日本における外食業界の市場規模は以下の理由などから減少傾向にあります。
- 人口減少や高齢化による食需要の縮小
- 節約志向の高まりによる低価格化
- コンビニエンスストアや食品スーパー市場の拡大
選ばれるお店になるためには、今まで以上に独自のメニューコンセプトが求められています。
「今までになかったメニューを開発して売り上げを伸ばしたい」
「お客様がより満足していただけるサービスを提供したい」
そのようなニーズは高まっているのではないでしょうか。
そのニーズを満たす担い手となりうるのが、“トータルフードコーディネーター”。
そこで今回は、トータルフードコーディネーター資格について詳しく解説。
トータルフードコーディネーター資格を取得して仕事で活かしたいという方の参考になれば幸いです。
トータルフードコーディネーター資格とは?
日本能力開発推進協会(以下JADP)認定のトータルフードコーディネーターは、魅力的な盛り付け、テーブルコーディネート、メニュー開発を担う「食」に関するスペシャリスト。
トータルフードコーディネーターには、食材に関する知識はもちろん、以下のような能力が求められます。
- 「食」についての幅広い知識
- マーケティングマネジメントの知識
- スタイリングのセンス
- ビジネスマインド
これらの知識能力を身につけているトータルフードコーディネーター。
レストランのメニュー開発や食品の新規開発など、「食」に関するビジネス全般におけるスペシャリストとして多岐にわたる活躍が期待されています。
トータルフードコーディネーター資格のメリット
「食」に関する幅広い知識とセンスを身につけることができるトータルフードコーディネーター資格を取得することには以下のようなメリットがあります。
- 季節や行事に合わせた食卓を演出
- 写真撮影のセンスが磨かれる
- 素敵なおもてなしができる
- メニュー開発のノウハウが学べる
それぞれ解説します。
季節や行事に合わせた食卓を演出
トータルフードコーディネーター講座では、カジュアル、エレガンス、スタイリッシュ、フォーマルなどのテーブルコーディネートを学びます。
学んだ知識を活かして、春夏秋冬、ハロウィンやクリスマスなどの行事に合わせ食卓を華やかにコーディネート。
写真撮影のセンスが磨かれる
多くの人に知ってもらうのに欠かせないツールがSNS。
良い印象を与え興味を持ってもらうためにも、SNSに載せる写真は映えることが重要。
本講座では、撮影の演出方法、カメラの操作、道具類の活用方法など撮影に関する知識を学びます。
より魅力的な料理の写真を投稿することで、新たなビジネスチャンスが生まれる可能性があります。
素敵なおもてなしができる
素敵な空間での美味しい食事は人を幸せにします。
トータルフードコーディネーターのスキルやセンスを活かし、より魅力的なホームパーティーを開催。
友人の誕生日やパートナーとの記念日などに、大切な人たちを素敵なおもてなしで喜ばせることができます。
メニュー開発のノウハウが学べる
トータルフードコーディネーターの学習では、差別化や売れて儲かるメニューの開発手法についても学ぶことができます。
また、店舗運営に欠かせない月次損益計算書の作成方法などの実務も学習。
トータルフードコーディネーター資格は仕事に役立つ?
次に、トータルフードコーディネーター資格を取得したあとの活用方法を見ていきます。
せっかく頑張って取得した資格、それをどう活かせるのかは気になりますよね。
JADP認定のトータルフードコーディネーター資格は民間の資格であるため、資格だけで仕事を得ることは難しいでしょう。
しかし、習得したスキルやセンスは様々な職種、場面で活用できます。
企業や飲食店で従業員として働くケース、フリーランスとして働くケースそれぞれを解説します。
企業や飲食店で従業員として働く
ここでは飲食店などの従業員で働くケースを紹介。
飲食店
お店の新メニューやレシピの開発に携わります。
地域特産の食材を使ったメニュー、野菜たっぷりの健康的な料理など、そのお店のコンセプトに合ったメニューを開発。
独自の看板メニューを開発できればお店の売り上げアップに貢献できます。
食品メーカー
食についての幅広い知識を持ったトータルフードコーディネーターは、食品メーカーでの新商品開発にも携わります。
食材に関する知識に加え世界各国の料理について深く知ることで、新商品のアイデアの幅が広がるのではないでしょうか。
キッチンスクール
キッチンスクールでもトータルフードコーディネーターは活躍できます。
講師として料理のレシピを考案。
料理の盛り付け、食器やカトラリーの選択、テーブルコーディネートなどを生徒に教える。
スタイリングのセンスを活かせば、たくさんの生徒に喜んでもらえる人気講師を目指せます。
フリーランスとして働く
フリーランスとして働くのも一つ。
色々なパターンがあります。
コンサルタント
飲食店の経営や商品開発の知識を活かし、コンサルタントとして企業やお店にアドバイスを行う。
売れるメニューの開発手法、お店のコンセプト作りや集客方法など店舗経営に携わり、人気店に成長させます。
フードライターフードカメラマン
読者の興味を惹きつける写真と文章を武器に、フードライターやフードカメラマンとして活躍。
食に関する正しい知識と確かな感性を持って情報を発信することで、読者の食生活向上に貢献することができます。
資格を取得する場合はキャリカレ トータルフードコーディネーター講座を受講
JADP認定の教育機関 資格のキャリカレが提供する、トータルフードコーディネーター資格取得講座を受講修了することで受験資格を得ることができます。
キャリカレ トータルフードコーディネーター講座と資格の概要は以下のとおり。
項目 | JADP認定 キャリカレ トータルフードコーディネーター資格取得講座 |
試験実施団体 | 日本能力開発推進協会(JADP) |
標準学習期間 | 4ヶ月(最長700日間サポート) |
講座受講料金 (税込) | ハガキ申込価格(税込):68,800円 WEB申込価格(税込):58,800円 ※分割払いやキャンペーンについては公式サイトをチェック |
受験資格 | 当協会指定の認定教育機関等が行う教育訓練の全カリキュラム修了者 |
受験形式 | 在宅受験 |
合格ライン | 得点率70%以上 |
試験日程 | 自由に選択 |
受験料(税込) | 5,600円 |
- 通信講座で無理のない学習カリキュラム
- 充実のサポート体制
といった初学者でも資格が取りやすいような講座になっています。
まとめ
この記事では、トータルフードコーディネーター資格のメリット、仕事への活用方法、資格取得方法について紹介しました。
ポイント
- トータルフードコーディネーターは「食」に関するスペシャリスト
- トータルフードコーディネーター資格のメリットは季節感や行事に合わせて演出ができるなど
- 資格を取得する場合はキャリカレ トータルフードコーディネーター講座を受講
トータルフードコーディネーターは、知識を学びしっかりと経験を積むことで、自身のアイデアを活かした自由な活動ができる仕事です。
資格取得を通して、食に関する幅広い知識と確かな感性を身につけてみてはいかがでしょうか。