お菓子作りの腕を認められたい!
パティシエとしてスキルを磨きたい!
技術や知識を持っているとパティシエとしての信頼が高まります。
パティシエとしての技術や知識を認めてもらう有名な資格の1つ「菓子製造技能士」。
お菓子作りで商売をしたいと考えているかたは聞いたことがあるかもしれないこの資格。
疑問
- 菓子製造技能士は独学でも取得できるの?
- 難易度はどのぐらい?
菓子製造技能士がどんな資格なのか、難易度やメリット、取得方法について紹介します。
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菓子製造技能士とは
菓子製造技能士は、パティシエの国家資格です。
菓子製造技能士を持っているとパティシエとして知識や技術を持っているということを国から認められると証明することができます。
菓子製造に関してより専門的な知識を持っている、また高い技術を持っていることを社会的に認められる資格です。
菓子製造技能士には「1級」と「2級」があり、中級者~上級者とステップアップを図れるようになっています。
プロのパティシエとして認められるというのが一番分かりやすいですね。
菓子製造技能士の取得方法
では、菓子製造技能士の取得方法について紹介します。
受験資格
菓子製造技能士は誰でも受けられる資格と言うわけではありません。
以下の受験資格が必要です。
- 実務経験のみの場合は2年以上
- 受験する職種に相当する学科を専攻している(専門学校、短大、高専、高校専攻科などを卒業している)
- 検定職種と同一の職業訓練を受けた(職業訓練の指導員資格を持っていたりその訓練を終了した者、段階ごとの職業訓練を終了した者)
菓子製造技能士は「一定の実務経験があること」が必要となります。
- 1級・・・7年以上
- 2級・・・2年以上
1級と2級でそれぞれ実務経験の年数が変わってきます。
製菓専門学校に通っている方は、2級であれば卒業するとすぐに受験することが可能。
また、1級も実務経験のみの場合には7年必要。
ですが、製菓専門学校を卒業すると、7年よりは短い実務経験で受験することができます。
1級に関しては、学校の課程や授業時間によって実務経験の期間も変わってきます。
各都道府県の受検要綱によって違いますので、確認しておくようにしましょう。
また、2級を持っていると2級に合格してからさらに2年の実務経験を積むことで1級の受験資格を得られます。
2年の実務経験を経て2級を取得。
またさらに2年の実務経験を積んで1級を受けるというのが手っ取り早く受験できる流れになっています。
短期間で菓子製造技能士の資格を取得したいと考えている方は、まずは2級の取得を目指していきましょう。
このように、菓子製造技能士を受験するためには菓子製造業で働いている実績というのが必要となります。
実務経験を積んでいない人はパティシエとしての信頼感が低くなってしまいます。
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試験内容
菓子製造業技能士の試験には「実技」と「筆記」があります。
筆記試験の内容は次の通り。
- 和・洋菓子や食品、関連法や衛生の知識
- 菓子製造やデザイン、包装保存、製造計画、官能検査
全てマークシートで選択する問題形式。
1級では工程管理や材料の手配、品質管理などの管理者になるために必要な問題も出題されます。
製菓衛生師免許を持っている場合には、願書申請時に学科免除の申請を行うと4肢の選択問題の中から5問が免除されます。
実技試験では、実際に菓子を製造します。
材料の仕込みから指定の方法で行い、制限時間内に仕上げまでの作業を終わらせるというもの。
1級ではさらに、製品検査やデザイン、見積もりなども行います。
問題は試験の約1か月前に公表されるため、事前に練習することも可能です。
申し込み方法
製菓製造技能士の試験の申し込みをする場合には、各都道府県の職業能力開発協会から受検申請書等を取り寄せ、直接又は郵送等により申込書を提出。
試験免除に該当する場合の詳細については、各都道府県の職業能力開発協会に問い合わせをします。
試験は例年、年度後期に実施されます。
受験料
それぞれの都道府県能力開発協会が指定する方法で、期日までに決められた金額を支払います。
都道府県によって金額は異なりますが、一般的には次の通り。
- 実技試験:17,900円
- 学科試験:3,100円
菓子製造技能士の難易度
菓子製造技能士の合格率は全国平均で40%〜50%と50%以下の数字となっています。
合格率は低く、誰でも簡単に取れる資格ではないという事が分かります。
プロのパティシエの称号をもらうための国家資格ということで、難易度も高いです。
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菓子製造技能士のメリット
菓子製造技能士のメリットについて見ていきましょう。
プロのパティシエとして認められる
パティシエになるには資格は必要ありませんが、製菓製造技能士の資格を取得するためには、一定の実務経験や試験が必要です。
試験をクリアすることによってプロのパティシエとして認められます。
合格率も低いことから、資格を持っているというだけでプロの技術や知識を習得していると判断されることになります。
転職に有利
菓子製造技能士は合格率も低く、有名な難しい国家試験でもあるので業界の中でこの資格を持っているということはかなりの強みになります。
転職をする際に資格を持っていると、パティシエとして充分な技術や知識を持ち備えていると判断されて就職や転職に有利。
1級も取得している場合には製造計画や見積もりなどの知識も見に付くので
1級まで取得していれば、製造計画や見積もりなどオーナーパティシエに必要なスキルも身につきます。
製菓衛生師が役立つ
パティシエに関する資格には、菓子製造技能士の他にも「製菓衛生士師」というものがあります。
製菓衛生師の資格を持っていると、菓子製造技能士の試験の一部が免除されることは説明しました。
逆に、菓子製造技能士の免許を持っていると、製菓衛生師の試験の一部が免除できますので、両方の資格を持っているとより良いです。
製菓衛生師のほうが難易度は低い傾向にありますので、先に製菓衛生師をとっておくのもおすすめです。
職業訓練指導員免許の取得に有利
職業訓練指導員というのは、求職者や学卒者にお菓子作りを教える仕事です。
職業能力開発施設で仕事をすることができます。
都道府県が運営している職業能力開発施設で働くと、地方公務員という扱いになるのがポイント。
菓子製造技能士の資格を持っていると、職業訓練指導員の実技試験の一部が免除になるので取得に有利になります。
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まとめ
ポイント
- 製菓製造技能士の資格はプロのパティシエと認められる国家資格
- 難易度は高め
- 受験資格には一定の実務経験が必要
- 試験には学科と実技がある
- 製菓製造技能士の資格を持っていると製菓に関する他の資格取得などに役立つ
製菓製造技能士の資格はプロのパティシエと認められたい人には絶対に取っておくべき資格です。
製菓製造技能士を持っていることで、製菓に関する他の資格取得や、仕事に役立てることができるので持っておくのがおすすめ。
実務経験が必要なので、受験資格に当てはまっているかどうか確認して、製菓製造技能士の資格を取得しましょう!
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