもを預けることができますし、保護者の話を聞く時にも役立つので、子どもと関わる仕事をしている人にもおすすめしたい資格です。
まとめ
ポイント
- アレルギー対応食アドバイザーは食物アレルギーの基礎知識や対応食の実践方法を習得した証
- アレルギー対応食アドバイザー資格は、キャリカレ「アレルギー対応食アドバイザー資格取得講座」を修了する必要があり、独学での取得はできない
- 食物アレルギーがある子どもの保護者が学んでいる他、飲食関係の仕事をしている人、子どもに関わる仕事をしている人にもぜひおすすめしたい資格
食物アレルギーがある人、そのお母さんお父さんは、食品を買い物する時に、原因食品が入っていないかどうか、細かく確認しながら買い物をしています。
そのような苦労や不安への理解がもっと広まり、食物アレルギーの人が安心して美味しく食事ができるようになるといいですよね。
アレルギー対応食アドバイザーは、食物アレルギーを持つ人の強い味方になれる資格ですので、ぜひ取得してみてくださいね。